賛否両論!?メラニア・トランプを追ったドキュメンタリー映画『メラニア』をあなたはどう見る?
この映画にメラニアの真意は反映されているのか?
──メラニアはユーゴスラビア(現スロベニア)出身で、外国出身のファーストレディとしては史上2人目、約190年ぶりだそうです。
野口「トランプの最初の奥さん、イヴァナもチェコ出身(当時はチェコスロバキア)でしたよね。トランプは移民に厳しいのに、奥さんは外国人っていうのがやっぱり不思議ですよね」
別所「デザイナーとか、いろんな国の方が出てきましたね。エルヴェ・ピエールと一緒にいたスタッフの女性も日本人の方でした」
斉藤「ミャンマー出身のインテリア・コーディネーターもいた。メラニアはみんなのこと信頼している感じだったよね。多様性を意識しているのかな」
渡辺「うちの旦那は移民政策を強化しているけど、私は移民に寛大なのよ、っていう」
野口「そうすることで反トランプ層を取り込める、っていう説もあるらしいです」
斉藤「じゃあ、トランプが嫌いな人がこの映画を観たら、メラニアに対していい面を発見できるってことでしょ。たとえそれが、ちょっと作り物っぽいとはいえ」
渡辺「でも、本当に言いたかったことなのかもしれない。こういう形でしか言えないじゃない。メディアも彼女にはなかなかマイクを向けないでしょ。だから『皆さん、私のことをトランプと同じように考えているかもしれないけど、私はトランプとは違う価値観を持ってるのよ』っていうことを、本作を通して柔らかく言いたかったのかも」
別所「そうかもしれないですね」
斉藤「就任式前にトランプが演説のリハーサルをするシーンでは、メラニアが『こういうふうに言ったら?』みたいな提案をトランプが受け入れていたよね」
別所「就任式の演説でトランプが実際にそのフレーズを言ったら、会場がすごく盛り上がって。トランプがメラニアに『やったぜ!』っていう感じでアイコンタクトしていましたね(笑)」
大統領就任式の舞台裏から見える人間模様
──準備期間を含めて、大統領就任式の舞台裏がじっくり描かれているところも本作の大きな見どころになっています。
野口「メラニアがデザイナーと打ち合わせを重ねていた、就任式の晩餐会のテーブルセッティングはすごく豪華でしたよね。テーブルクロスや食器のカラーコーディネートも素敵でした」
別所「金色はトランプが大好きな色だから使いたい、とか。あと真っ赤な招待状がめちゃくちゃ大きくなかったですか⁉やっぱりこういうセレモニーって、各分野の専門家が大勢でチームを組んで作り上げられているんだな、って改めて思いました」
野口「就任式では歴代大統領たちが奥さん同伴で参列されていましたね。でも、オバマさんが1人で参加していたのが気になりました」
渡辺「奥さん、出席したくなかったんじゃない?当時のニュースでもちょっと見た記憶がある」
別所「あと就任式で、ちょっと脇に立たされていたバイデン夫妻の映し方には意図的なものを感じました。“追いやられた人たち”みたいな見え方だったので。あと、出席者の方がみんな笑顔でいるなか、大統領選で敗れたカマラ・ハリスの表情は硬めでしたね。カマラのことも、わざと映していたのかなと」
斉藤「そういった一部始終が細かく映画で描かれていたのは、確かに興味深かったね」
