水上恒司×ユンホ、歌舞伎町で炸裂する最強バディアクション!『TOKYO BURST-犯罪都市-』舞台裏を明かす
主演マ・ドンソクが怪力刑事マ・ソクトを演じ、第1作688万人、第2作1269万人、第3作1068万人、第4作約1080万人を動員した韓国発の大ヒットクライムアクション「犯罪都市」シリーズ。その世界観と繋がる日本オリジナルストーリーのユニバース作品『TOKYO BURST-犯罪都市-』が、5月29日より公開中だ。
新宿歌舞伎町で育った新宿中央署の新人刑事・相葉四郎(水上恒司)。かつて暴走族の総長だった過去を持ち、その血の気の多さからたびたびトラブルを招いていた。そして、国際指名手配犯の村田蓮司(福士蒼汰)とキム・フン(オム・ギジュン)の行方を追う韓国警察庁の刑事チェ・シウ(ユンホ)。出会ったばかりの2人は反発し合うものの、村田とキムが歌舞伎町に潜伏しているとの情報を受け、急きょタッグを組んで捜査に乗りだす。やがて彼らは、集団強盗事件を発端に、武闘派ヤクザと歌舞伎町最大級のホストグループによる大規模な抗争へと発展していく事態に直面。
本作で初共演を果たした水上とユンホ。歌舞伎町を舞台に巨悪へ立ち向かうバディを熱演した2人が、互いの印象をはじめ、役づくりのために意識したことや撮影現場でのエピソード、息の合ったアクションシーンの裏側について語った。
「今回はこれまでとは違うタイプの役だったので、従来のイメージを打破したかったです」(水上)
――お2人の共演は初めてだと思いますが、それぞれの印象を教えてください。
水上恒司(以下、水上)「いまの俳優業って、みんないい人ばかりで、それがベースであるということはあるんですけど、それを考えてもずば抜けていい人だと思います。本当に細かくスタッフさんやエキストラさんやキャストにも気を配られていたし、通行止めで通りすがる人に対しても細やかな配慮があって、そういう記憶を一番に思い出します」
ユンホ「ちょっと恥ずかしいですね。ありがとうございます。水上くんは、初めてお会いしたときは真面目な感じだったんですけど、撮影に入るとスイッチが入ってタフになります。そのギャップがすごくてどっちが本物なんだろうと思うくらい、切り替えがすごかったです。水上くんも周りのスタッフさんに対してすごく優しいし、決して上からじゃないんですけど、20代なのに仕事のことをちゃんと考えていました。すごく頼もしいなと思いましたし、水上くんが主人公を演じてくれて本当によかったです」
――今回、お2人共に、演じられた役が普段の印象と違いますよね。役のルックに関しては、アイデアを出されたんでしょうか?
水上「僕に関しては、役者としてこれまで様々な役をいただいてきましたが、今回はこれまでとは違うタイプの役だったので、従来のイメージを打破するために“鬼剃り”をしようということを提案しました。結局採用されなかったんですけどね。結果的に、地毛でいこうということで、ヘアメイクさんがアイパー(※M字型に頭を刈りあげるスタイル)というのをかけてくださったんです。この髪型もキャラクターを際立たせる要因になったんで、とてもいいものになったと思います」
ユンホ「韓国から日本に来た刑事なので、韓国っぽいスタイリングが見せられたらいいなと思ったんですね。韓国の刑事ってあんまりスタイリッシュじゃないので、そのリアル感が出るように考えました。そのほかにも、キャラクターについて監督とたくさんやりとりしましたね。実は元々チェ・シウというキャラクターはもっと無口でエリートなキャラクターだったんです。でも、彼が1人で日本に来るということを考えると、エリートなだけでなくて乱暴な性格も持っているんじゃないかと思って、キャラクターを作っていきました」
――こういった犯罪を追う刑事もの、ノワールのような作風にはもともと興味がありましたか?
水上「若い時って青春ものとか爽やかな作品に出る機会が多くて、なかなかこれまではこのような作品に関わることが少なかったんですけど、ノワールは個人的に気になっていたし、好きですね。いつかは政治ものにも出てみたいんです。でもそういうのって、中心になるのが40代、50代の俳優になると思うので、もうちょっと年齢が上になってからかもしれないんですけど、人間のダークサイドに迫った作品に出られたらいいなと思っています」
――ユンホさんは2021年のソロ曲「Thank U」のミュージックビデオが、こういうノワール的な感じで、ファン・ジョンミンさんとも共演されていましたね。
ユンホ「あのころは、新たな一面を見せたいということで、ああいう世界観に挑戦させてもらったんです。特にノワールというジャンルが好きということはなくて、いろんなことが体験できればいいなと思っているところです。最近、周りから『ユンホはホラーやスリラーも似合うんじゃない?』って言われるので、そういうものにも挑戦したいですし、僕の子どものころの夢が検事だったので、検事ものにも出てみたいですね」
「韓国の国技であるテコンドーを活かしたアクションシーンにも注目していただきたいです」(ユンホ)
――『TOKYO BURST-犯罪都市-』は、アクションも魅力的な作品ですが、アクションシーンの思い出は?
ユンホ「リハーサルも結構、厳しかったですね。プロレスの技をやったり、ワイヤーアクションもあったりするし、『本当に大丈夫なのかな?できるのかな?』って思いました。でも、みなさんが情熱的にやっていたので、僕も負けたくないと思ったし、よいシナジー効果になっていたと思います」
水上「僕は『TOKYO BURST-犯罪都市-』の前にもアクション映画には出演していて、作品によってそのアクションの個性ってものがあると思います。そのなかでもなぜその拳を振るのかっていう理由がはっきりとおもしろく描かれていないといけないなと思っています。今回のアクションで印象に残っているのは、僕のキャラクターが石頭だってことですね。ヴィランの村田蓮司を演じた福士蒼汰さんとのアクションシーンでは、けっこう頭突きをするんですね。アングルによっては、ちゃんと頭を当てないといけないんですけど、頭突きって、目で距離を確かめにくいんですよ。だから、気を付けないといけないなと思いつつも、撮影の後半に福士さんに僕の頭が当たってしまったことがあって、その時はめちゃめちゃ謝りました。福士さんは大丈夫だよって言ってくれましたけど、僕の練習不足を実感してしまいました」
――水上さんは、本当に石頭なんですか?
水上「小さいころから、頭を打ったりする事故みたいなことはあって親からも心配されていたんですけど、それでもいまも元気ってことは、石頭にありがとうって感じですね(笑)」
――ユンホさんはアクションシーンはいかがでしたか?
ユンホ「僕の役は韓国の警察官なので、韓国の国技であるテコンドーを使ったり、回し蹴りをしたりすることが重要でした。僕自身、昔からキックボクシングをやっていたんで、内田監督と相談しながらアレンジを加えて演じました。回し蹴りをした時に少し滑ってしまって痛かったんだけど、大きな問題にはなりませんでした。結果的にはかっこよく撮れているので、ぜひそこにも注目して観ていただきたいですね」

