「ガス人間」『ムカデ人間』だけじゃない!人が“とんでもないもの”になる「〇〇人間」作品を集めてみた
「つ・な・げ・て・み・た・い」というインパクト抜群のキャッチコピーと共に、2011年に日本に上陸すると、人間をつなぎ合わせる変態度MAXの映画としてカルト的人気を集めた『ムカデ人間』(10)。15年の時を経てまさかの大復活を遂げた4K版が、8月21日(金)より公開される。
マッドサイエンティストによる人体実験や不慮の事故などによって、人間が異形へと変貌してしまう“〇〇人間”作品は古くからホラーの定番。身体を自在にガスへと変化させる怪人がもたらす恐怖を描く『ガス人間第一号』(60)をリメイクしたNetflix版「ガス人間」も7月2日から配信されるなど、このジャンルがアツい(!?)いま、『〇〇人間』作品を集めてみた!
シリーズを重ねるごとにつながる人数が増し増しに…『ムカデ人間』
まずは4K版としてよみがえる『ムカデ人間』から。ドイツ郊外を旅行中のアメリカ人女性2人組が車でトラブってしまい、近くの屋敷に助けを求めるが、そこには「人間をつなげてムカデにしたい」という狂気的願望を抱えるハイター医師(ディーター・ラーザー)が住んでおり…。
このアメリカ人女性2人と日本人男性のカツロー(北村昭博)が口と肛門をつなげられ、“ムカデ人間”にされてしまうという悪趣味極まりない物語を真正面から描いている本作。おぞましい手術描写をはじめ、鞭での調教シーン、ムカデ人間の一番前にされたカツローが食事をすれば、もちろん便意に襲われたり、さらには超絶バッドな結末まで、グロテスクな描写の数々にはドン引きしてしまうかも…?
翌2012年には、『ムカデ人間』を観た中年男マーティン(ローレンス・R・ハーヴェイ)が、「自分もムカデ人間を作りたい」という狂気に駆られ、前作を上回る12人を数珠つなぎにするメタ的な続編『ムカデ人間2』(11)が。さらに2015年には、アメリカの刑務所を牛耳る暴君ビル・ボス所長(ディーター・ラーザー)が、「ムカデ人間」シリーズのファンである右腕ドワイト(ローレンス・R・ハーヴェイ)のアイデアから囚人500人をつなぎ合わせてしまう『ムカデ人間3』と、続編も作られる人気作となった。
フランケンシュタイン映画の珍作…『武器人間』
“マッドサイエンティストが人間を改造”する物語といえば、ジェームズ・ホエール監督の『フランケンシュタイン』(31)など、繰り返し映像化されてきた“フランケンシュタインもの”が定番。『FRANKENSTEIN'S ARMY』という原題の『武器人間』(13)は、フランケンシュタインの末裔が第二次世界大戦下のナチスで死体と機械を合成する人体実験を行っていた!…という奇抜な設定をファウンドフッテージ形式で描いている。
第二次世界大戦末期にナチスの不気味な施設に潜入したソ連の偵察部隊に次々と襲いかかる“武器人間”たち。彼らを出し惜しみせずに次々と登場させるサービス精神に加え、個性豊かな造形もナイスだ。ヘルメットで覆われた頭部からくちばしのようなドリルが伸び、手足は槍になっているモスキートをはじめ、手が二丁鎌になっているウォールゾンビ、戦闘機の先端がそのまま頭になっているプロペラヘッドなど、キャラクターたちの血生臭い活躍に心躍るはずだ。
『武器人間』の姉妹的1作…『兵器人間』
この『武器人間』のリチャード・ラーフォースト監督と深い親交があるライアン・ベルガルト監督が、同じく2013年に世に送りだしたのが『兵器人間』。類似した互いのプロジェクトを共有し、意見を交わし合っていたそうで、原題も『Army of Frankensteins』とそっくりな姉妹的1作と言える。
拉致された青年が禁断の人体実験に巻き込まれる様子や、その後に待ち受ける恐怖をタイムトラベル要素を混ぜながらエクストリームに描いており、腕が銃砲になった「ロックマン」よろしくな“兵器人間”が登場するぞ!
