こっくりさん、ひとりかくれんぼ、トイレの花子さん…手軽にできて納涼にうってつけ(?)なホラー映画の“禁断の遊び”
都市伝説“ひとりかくれんぼ”は少しめんどくさい
このほかにも“降霊”遊びは数知れず、シリーズ化した『ひとりかくれんぼ 劇場版』(09)は、タイトルの通り、都市伝説の“ひとりかくれんぼ”が題材。「人を呪い殺すことができる」という降霊術の噂を耳にした少女が、同級生と一緒に試してみようと持ちかけることから怪異が始まっていく。
ネット経由で広まったひとりかくれんぼは、ぬいぐるみを依り代とするかくれんぼ形式の降霊術。お腹を割いて、綿を取り、米と自分の爪を入れて縫い合わせたぬいぐるみを用意する必要があるうえ、やる時間は深夜限定となかなかハードルが高い。
ルールもややこしいのだが、ざっくりいうと、午前3時になったらまず自分が鬼となりぬいぐるみを見つけ、その後、自分がぬいぐるみから隠れるというもの。さらに「一人で行うこと」「中断してはいけない」など細かなルールがあり、破った者は…。
死霊とお話しできちゃう“90秒憑依チャレンジ”
また降霊もので近年話題を集めた1作が、オーストラリア産ホラー『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』(22)だ。母を自殺で失った少女ミア(ソフィー・ワイルド)は、友だちと共に参加したホームパーティーで行われている“90秒憑依チャレンジ”で死別した母の霊と邂逅。これをきっかけに儀式にのめり込み、死霊たちの声に取り憑かれ、暴走していく。
ぶっ飛べる度胸試しとして若者たちがスリルを求めて行う降霊術のやり方は、人の手の形をした呪物を握り、「トーク・トゥ・ミー」と唱えるだけと極めてシンプル。しかし、「90秒を超えてはいけない」というルールがあり、それを超えてしまうと…。続編『Talk 2 Me(原題)』も予定されているそうなので、続報に期待したい。
ズッ友でいれるおまじない、“しあわせのサチコさん”
ある“おまじない”をきっかけに若者たちを思わぬ事態が襲うのが『コープスパーティー』(15)。コミック、小説、アニメなど幅広くメディア展開されたホラーアドベンチャーゲーム「コープスパーティー」を原作とする実写映画だ。
高校生活最後の文化祭後、後片付けをしていたクラスメイトたちが、怪談好きのクラス委員長の提案で、「みんながずっと友だちでいられる」という謎めいたおまじない“しあわせのサチコさん”を行うが、それは呪われた異界へ誘う儀式で…。
某県の地方都市、天神町で伝わる都市伝説という設定のしあわせのサチコさんは、人型に切り抜いた紙の頭や腕、足などを参加者全員で持ち、サチコさんに敬意を示しながら、それを力一杯に引きちぎるだけ。紙とはいえ、人の形のものを引き裂くという残酷な儀式だが、ぶっちぎりにお手軽なので、ぜひ試してみては…?
“トイレの花子さん”の海外版といえば?
日本人なら多くの人が子どもの頃にやったであろう“トイレの花子さん”。学校の校舎3階にあるトイレの3番目の扉を3回ノックし「花子さん、遊びましょ〜」と尋ねると返事が…という怪談は、ジュブナイルもの『トイレの花子さん』(95)や堤幸彦監督が手掛けた『新生 トイレの花子さん』(99)など何度も映像化されてきた定番だ。
そんなトイレの花子さんの海外版と言える作品も。「キャンディマン」シリーズは、鏡に向かって「キャンディマン」と5回名前を唱えると、右腕が鈎フックになっている不気味な男“キャンディマン”が現れ、殺しに来るという人気作品。2021年に作られたリメイク版でも、女子高生たちがマウントを取るための度胸試しとして行い、大惨事を引き起こすことになった。
暑い日が続くこの季節をヒンヤリさせてくれそうなこれらの“禁断の遊び”。やるかやらないかは自己責任だが、どうせなら『だぁれかさんとアソぼ?』などの映画を鑑賞することで、安全にスリルを楽しんでみてはいかがだろうか?
文/サンクレイオ翼
