リアルでもバディ宣言!「ラストマン」福山雅治&大泉洋が語る、互いへの絶対的信頼
「(今回のロケ地は)北海道出身の私も経験したことがないぐらいトラウマ級に寒かったです」(大泉)
――今回の映画版は北海道が舞台でしたが、雪の中のロケはいかがでしたか?
大泉「今回の映画は雪がとても似合う作品だなって思いました。雪の中のアクションもすてきですし、皆実さんの切ない初恋のお話を、私の故郷の北海道が見事に盛り上げていたのがうれしかったですね」
福山「北海道が舞台なんですけど、北海道と長野県の菅平などを転々としながら雪のシーンは撮ったんですが、なかなか大変でした。特に、皆実さんが国際テロ組織“ヴァッファ”のグレン・アラキ(寛一郎)に撃たれるシーンを撮った菅平の気温はマイナス15度で。吹雪の中で皆実さんが追い詰められるシーンで、実際に寒いし、標高も高いから息も上がる。ハアハア言っているのでとても苦しそうなんですが、それが非常に映画的な美しい画になっています」
大泉「いや、僕はもう、自分も含めて役者さんはやっぱりスゴいなと思いましたよ。菅平は、北海道出身の私も経験したことがないぐらいトラウマ級に寒かったですから。しかも、『ラストマン』の2人の服は菅平の寒さに全然対応してなくて(笑)。あんな格好で行っちゃダメだよっていうぐらい薄着なんですから」
福山「2人とも服の色がダークなので、あの一連では雪の白とのコントラストが出て、テレビシリーズの時より華やかになったのはよかったですけどね」
大泉「そこで皆実さんと護道さんとして普通に演技しましたけど、『カット』がかった瞬間に、もうガクガクガクって震えて喋れないんですよ。なのに、『よ~い、スタート!』って言われたら、その震えを止めてセリフを言っているから。僕はそれなりに長いセリフを喋ってるんですけど、ビックリするぐらいNG出なかったですもん。あれは、命の危険を感じていたからでしょうね(笑)。いつもなら間違うぐらいのセリフ量だったのに、“これがNGでも、もう1回なんてできない!”っていうぐらい切羽詰まっていましたから」
福山「でも、いい表情していましたよ。すごくいい目をしていた」
大泉「いや、本当に追いつめられていましたし、『カット』がかかった瞬間に猛ダッシュで車まで走っていって、『リテイクになりませんように』って祈るばかりでしたから(笑)」
――北海道愛あふれるセリフも多かったですよね(笑)。
福山「観ている側を翻弄させますよね(笑)」
大泉「でもあれ、台本に書いてありますからね!(笑)」
福山「勝手にやってるわけじゃないからね(笑)」
大泉「私(のアドリブ)じゃないんですよ。あれはセリフ、セリフ!僕も聞いたもん。なんで護道さん、こんなに北海道のコメントしてんのかなと思って(笑)」
――車の中で、ラッキーピエロ(函館の人気ハンバーガー・チェーン)の話をずっとしているところもセリフですか?
大泉「ああ、あれは確かに多少好き勝手に喋ってました(笑)」
福山「でも、そうやって、ドラマや映画の役柄のフレームをはみ出しそうになりながら、護道さんとしてストーリーを進めていけるのがスゴいですよね。おふざけをしてるわけではなく、ユーモアとして、作品全体の奥行きやキャラクターの幅に繋げているわけですから。現在放送している連続ドラマの『ちょっとだけエスパー』でも劇中で僕のモノマネをして楽しませてくれていたし(笑)」
大泉「ありがとうございます」
福山「宮沢りえさんと共演されていた舞台の『昭和から騒ぎ』でも…」
大泉「そうですね。あそこでも(福山のモノマネを)入れさせていただきました」
福山「『ラストマン』の撮影が終わったあとに観に行かせていただいて。そしたら、『僕かな?』みたいなシーンがあって」
大泉「あれは(福山に)『やって!』って頼まれたんですよ(笑)。(福山の喋り方で)『(僕の)モノマネを入れてくれないかな』って言われたから……」
福山「『洋ちゃん、明日観に行くから、入れてもらってもいい?』って(笑)」
大泉「それで入れたんですけど、『エスパー』のほうは、私が勝手に入れさせてもらって、事後報告になりました(笑)」
福山「スゴいことですよ。それができるのは、世界でも大泉さんだけです(笑)」
