【TOHOシネマズ 立川立飛篇】トップミュージシャンが音楽ライブを開催?映画館にまつわる歴史&トリビアを大特集!

【TOHOシネマズ 立川立飛篇】トップミュージシャンが音楽ライブを開催?映画館にまつわる歴史&トリビアを大特集!

ドリンクバーは意外な使われ方も?モバイル・セルフオーダーも導入

「イマーシブ・サウンド・システム」対応のIMAXデジタルシアター
「イマーシブ・サウンド・システム」対応のIMAXデジタルシアターTM & [c] TOHO Cinemas Ltd. All Rights Reserved.

コロナ禍での開業となった当劇場。元支配人によると「先行きが不透明ななか、支配人やマネージャーの着任が予定より約1か月遅れる波乱万丈なスタートを切り、急ピッチでのスタッフ採用や研修を行うスケジュールとなりました。本来なら、食事会などをして親睦を深めると思いますが、そういうものは一切できなかったです。とはいえ、それぞれの心は離れることもなく、マネージャーにも親身に研修を行ってもらいましたし、全員が努力して一致団結したうえで、無事に開業を迎えることができました」と安堵の表情を見せる。

1日の上映回数が最も多かった映画(7月10日時点)は、開業して約1か月後に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(20)だ。「まだ、スタッフが不慣れななかでの大作でしたが、映画が大ヒットしたことで劇場の認知度もアップしたのではないかと」。

映像や音にとことんこだわったスクリーン
映像や音にとことんこだわったスクリーンTM & [c] TOHO Cinemas Ltd. All Rights Reserved.

コンセッションでは「ポップコーン」「ホットドッグ」「チュリトス」などが人気だが、元支配人によると「若いお客様が多く、隣にはサッカーコートがあるので、映画を観ないお客様が、売店利用の目的でポップコーンなどを買いに来たりもされます。ドリンクバーも共に利用していただいています。おそらく当劇場がショッピングモールなどに出店しているのではなく、一棟で独立した映画館なので、入りやすいのかもしれません」と立地のメリットも口にする。

また、対面での接客が商品の受け渡しのみという画期的なモバイル・セルフオーダーもより利便性の高いサービスとなっており、功を奏した。ちなみに現在、導入されているのはTOHOシネマズでは上野と立川立飛のみとなる。

映画館で音響監修を手掛けたLOVE PSYCHEDELICOのライブを開催!

元支配人が在籍していた時に印象に残ったイベントとしては、当劇場の音響監修を手掛けたNAOKIが属するLOVE PSYCHEDELICOがプレミアムシアターで開催したライブイベントを挙げる。「映画上映ではなくて、音楽ライブを開催しましたが、なかなかない試みだったかと思います。要は映画館の音響設備を使ったライブで、音のよさもアピールできたと感じました」。

最高のカスタムスピーカーを備える、プレミアムシアター
最高のカスタムスピーカーを備える、プレミアムシアターTM & [c] TOHO Cinemas Ltd. All Rights Reserved.

プレミアムシアターや轟音シアターでは、人の耳による10万分の1秒単位で、各スピーカーの再生開始時間の調整を実現。音にとことんこだわり抜いており、アニメファンなどからも大いに支持された。元支配人によると「『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の轟音上映がとても反響が大きかったので、お客様の声を反映したうえで、立川はずっとロングラン上映を続けました。それについてはファンの方から喜びの声もいただきました」と笑顔で語る。

もともと立川といえば、「映画の街」としても知られていたが、TOHOシネマズ 立川立飛が開業したことについて、元支配人は「より立川の映画人口を増やそうということが目的だったかと思います。特にIMAXはこのエリアで初導入でしたし、轟音やプレミアムシアターにも、多くの映画ファンの方々に来ていただけてありがたかったです。そういう意味で、映画人口の底上げはできたかなと思っています」と述懐。

立川立飛の開業当時から変わったことや変わらないことについて尋ねると「まだ開業5周年という若い劇場ではありますが、入場方法がモバイルチケット、自動音声開場案内へと変更になり、飲食売店もモバイル・セルフオーダー方式へ移行するなど、よりお客様の利便性を高める施設へと生まれ変わっています」としっかりアピール。

 アニバーサリーを迎えるTOHOシネマズの全国17劇場で配布されるTOHOシネマズシアターカード
アニバーサリーを迎えるTOHOシネマズの全国17劇場で配布されるTOHOシネマズシアターカードTM & [c] TOHO Cinemas Ltd. All Rights Reserved.

なおTOHOシネマズの全国17劇場で開催中のアニバーサリーキャンペーンでは、4月から12月の9か月間にわたって、様々なサービスを展開していく。対象劇場は、今回紹介した立川立飛のほか、同じ5周年の池袋、10周年の新宿、ららぽーと富⼠⾒、アミュプラザおおいた、15周年の上大岡、20周年の府中、ひたちなか、⽔⼾内原、津島、⼆条、直⽅、25周年の浜松、ファボーレ富⼭、岐⾩、泉北、⼤分わさだだ。ぜひ最寄りの場所や気になっている映画館をチェックし、お目当ての映画を観に行っていただきたい。


取材・文/山崎伸子

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