原菜乃華×なえなのが振り返る、映画『見える子ちゃん』共演シーン「感情が高まった」「私だけの贅沢な時間」
「原ちゃんのお芝居をゼロ距離で見られる、私だけの贅沢な時間」(なえなの)
――細かく丁寧に作り上げられたキャラクターだと伝わって来ます。これも山下さんから伺ったお話なのですが、現場では女子高生役のみなさんが盛り上がっている様子を遠くから見るのも楽しかったとのこと。どんな話をしていたのでしょうか?
なえなの「なんかずっと楽しかったよね?」
原「楽しかった!本当に久しぶりに女子高生トークをしたなって感じ」
なえなの「うん!女子高生っていうか、女子トークだよね」
原「主に美容の話。美容に関しての情報交換をずっとしていたのがすごく楽しかったです」
なえなの「そういえば、パック買った?」
原「あ…」
なえなの「え?買ってないの!?買うって言ってたじゃん!」
原「いやいやいや、あのね。カートには入ってるの!」
なえなの「聞いてくださいよ!現場で『いいパックないかな』って話になって、私が激推ししたパックがあるんです。撮影の時に薦めたのでもう1年以上前になるのかな。少し前に会った時に感想を聞こうと思ったら、『カートに入ってる』って(笑)。あとは購入ボタン押すだけなのに、まだ買っていないって…」
原「聞いて!カートには入れてるの!」
なえなの「いやいやいや。偉くないからね。カートもびっくりだよ。『いつまで入れてるのこの人?』って思ってるよ(笑)」
原「買う意志はめちゃめちゃある!ずっとカートに入ってるんだけれど、公式サイトを見つけたからそっちからいこうかどうかってところで…」
なえなの「どっちからでもいいから買え!買え!」
原「絶対、買う!そのつもりなの!ちゃんと買ったら連絡します!」
なえなの「はい、買ってください(笑)」
――いまのやり取りで、現場で盛り上がっていた様子が想像できます(笑)。共演シーンでの感想もぜひお願いいたします。これも山下さん情報ですが、原さんの目力のすごさと、なえなのさんのまさにユリアな感じのかわいらしさと空気の読めない感じが良かったとおっしゃっていました。
原「うれしいー!」
なえなの「空気が読めない?役が、ですよね?(笑)」
――もちろんです。役としての感想です!
原「アハハハ。でも本当にユリアそのまんまだと私も思いました。登場シーンからすごく好きで、まとっている空気感が一人だけ違うというか。ユリアってつかみどころのない不思議なキャラクターなので、演じるのはすごく難しいと思うんです。でも、なえなのちゃんは役をやっているというより、ナチュラルにその場にいてユリアだという説得力がすごくある。すごく不器用だけど優しい子で信念もあるところは、ちょっとなえなのちゃんと似通っているというか。なえなのちゃんと話していてもすごくユリアを感じる瞬間があるんです」
なえなの「なんかうれしい!」
原「だから、監督の『そのままで』という演出もすごく分かります。私はみことユリア、2人の感情が高まるシーンがすごく印象に残っています。なえなのちゃんのお芝居にすごく助けられて感情が出て来たので、ぜひ注目してほしいと思っています」
なえなの「私もそのシーンでの原ちゃんの演技に本当に感動して」
原「うれしい!」
なえなの「原ちゃんのお芝居をゼロ距離で見られるという、私だけの贅沢な時間でした。涙を流している原ちゃんに大声で『あなたは本当にすごいよ!』って叫びたくなる気持ちをグッと抑えてユリアちゃんを演じていたのを覚えています。本当にすばらしい女優さんで尊敬しています。原ちゃんがいたからあのシーンは自分もよくできたなと思っています」
原「すごくいい空気感だったよね。夕焼けのシーンだったけど、ただ並んで座っている時に、『なんか私、いま、みことユリアになっている!』って感じたんだよね。あまり喋らなくても、ちゃんとつながっている感じがしてすごく好きなシーンになりました」