規格外のアクションが炸裂!傍聴人は最後の最後まで油断大敵
法廷内でのAIと人間の対決を見届けるのかと思いきや、レイヴンの戦いはアメリカ全土を危険にさらす大事件に発展!
ダウンタウンを爆走するトラック&警察車両が火花を散らすカーチェイス、銃声が鳴り響くガンアクション、炎に包まれる爆破シーン、空飛ぶバイクでの追跡劇など、近未来の都市を舞台にしたド派手なアクションが炸裂する。果たしてレイヴンは処刑という最悪の結末を回避することができるのか、そして、命懸けで捜査をおこなった先に見えてくる驚きの真相とは…?迫力満点のアクションも堪能しながら、散りばめられた伏線回収やひねりの効いたクライマックスなど、スクリーン上に映るもの、誰かが発する言葉の一つ一つも見逃せず、残り1分まで目の離せない内容となっている。
AIと人間の対決に大いにハラハラさせられる極上のサスペンススリラーでありつつ、裁判が進むなかでそれぞれの強み、弱みが浮き彫りとなり、“AIと人間の共存”という現代における最大のテーマが力強く立ち上がってくる本作。AI裁判を見つめた法廷画家・小野眞智子も、レイヴンとマドックスの関係性の変化に強烈に惹かれたという。「AI開拓時代である今、AI旋風と共に去りぬではなく、AIと共に立ち止まろう」と呼びかけるなど、AIと人間の“いまと未来”に想いを馳せるにぴったりの映画だと呼びかけている。映画鑑賞後には、「AIは人類にとって敵か、味方か?」と語り合ってみたくなるはずだ。
数々の裁判を見届けてきた小野が、いまこそ観るべき映画だと訴える『MERCY/マーシー AI裁判』。裁判所でレイヴンが、驚愕の事実と対峙する光景。容赦なく、畳み掛けてくる緊迫のアクション。そのすべてに飲み込まれる感覚は、視界いっぱいにスクリーンが広がるIMAXでこそ真価を発揮する1作とも言える。新たな映画体験と圧倒的没入感を、ぜひ大スクリーンで味わってほしい。
構成・文/成田おり枝
