成田凌「それぞれの形で拡散して」と熱願!ロケ地富山県上市町に凱旋した映画『#拡散』の感謝上映会に密着

成田凌「それぞれの形で拡散して」と熱願!ロケ地富山県上市町に凱旋した映画『#拡散』の感謝上映会に密着

映画の解釈は「観る方に委ねたい」

役と重なる部分や、物語でキーワードとなるSNSとの向き合い方についての質問では、「信治は、途中からというか、本来持っていたであろう承認欲求みたいなことが、自分からなのか他者からなのか、どんどん大きくなっていって、そのなかでいろんな欲望に飲まれていって、最後にはああなるということだったと思うんですけど。僕自身に承認欲求があるのかないのか、自分でも正直わからない部分があるんですけど。やっぱり作品とかやるとね、気になって(SNSを)見る時もあります。賛否があって当たり前だと思いますし、一つの意見として自分は受け入れてるかなっていうのはありますね」と成田が回答。さらに、「気にはするけど気にはしないみたいな。ずっと矛盾のなかで、なんとなく自分のなかで消化して、流しはしないけど、流せる技術はできてきたかなっていう気はします」と自身の想いを丁寧に説明していた。港は「嘘と噂に翻弄されてるだけの人間です!翻弄されてる嘘というものをテーマにしたという…」と作品づくりに繋がったと笑い飛ばしていた。「できるだけSNSと距離を置くような生活をしている」という白監督のコメントに対し成田は「距離は難しいですよね」としつつ「楽しいものとして、いい向き合い方をしたいです」とも付け加えていた。

自身のSNSとの向き合い方について語る
自身のSNSとの向き合い方について語る

エンディングのシーンの解釈について訊きたいとの質問に、白監督は「映画を皆さんが観て、どうリアクションするのか。映画を観たら黙って帰るとは思わない。周りに話したくなる映画になると思います。この映画は皆さんが観てディスカッションして完成します。なので、解釈や意味については、お客さんに任せたいです」と呼びかけたうえで、観客の反応や解釈は「すべて正解!」とも話していた。

このシーンに関して港は「映画でしか表現できないことがあります。『こういう意味です』とはちょっと言いづらい。感じたままに考えてくだされば、としか言いようがないところがあります」と回答。「演じる身としては明確に(解釈や答えを)持っていないとできないんですよね…」と前置きした成田に、港は「もう、(脚本で)丸投げしましたから(笑)」とニヤリ。「いろいろ考えさせていただきました」と反応した成田は「自分的には浅岡信治の人生の最後の時間なのかもしれないと思いながらやってみました」と答えていた。

撮影中の大変だったことは?
撮影中の大変だったことは?

「撮影で大変だったこと」について成田は、「寒いとか全然気にしない派。気にしないというか、気になりません」と11月の撮影でも寒さは問題なかったと笑顔を見せる。「毎日早く終わっておいしいご飯食べられて幸せだったので。苦労はちょっと忘れちゃってるかもしれないな」と振り返った成田は大変だったことは「脚本を読んで考えてる時間」と答え、「苦労って言ったら苦労かもしれないけど、すごい楽しい時間でしたね」と微笑み、「ちょっと読んでみて!って言われて、脚本を読んだら、こういう題材だよってなって。これに参加するっていうのは、多少なりとも勇気が必要というか。強い気持ちがないとなと思ったんですけど」と正直な気持ちを言葉にする。しかし「脚本を港さんが書いているという時点で、もう自分のなかではもうゴーサインが出ていたんですけど」と港の脚本に引き込まれたという成田は「読み始めて読み進めていって、これはどう演じるのがいいんだろうなという考えている時間はちょっと苦労しました。どうとでもできるなと思ったし、どうとでもできるぞ!これはというシーンの連続でもあるので、割とこう自由にやれればいいなと思ったけど、結構、考えて頭は使ったかなとは思います」と語り、撮影自体の苦労はなかったと改めて付け加え、「幸せな時間でしたね、毎日」としみじみとしていた。


観客からの質問を熱心に答えた成田凌
観客からの質問を熱心に答えた成田凌

白監督が「パンツ一丁の撮影もあったけれど…」と反応すると、成田は「おむつです!」と即訂正し、笑わせる。白監督は「結構寒いかなと申し訳ない気持ちでした」と心配していたと明かす。撮影後半に成田が風邪を引いていたことにも「心配していました」と寒いなかでの撮影が原因だったのではないかと話す白監督に「寒さには気づいていないけれど、思いっきり風邪引いていましたね」と照れた成田は「ダウン買いました」と上市町で買い物をしたことも明かしていた。

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