「人との出会いは大切」「親子で同時に涙した」…角川春樹“最後の総監督作”『星の教室』試写会に参加した親子が伝え合いたいメッセージは?

「人との出会いは大切」「親子で同時に涙した」…角川春樹“最後の総監督作”『星の教室』試写会に参加した親子が伝え合いたいメッセージは?

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「生きることは学ぶこと」踏みだす勇気をもらえるメッセージ

世代や国境を超えた人同士の交流を通して、人生の指針になるような様々な大事なことを教えてくれる本作。なかでも「いちばんの学びは、人との出会い」という物語のキーとなるセリフについて「人との出会いは人生において大切だと実感しているから共感できた」(40代・女性)、「一人では生きられない。人と出会うことでいろいろ学べることを再確認できた」(50代・男性)など、深く頷く親世代の観客が目立っていた。

【写真を見る】コミュニケーションが希薄になった現代だからこそ胸に沁みる…あらゆる世代の観客に突き刺さるメッセージとは
【写真を見る】コミュニケーションが希薄になった現代だからこそ胸に沁みる…あらゆる世代の観客に突き刺さるメッセージとは[c]2026 映画「星の教室」製作委員会

そのセリフを含め、作品全体を通して掲げられているテーマとなっているのが「生きることは学ぶこと」という考え方。何歳になっても“学ぶ”ことに終わりはなく、遅すぎることもない。いつでもどんな状況にあっても、新たな一歩を踏みだすチャンスは誰にでも与えられており、諦めずに進みさえすれば自分なりの幸せを見つけることができる。特に親世代は、そのメッセージに自身のこれまでの人生を振り返ったり、あらためて背中を押されることだろう。

「これから生きる時間すべて、いつでも学べると勇気をもらえたと思います」(30代・女性)
「学ぶことは自信につながってる。生きていく力は様々なことから生まれてくる」(40代・女性)
「子どもにも伝えたいし、まだまだ自分も学ぶことがあるんだと感じられた」(40代・女性)
「生きているだけで学んでいることに気が付いていませんでした。当たり前が当たり前ではないことに気が付きました」(50代・女性)
「日頃忘れていますが、生きることは学ぶこと。本当に、いくつになってもわからないことばかりです」(50代・男性)


もちろんこのテーマは、まだ人生を歩みはじめたばかりの子どもたちにも“希望”となる。
「これから長く生きていくことになりますが、どの出来事も学びになるので1日1日を大切に、出会いを大切に生きていこうと思いました」(14歳・女性)
「生きるためにたくさんの人と出会い、学ぶことはとても大切なことだと感じた」(14歳・女性)
「生きていくことで良いことや悪いこともあるけど、それも経験として学んでいき、それをバネに頑張ることだと思った」(15歳・男性)

これから大人になる彼らにとって、この先何度も思い返す、忘れがたい映画体験となることだろう。


学び、家族、そして平和…。人生を変えるコミュニケーションの機会に

今回のMOVIE WALKER PRESS試写会は“親子試写会”。他者との出会いや学びというテーマはもちろんのこと、それによって前向きに変わっていく主人公が見つめ直す家族との関係。さらには「人と語り合うことは平和にもつながるのだと思いました」(40代・女性)という言葉にもあるように、平和への願いも込められているのが本作の特徴だ。時代設定の2001年は、戦争経験者の多くが存命だった時代でもあり、劇中で描かれたようにアメリカで同時多発テロが起きた年でもある。

ぎこちなくなった親子の絆を取り戻していくドラマとしての側面も
ぎこちなくなった親子の絆を取り戻していくドラマとしての側面も[c]2026 映画「星の教室」製作委員会

試写会に参加し「親子で観てよかった」と感じた親世代の観客の多くが、「会話のきっかけをもらえた」(40代・女性)や「どう感じたか話し合いたい」(40代・女性)と回答しているように、子どもに伝えたいことがいっぱいあっても、深く難しい話をする機会はなかなかないもの。そんな時に、本作のような映画が大いに役に立つことだろう。「私と息子で同じシーンで同時に涙した」(50代・女性)と、親子で一緒に観たからこそ生まれるものもあったようだ。

「優しさにあふれた作品で、親としても“元子ども”としても考えさせられました。学校が楽しい!っていう子もそうでない子も、学ぶものがあると思います」(30代・女性)
「親と子で感じ方は違えど、相手の立場に立ってみることができる作品かなと思った」(40代・女性)
「いじめ、テロ、戦争などにも触れながら、人と出会うことで人生が変わるということを教えてくれる作品。親子でいろいろと学べた」(40代・女性)
「現在引きこもりがちの子どもと一緒に見ることで、子どもの立場、親の立場それぞれがわかりやすかった」(50代・女性)
「ありがとうってこれ以上に思えましたし、この生活が当たり前ではないんだなって思って親に感謝の気持ちでいっぱいになれた」(12歳・女性)

親子一緒に観れば、普段話せないようなことを語り合うきっかけになるかも
親子一緒に観れば、普段話せないようなことを語り合うきっかけになるかも[c]2026 映画「星の教室」製作委員会

今回の試写会アンケートには「本作をご覧になって、両親やお子さまに改めて伝えてみたいこと」という質問を用意していた。そこには親世代からも子ども世代からも、様々な心がこもったメッセージが寄せられていたが、ここではあえて、それを紹介しない。普段は面と向かって言いにくいことかもしれないが、是非とも本作の主人公のように一歩踏み出し、お互いに顔を見合わせながら直接伝えてみてほしい。そうしたコミュニケーションが、きっと人生をより良いものに変えてくれる。『星の教室』はそれに気付かせてくれる一本だ。

文/久保田 和馬

※高田郁の「高」は、正式には「はしごだか」

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