こっくりさん、ひとりかくれんぼ、トイレの花子さん…手軽にできて納涼にうってつけ(?)なホラー映画の“禁断の遊び”
新たな気象用語「酷暑日」が制定されるなど、うだるような嫌な暑さが続く今年の夏。まとわりつく熱気にうんざりする季節のお供といえば、体を肝から冷やしてくれるホラー映画。この夏も注目の作品が続々と公開されている。そのなかでも、7月24日から公開された『だぁれかさんとアソぼ?』が描くのは、それとなく行った“遊び”が呼び起こす思わぬ恐怖…。本作然り、ホラー映画では肝試し、おまじない、降霊術など古今東西のこわ〜い遊びが数多く描かれてきた。今回は思わず試したくなる(?)“禁断の遊び”を紹介していきたい。
嫌いな人の名前をカセットテープに吹き込むと“タカヤサマ”が…
軽い気持ちで“肝試し”に行った若者たちを襲う悲劇を描いた『口に関するアンケート』(公開中)など、今年の夏も大忙しの清水崇監督。Jホラーの巨匠が監督、脚本だけでなく、原案も務めるのが『だぁれかさんとアソぼ?』だ。
都市伝説となっている“タカヤサマ”という遊びがある高校で行われると、その後、校内で怪死事件が発生する。心理カウンセラーの平瀬小春(鎮西寿々歌)は、メンタルケアのため事件に関わった学生にカウンセリングを行うが、そのなかには妹の菜々美(星乃あんな)もおり、怪異に巻き込まれてしまう。
この“タカヤサマ”は「誰もいない学校の階段の13段目で、カセットに日付と死んでほしい人の名前を吹き込むと、名前を吹き込まれた人はその日に死ぬ」というもの。不吉とされる数字“13”が関係している不気味な遊びだが、タカヤサマとはいったい何者なのか、その裏側にある真相とは…?
日本の定番の降霊術“こっくりさん”
日本人にとって「やってはいけない」イメージを持っている身近な遊びの代表格が、西洋の降霊会“テーブル・ターニング”が基となっている“こっくりさん”だろう。
ご存知の通り、鳥居の絵と50音と「はい」「いいえ」が書かれた紙の上で、10円玉に指を乗せ、「こっくりさん、こっくりさん」と語りかけながら質問すると、こっくりさんが答えてくれる。“狐狗狸”と書くように、キツネをはじめ動物の霊を降ろしてお告げを聞く占いだ。
「遊び半分でやると呪われて、精神に異常をきたす」と囁かれていたように、どこか不穏なこの遊びだけに、ホラーとの相性も抜群。『こっくりさん 劇場版』(11)、『戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん』(15)など繰り返し描かれてきた鉄板ネタだ。
海外にもこっくりさん的遊びがいっぱい!
同様の遊びは世界各国に存在し、韓国ではこっくりさんを“分身娑婆(ブンシンサバ)”と呼ぶだけで遊び方はほぼ一緒。アン・ビョンギ監督の『コックリさん』(04)は、いじめっ子のクラスメイトを呪うようお願いしたところ、いじめっ子が次々と怪死を遂げるという内容で、続編も作られた。
また西洋版こっくりさんこと“ウィジャボード”も、『エクソシスト』(73)で少女リーガン(リンダ・ブレア)が遊んでいたりと多くの映画に登場する身近な存在。「墓場でやらない」「一人でやらない」「さよならを言う」といったルールが騒動を巻き起こす『呪い襲い殺す』(14)など、ホラーの題材となってきた。
