アイナ・ジ・エンドが『白雪姫』の歌声に涙も…「ここまで汚れのない声色って、なかなかない」
「セリフに付随してメロディが乗っているような感覚を味わえるのが、ヴィラン曲の好きなところ」
一人で思い悩んでいた白雪姫は、城の外へと誘ってくれたジョナサンと出会い、次第に彼と心を通い合わせていく。“一人じゃない”、“怖いけれど信じてみたい”という歌詞と共に、この人と手を取り合えば一歩踏みだしていけるのではないかという高揚感と恋の喜びを歌ったのが、白雪姫とジョナサンのデュエット曲「二人ならきっと」だ。
アイナは、「色で言うと、ピンク色。心が軽やかになったり、弾んだりするような曲」と同曲を表現してにっこり。ゼグラーとジョナサン役のアンドリュー・バーナップの歌声の相性のよさにも酔いしれたそうで、「アンドリューさんは、甘さも残るけれど、どしっと肝が座っているように感じられる声色をしていました。白雪姫のようなピュアな声色の相手だけではなく、ヴィラン系のキャラクターとも相性がいいんじゃないかなと。きっとどんな相手でもハモれる声色だと感じました。『二人ならきっと』は、そのよさが存分に発揮された楽曲だと思います」。さらに吉柳とジョナサン役の河野純喜(JO1)が見事なハーモニーを響かせたプレミアム吹替版の同曲も耳にし、「白雪姫を演じる吉柳さんの透明感ある歌声と、河野さんの少しハスキーでありながら、甘さも残る歌声。その歌声が合わさることによってかわいらしさが引き立つような楽曲になって、フレッシュなサウンド感に浸ることができます。プレミアム吹替版には、何度も聴きたくなるような魅力がありました」とそれぞれのよさを口にしていた。
圧倒的な存在感を放つ、妖艶で恐ろしい女王が歌い上げるヴィランソング「美しさがすべて」は、観客も震えるような迫力満点。雪のように純粋な心を持つ白雪姫の“本当の美しさ”に嫉妬し、命を狙う女王役を担ったのは、ガル・ガドット。プレミアム吹替版は、月城かなとが演じた。
「やっぱり女王はカッコいい!」と切りだしたアイナは、「懐の深いところを攻めていくマインドが、歌からも感じられました。メロディからも、女王の余裕を感じられるような楽曲」としみじみ。ディズニーのヴィラン曲では『リトル・マーメイド』の海の魔女、アースラが歌う「哀れな人々」がお気に入りだというアイナ。「まずセリフがあって、それに付随してメロディが乗っているような感覚を味わえるのが、ヴィラン曲の好きなところです。譜面とピッタリと合うように歌うのではなく、話し口調にしたりと、ヴィランはセリフが印象に残るように歌うことが多いような気がします」と語りつつ、「歌い終わりの語尾にゾクッとする」とヴィラン曲に隠された特別な味わいについてコメント。
「『美しさがすべて』ならば、『美しければなんでもあり!』と歌ったあとに、『でしょう?』と続くフレーズがあります。『美しければなんでもあり!』で、もうこのフレーズは歌い終わったな…と思いきや、さらにそこを超えてもう一段階、圧をかけてくるのがヴィラン。これにはドキッとする!」と楽しそうな笑顔を浮かべ、「プレミアム吹替版の月城さんの歌声も、すごかったですね。言葉の壁を感じないような、ヴィランの迫力がありました。大拍手を送りたくなりました」と興奮を伝えていた。

『白雪姫』オリジナル・サウンドトラック
CD発売中/デジタル配信中
試聴・詳細はこちら:https://www.universal-music.co.jp/snow-white/