刑事×怪獣×パトレイバー=『WXIII』!長年のファンが思う魅力とは?「いい意味で完全に裏切られる」
SFではなく“日常系”!『パトレイバー』シリーズの色褪せない魅力を深堀り
「ロボットアニメというジャンルでありながらも、人間模様や群像劇にフィーチャーした作劇は、昭和が終わり、平成、令和と時がうつろっても古びることのない唯一無二の魅力」(30代・男性)という熱の入ったコメントからもわかるように、1980年代からいくつもの時代をまたいで愛されつづけてきた『パトレイバー』シリーズ。
いったいどんなところが魅力的なのか?アンケートで寄せられたコメントを見てみると、「キャラもロボも一人一人個性的で大好き」(40代・女性)という声や「感情移入しやすい」(20代・男性)という声以上に多く挙がっていたのは、“日常”や“身近”というワードだった。
「“少し先の未来の日常”をリアルに描いた、一番身近に感じられるところ」(20代・男性)
「すぐ隣にあるかもしれない、圧倒的な日常の地続き感に尽きます。同じキャラクターと世界観でありながら、まったく異なるトーンの物語を描き切れる懐の深さに何年も魅了されています」(30代・男性)
「レイバーの戦闘シーンだけじゃない!魅力的なキャラの日常も楽しめるところ」(30代・男性)
「日常の延長にあるリアリティと、メカのカッコよさなど迫力満点」(30代・男性)
さらには「現代に近いリアルな世界観のなかに、絶妙な空想的エッセンスが盛り込まれているところ」(50代・男性)や「未来的なのに現実味があり、男子が生まれてすぐにカッコいいと思うものがいつまでも刺さりつづけて完成されているところ」(40代・男性)と、従来のSFアニメやロボットアニメではなかなか見られなかったリアリティが、世代や性別を超えて多くの人々を魅了しているようだ。
「保育園の頃、『ON TELEVISION』から観ています。自分自身が壮年になってもまだまだ違う目線で楽しめる。こんな作品はあまりないです」(40代・男性)。常に時代にあわせて進化をつづけながらも、その根底にある魅力を変えることなく時代を重ねてきた『パトレイバー』シリーズ。今後も長きにわたって愛されていく作品となるに違いない。
「パトレイバーが帰ってきた!」「実家に帰ってきたような安心感」「まさに青春のおかわり」
そんな『パトレイバー』が令和の時代に待望の復活を遂げたのが『機動警察パトレイバー EZY』。『機動警察パトレイバー REBOOT』以来10年ぶりの完全新作アニメーションであり、1話完結のオムニバス形式6話と連続したストーリー2話による全8話・全3章構成。第1章にあたる『機動警察パトレイバー EZY File 1』は現在劇場公開中だ。
舞台は労働人口が減少の一途をたどる2030年代の日本。AI技術による自動化が進み、かつて最先端技術だった“レイバー”は社会基盤を支える一部として定着。だが人が搭乗するスタンドアローン型のレイバーは、自立型ロボットへの代替が進んだことで時代遅れとなりつつあった。そんななかで、旧式98式AVイングラムをチューンナップした“AV-98Plusイングラム”と共に、知恵と勇気で新たなテクノロジー犯罪に立ち向かう特車二課第二小隊の活躍が描かれていく。
「この歳になって、子どものころ大好きだった『パトレイバー』に再会できるとはうれしいです」(40代・男性)と、久々の新作に胸を躍らせるファンが続出したのはもちろんのこと、「最新作をリアルタイムで観れるのはとてもうれしいです」(20代・男性)という若い世代からの声も。製作決定の一報から数年、多くのファンが待ちに待った新作の到来ということもあり、キャンペーン参加者の実に半数以上が公開直後に早速劇場に足を運んだようだ。
「期待に期待をふくらませて待っていた『File 1』。おー!ちゃんとパトレイバーだ!!特車二課だ!!ってテンションがあがった」(30代・男性)
「新しくも懐かしい感じで、多分観ている間ずっとニヤニヤしていたと思います」(50代・男性)
「求めてた『パトレイバー』でした!OVAや漫画版感ある内容でとても良かったです!新たな特車二課も好きです!」(〜10代・男性)
「これぞ私たちが愛した特車二課の日常だ」(30代・男性)
「これこれ、これが欲しかったのよって思いました。新しいキャラということで少し不安もあったのですが、観てみたらまんまパトレイバーで、実家に帰ったような安心感がありました」(40代・女性)
往年のファンの心をはやくもがっしりと掴んだ「EZY」。 すでに公式から発表されているように、『File 1』の第1話「トレンドは#第二小隊」には特車二課整備班の主任だった“シゲさん”こと斯波繁夫(声:千葉繁)が、第3話「ホンモノが一番」には特車二課のイングラム2号機フォワード(操縦担当)の太田功(声:池永通洋)と、イングラム2号機キャリア担当の進士幹泰(声:二又一成)と、懐かしい顔ぶれが相次いで登場。この遊び心あふれるサプライズに、「第3話のあの2人の掛け合いには、懐かしさも相まって泣きそうになりました」(20代・男性)など歓喜の声が鳴り止まない。
「初代の特車二課のメンバーも出てきて、作品のなかでも時間が経ったんだなぁと感じました」(30代・男性)
「シゲさんがおやっさん枠になっているのがうれしかった」(30代・男性)
「太田も出てくるとは。年取っても健在で何より。進士さんの『太田さん…!わかってますよね!』がまた聞けるとは。まさに青春のおかわりでした」(40代・男性)
「個人的に一番大好きな太田さんが出てきた時、1分ほど口をあんぐりと開けて映画館にいることを忘れて惚けていました」(20代・男性)
「第3話は太田さんが少し暴れすぎかな!(笑)」(50代・男性)
「できるなら全3章で終わらず、マルチに色々と展開していただきたいです」(30代・男性)と熱望する声がすでにあがっている『EZY』。『File 2』は8月14日(金)より、『File 3』は2027年3月よりそれぞれ劇場公開される。今後、ほかの特車二課のメンバーの登場はあるのか?そして『File 3』後にはどんな展開が用意されているのか?“シリーズ誕生40周年”の節目が着々と迫る『パトレイバー』シリーズ。今後のさらなる拡大に期待したい!
※高山文彦総監督の「高」はハシゴ高がそれぞれ正式表記
文/久保田 和馬
