のせりん、初主演作『ライフセーバー!』ロケ地に帰還&きらめく海に再び感動!福井県高浜町を巡って振り返る“濃密な夏”
“海と人の命を守る”ライフセーバーの奮闘を描く映画『ライフセーバー!』(福井先行上映中、6月12日全国公開)。迷いを抱えた青年がライフセーバーとして新たな一歩を踏みだす成長ストーリーと共に、舞台となる福井県・高浜町のきらめく海と町の魅力を鮮やかに映しだしている点も大きな見どころ。そこで本作で映画初主演を務めたのせりんが、高浜町に帰還!ロケ地を巡りながら、撮影の思い出を語った。
雄大な海に「気持ちいい」と大感激
本作の主人公となるのは、人生の行き先はおろか、生きる興味さえ見失っていた大学3年生の大友勇輝(のせりん)。伯父の保男(風間トオル)から「夏休みは、こっちでゆっくりしないか」と誘われ、福井での生活を始めた勇輝はある日、海で溺れている人を助けようとして自身も溺れてしまう。彼を助けてくれたのは、「若狭和田ライフセービングクラブ」のメンバー。海を愛し、誰かのために勇気を振り絞る彼らの姿を目の当たりにして、勇輝は「ライフセーバーをやってみたい」と情熱を抱く。
劇中では、福井県の最西端に位置する高浜町の若狭和田ビーチを主な舞台として、勇輝の挑戦が描かれていく。若狭和田ビーチは、2016年に安全で美しいビーチやマリーナに与えられる国際環境認証制度「ブルーフラッグ」をアジアで初めて取得している場所。どこまでも青く広がる海、白く輝く砂浜がスクリーンいっぱいに広がる本作だが、実際に訪れてみるとその美しさは圧倒的だ。2025年8月から9月にかけて行われた撮影以来、久しぶりにビーチを訪れたのせりんも「なつかしい」と柔らかな砂浜を踏みしめながら、「本当にきれい!」と改めて感激しきり。海風を全身で受け止めるように深呼吸すると、「気持ちいい」と遠くまで海を眺めた。
映画初主演という大役が舞い込んだ時、のせりんは「自分に務まるだろうか」と不安もあったという。しかしビーチを訪れ、その恐れは「ワクワクに変わった」と告白。すべてを受け止めるような雄大な海は、主人公だけでなく、のせりんの背中も大きく押したというわけだ。「ずっと海を見ていると、何種類もの青を感じられて。砂浜も真っ白で、見たことのないような、本当にきれいなビーチだなと思いました」と惚れ惚れとしながら、「ライフセーバーや町の方々が、ボランティアで頻繁にゴミ拾いをしているんです。町中で海を守っているんだなと思いました」と、撮影期間には、町の人々が寄せる海への愛をたっぷり感じられたと話す。
映画では、児玉宜久監督による綿密なリサーチをもとに、ライフセーバーたちがボードを手に海へと駆けだしていく様子が臨場感たっぷりに映しだされる。のせりんは「海中を映すシーンは、監督が“ダイナミックに”とこだわりを込めていました。監督もボードに乗って、僕たちと並走しながら演出をしてくれたんです。すごいですよね!」と記憶を蘇らせながら、「完成作を観たら、スクリーンから水中の音やその迫力まで感じられた」と若狭和田ビーチを“体感”できる映画だと太鼓判を押す。
「海岸から見える若狭富士も、すごくきれいなんです。山を背景にした夕焼けとか、最高ですよ!西岡徳馬さんと一緒に沖へと出るシーンがあったんですが、その眺めも思い出深いです。西岡さんも、“本当にきれいだな!”と大興奮(笑)。ずっと写真を撮っていました」と先輩俳優と自然を堪能した思い出も宝物。“若狭富士”との愛称で親しまれる、福井県と京都府にまたがる青葉山。のせりんが猛プッシュした海と山が合わさった高浜を象徴する風景は、作品にもしっかりと刻まれている。
海での撮影には、実在するクラブ「若狭和田ライフセービングクラブ」のライフセーバーたちが常に付き添い、現場での細かな相談にも応じてくれたそう。同世代のメンバーも多く、のせりんは「ものすごく仲良くなりました!」と笑顔。劇中でライフセーバーたちの拠点となる救護所では、たくさんの時間を過ごした。実はここも、夏にはライフセーバーたちが実際に詰める現役の救護所だ。
のせりんは「ボードの使い方をはじめ、いろいろなことを教えてもらいました」と感謝を述べる。「ライフセーバーさんが僕たち役者とペアのようになっていろいろとアドバイスしてくれました。僕といつも一緒にいてくれたライフセーバーさんは、消防士を目指している大学生の方で。体づくりのことや、どういったものを食べているのか、なにをきっかけにライフセーバーの活動をはじめたのか、どういったマインドで臨んでいるのか…など、なにからなにまで質問していました」と交わした会話の数々も、そのまま役作りへとつながった。「撮影の合間も、みんなでわいわい過ごしていました。本当に楽しかったです」。

