有村架純、『マジカル・シークレット・ツアー』公開直前イベントで悩める女性にアドバイス「誇りを持ってもらいたい」

有村架純、『マジカル・シークレット・ツアー』公開直前イベントで悩める女性にアドバイス「誇りを持ってもらいたい」

映画『マジカル・シークレット・ツアー』(6月19日公開)の上映月公開直前トークショーが6月10日、UDXシアターにて開催され、主演の有村架純天野千尋監督が登壇した。

映画『マジカル・シークレット・ツアー』(6月19日公開)主演の有村架純が悩める女性にアドバイス!
映画『マジカル・シークレット・ツアー』(6月19日公開)主演の有村架純が悩める女性にアドバイス!

本作は、2017年に中部国際空港で主婦たちが金の密輸で逮捕された、実際の事件に着想を得た天野監督のオリジナル作品。金の密輸を通して仲間と絆を深め、お金と自由を手にし、犯罪に手を染めてでも自分の手で人生を取り戻していくリベンジゲームが描かれる。

有村が演じるのは夫の横領と借金を突然知った2児の母・和歌子。黒木華演じる借金を抱えた研究者・清恵、南沙良が演じる貯金ゼロの未婚の妊婦・麻由の3人が偶然出会うところから物語は始まる。苦境に立たされた3人は、連れてこられたシンガポールでの“闇バイト”=「金の密輸」が成功したことに味をしめ、自分たちで密輸を始めてしまう。

有村が演じる和歌子は、夫の横領と解雇を知り、突然借金を背負った二児の母
有村が演じる和歌子は、夫の横領と解雇を知り、突然借金を背負った二児の母

最初に台本を読んだ時に「この作品、おもしろくなるかも!」という実感があったという有村。何度も読み進めていくうちに感じたのは「社会に切り込んだお話のなかでも、ただシビアなだけ、ただシリアスなだけじゃなく、物語の登場人物がみんなどこかおもしろくて、シュールで滑稽で、みんなが真面目にやればやるほどクスッと笑えるエンタテインメント作品だと思いました」と感想を伝えた有村は、「そういった作風がその時の自分にはすごく新鮮に映って。3人の女性を主軸に進んでいく女性の友情物語みたいなところもあったので、そういったエッセンスだったりとかも、なんかすべてにおいて新鮮な風が吹いたような気がしたので、やってみたいと思いました」と笑顔を見せる。「女性の監督とご一緒する機会もあまり多くなかったので」と続けた有村は「ちょうど、女性の監督ともたくさんご一緒したいと思っていたタイミングでしたし。すべてのタイミングが合ったというところです」と出演の決め手を明かした。

天野千尋監督によるオリジナル作品
天野千尋監督によるオリジナル作品

天野監督は和歌子役を有村にオファーした理由について「和歌子はちょっとふわふわしていて、一見柔らかいけれど、実は地に足がついていて、芯が揺るがない部分があるキャラクターです。そこが有村さんの印象とすごくぴったりで。有村さんなら和歌子の揺るぎなさみたいなものを体現してもらえるんじゃないかと思ってオファーしました」と説明。実際にタッグを組んだ感想は「直感は当たっていて。本当に芯の部分が揺るがないなにかをお持ちなんですよ」との天野のコメントに、有村が「それは…いいことなんですよね?」とニヤリとしながら質問。「いいことです、いいことです!」と答えた天野監督は「役作りに対する姿勢も役ごとにノートを作って、納得するまでキャラクターについて書いているという話を伺って…。すごく真面目なことに驚きましたし、現場でもじっくりと役に向き合っている印象があって。役作りだけでなく作品のことを本当に考えてくれている印象が伝わってきました」と有村の姿勢を絶賛していた。

歯にマイクを当ててしまうハプニングも、すぐにコメントのネタにしていた
歯にマイクを当ててしまうハプニングも、すぐにコメントのネタにしていた

天野監督が指摘していた揺るがない部分についてのコメントに有村は「いままで出会ってくださったみなさんから、芯があるとかありがたい言葉をもらったりとかして。それが頑固になっていたらどうしようみたいなことはいつも自問自答して気を付けるようにしています」と語る。「頑固とはなんか違うんですよね…」と話した天野監督は「しなやかだけど、芯の部分は揺るがない感じです」と改めて説明。この言葉に有村は「よかった」とホッとした表情を浮かべていた。

熱弁してマイクが歯に当たってしまう場面も
熱弁してマイクが歯に当たってしまう場面も

イベントでは来場者の質問に答えるコーナーも。「なにが正しいかわからなくなってしまった時、どうしているか」との質問に有村は、正しい選択ができていたかどうか振り返ることはよくあるとしたうえで、「私の場合は、悩む時って自分の視野が狭くなっている時なので、視野広く持つようにしています。ここまで自分が歩いてきて、こういう人にも出会えた、こんな言葉をもらえた、あんな景色が見れた、あれが食べられたみたいな…」と話したところで、マイクに歯が当たってしまい「こういう失敗もあります」と微笑んだ有村は、「いまの自分を作ってくれたものって一体なんだろう、とポジティブな感情になること。いまの現在地を確かめた時に、焦りや不安はもちろんあるし、それは一生消えないものだけど、焦りや不安があるということはいまの自分自身と見つめ合えているからこそ、沸いてくる感情だから、それはすばらしいことだと思います。自分はいま、こんなことに気づけた、あんなことを考えられたっていうことにまず誇りを持ってもらいたいと思います」と丁寧に回答していた。


初めて本格的な母親役に
初めて本格的な母親役に

最後の挨拶で有村は「このなかに出てくることは違法ですが…」としっかりと前置きしたうえで、「なにかみなさんお手助けになるような作品になったらいいなと思います。ぜひ楽しい旅を楽しんでください!」と呼びかけ、やわらかな笑顔で観客を和ませ、イベントをしめくくった。

取材・文/タナカシノブ

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