映画は映画館で観ることに意味がある!「第1回映画館大賞」アンバサダーLiLiCo&LEOの映画談義をたっぷりお届け
「映画館で観たあのセリフを、いまだに思い返すことがあります」(LEO)
――LEOさんにとって、忘れられない映画館体験はありますか?
LEO「ロバート・レッドフォードの俳優引退作とされた『さらば愛しきアウトロー』を観た時のことは、忘れられません。まだBE:FIRSTになる前のことですが、日比谷にその映画を観に行って。『子どものころの僕がいまの自分を見て、誇りに思うかどうか』というセリフに、“そうあれる自分でいよう”とものすごく感銘を受けました。BE:FIRSTとして音楽をやっていくなかでも、いまだにそのセリフを思い返すことがあります。『Mainstream』という曲を出す前、“自分たちがいまやりたいことってなんだろう”とすごく考えていて。メンバーを集めて、『いま、みんなと同じ方向を向けているかと怖くなる時がある』と想いを打ち明けたことがありました。“僕は仲間にちゃんと言いたいことを伝えられているのだろうか”、“このままではダメなんじゃないか”という直感があり、そういうのは自分らしくないと思ったんです。
だからこそ自分の弱いところも全部さらけだして、『みんなはいま、どう思っているのか。それを教えてほしい』と口にしました。そこで“僕はこう思っている”、“こうやって進んでいきたい”とみんなが自分の想いを明かしながらたくさん討論をして、“ちゃんと同じ方向を向けている”と確かめ合うことができた。そうやって生まれたのが、『Mainstream』です。いまはインターネットも普及していて、いろいろな場所で様々な意見があがることもあります。もちろん苦しいことだってあるし、心の状態を整えなければいけないことだってある。そんな時に僕は、過去の自分がいまの僕を見たら、“夢を叶えている”と思ってくれるだろうなと、昔の自分から力をもらったりしています。いつでもあのセリフが、自分であることの大切さを教えてくれるようなところがある。僕にとって映画は、先生のようなものでもあるなと思います」
「映画館で知らない人と一緒に笑ったり泣いたりする時間って、本当にすばらしいもの」(LiLiCo)
――LEOさんの人生にとっても、映画は欠かせないものですね。そんななか、“映画館で観る”ことならではのよさについてどのように感じていますか。
LiLiCo「やっぱり映画は映画館で観るために作られているものなので、臨場感がまったく違います。家だったら2つのスピーカーで聴くようなところ、いまの映画館はスクリーン全体がスピーカーですから!さらに知らない人と一緒に笑ったり泣いたりする時間って、本当にすばらしいものだと思うんです。自分ではあまり気にしていなかったところで笑い声が起きたり、シリーズものならばファンと一緒に観るとまた特別な盛り上がりがあったり。私は、いまの2000円の映画料金は安いと思っています。だって2000円で、人生が変わる可能性があるんですから」
LEO「LiLiCoさんがおっしゃるように、僕も映画は映画館で観るために作られていると感じています。僕自身、音楽をやっているうえでも、ライブ会場での体験ってやっぱり特別なものだと思うんです。もちろんその先に、映像としてまた新たな楽しみ方をしてほしいという想いはあるんですが、ライブでは目の前にいる人のことを考えてパフォーマンスをしているので、そこには特別な熱がある。映画を作っている方たちも、映画館で観てほしくて作品をつくっていると思いますし、作り手の方が込めた想いのすべてを受け止められるのは、やっぱり映画館しかないと感じています」
