アイナ・ジ・エンドが『白雪姫』の歌声に涙も…「ここまで汚れのない声色って、なかなかない」

アイナ・ジ・エンドが『白雪姫』の歌声に涙も…「ここまで汚れのない声色って、なかなかない」

世界初のカラー長編アニメーションであり、真の“ディズニークラシック”として愛される不朽の名作『白雪姫』(37)が、実写ミュージカル版『白雪姫』(公開中)となってスクリーンに登場。白雪姫の心情やドラマチックなストーリーを鮮やかに表現した珠玉の楽曲たちも、観客を魅了し続けている。そこでMOVIE WALKER PRESSでは、ディズニー作品の大ファンで、一度聴いたら虜になってしまう唯一無二の美声と世界観を持つ歌姫、アイナ・ジ・エンドにインタビューを敢行。歌い手としての視点から感じた楽曲の聴きどころや、白雪姫の歌声が心を震わせる理由。ディズニー音楽から受けた影響など、たっぷりと語ってもらった。

『白雪姫』がミュージカルとなって現代のスクリーンに蘇った
『白雪姫』がミュージカルとなって現代のスクリーンに蘇った[c]2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

「純度の高い歌声を聴くと、涙が出るんだと実感しました」

外見の美しさと権力に執着する邪悪な女王によって闇に支配されていた王国で、雪のように純粋な心を持つ白雪姫が巻き起こす奇跡を描く本作。『ラ・ラ・ランド』(16)、『グレイテスト・ショーマン』(17)などヒット作を手掛けてきた作曲家パセク&ポールが、音楽を担当した。

ディズニー作品が大好きだというアイナにとって、鳥やうさぎなど森の動物たちと交流を深めながら前に進んでいく白雪姫は、「身近にいそうな、どこか親近感のあるプリンセス」だという。最大の魅力だと感じているのは、「ピュアさ」。「おばあさんになった女王が白雪姫にりんごを持っていきますが、それを食べてしまうくらい人を信じられるのが白雪姫。人を信じられるというのは、強さですよね。すごくカッコいいなと思います」と惚れ惚れ。ミュージカルとして蘇った『白雪姫』では、楽曲や歌声からも白雪姫のピュアさをはじめ、映画の放つエネルギーをたくさん受け取ったと続ける。


白雪姫の最大の魅力は「ピュアさ」だと語ったアイナ・ジ・エンド
白雪姫の最大の魅力は「ピュアさ」だと語ったアイナ・ジ・エンド撮影/興梠真穂

白雪姫が王国の現状を憂い、人々が幸せに暮らす世界を夢見ながら、“変わりたいのに変われずにいる自分”への葛藤を歌う楽曲「夢に見る 〜Waiting On A Wish〜」は、「映画館でそのシーンを観た時に、泣きました」とアイナ。オリジナル版で鑑賞したところ、白雪姫を演じたレイチェル・ゼグラーの歌声に心を鷲掴みにされたとのこと。「レイチェル・ゼグラーさんの発する声には、毒気が一切なくて。歌声に一点の曇りでもあれば、歌詞って届きづらくなるものだと思うんです。でもレイチェルさんは本当にピュアな歌声で、“願い”や“夢”を歌っていました。歌詞との共鳴具合が半端なかったですね。ここまで汚れのない声色って、なかなかないと思います。純度の高い歌声を聴くと、涙が出るんだと実感しました。レイチェルさんの歌声はとても魅力的で、尊敬します」とリスペクトを込める。

プレミアム吹替版のミュージックトレーラーも鑑賞したアイナは、白雪姫役の吉柳咲良の歌声も「ものすごく琴線に触れた」と感嘆しつつ、「和訳がすごい」と太鼓判。「映画のなかで、白雪姫が井戸の水に自分を映していると、亡くなったお父さんの笑顔が浮かんでくるシーンがあって。そこでは“願いの井戸”という歌詞が、シーンの映像や語感ともぴったりと合っていて本当にすごいなと思いました。“夢に見る”という誰にでも伝わる日本語で白雪姫の心情を表現しているところも、すばらしかった」と歌詞と映像、白雪姫の心情のリンクに驚きを隠せない。

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