ジャッキー・チェンがツルツルの20代に!デ・ニーロ、ウィル・スミスなどディエイジング技術で若返った世界のおじさん俳優たち
4月7日に71歳の誕生日を迎えた映画界のレジェンド、ジャッキー・チェン。いまなおアクションを撮り続けており、“ジャッキー50周年記念プロジェクト第2弾”となる最新作『A LEGEND 伝説』が4月11日より公開中だ。
さすがに往年のようなアクロバティックかつハードなアクションは厳しいものの、本作では“あるマジック”によって観客を驚かせるような若々しい姿を見せている。その方法とは、ここ数年で多くの映画に導入されるようになった“ディエイジング技術”だ。
2000年の時を超えて、ジャッキーが20代に!
『ポリス・ストーリー3』(92)、『レッド・ブロンクス』(95)など数々の作品でタッグを組んできたスタンリー・トン監督との記念すべき10作目となる『A LEGEND 伝説』は、2000年の時を超えて夢と現実が交差するアクションアドベンチャー。
新疆ウイグル自治区にある氷河近くの遺跡で発掘調査を行っていた考古学者のファン教授(ジャッキー)は、前漢の武将である霍去病(かくきょへい)の部下、趙戦として匈奴と激しい戦いを繰り広げ、謎の美女を救う夢を見る。その後、発掘された前漢時代の遺物のなかに夢で見た翡翠の装飾品を見つけた教授は、それが夢と現実世界をつなぐ鍵であることを知る。
現代と前漢、2つの時代を股にかけた大スペクタクルな物語が展開する本作。ジャッキーは、現代では部下たちと共に謎に迫る老練な考古学者を演じる一方、前漢時代では27歳の若き武将としての姿を披露している。
この“若ジャッキー”は、スタンリー・トン監督が作品の構想を思い浮かべた際に役を演じられるのがジャッキー以外に考えられず、テクノロジーを駆使して若い頃のジャッキーをよみがえらせる結論に至ったことから実現。
本作ではディエイジングするにあたってAIテクノロジーを駆使。ジャッキーの昔の写真と動画をコンピュータに読み込ませては20種類ほどのサンプルを作りだすと、そのなかから一番カッコいいルックスのものを選んだそうだ。
そんなジャッキー、実は『A LEGEND 伝説』以前にも若返りを経験済み。『ナイト・オブ・シャドー 魔法拳』(21)ではVFX技術によって20代の頃の顔を細部にわたって分析し、繊細なレタッチを重ねることで、自然かつ若々しい姿としてよみがえった。