「陰謀論を信じてしまったそのバックグラウンドに興味」…あなたは「宇宙陰謀論」というコンテンツをどう見る?
この広い宇宙のどこかに宇宙人が存在し、地球は彼らに監視されている。そんな「宇宙陰謀論」を一度は耳にしたことがあるだろう。「ミツバチの減少も陰謀のせい」「アンドロメダ星人は髪の毛を宇宙船との交信に使うから丸刈りに」…などなど、あまりに飛躍した思考回路のテディだが、彼を通してこのような陰謀論にハマっていく人間の心理や行動原理について考えた人も…!
「“決めつけ”の悪習について考えさせられた」(30代・女性)
「人生を生きていくなかでゆとりが無くなり、陰謀論にハマってしまうメカニズムは理解できるし、笑い事ではない」(20代・男性)
「陰謀論を信じてしまったそのバックグラウンドに興味がある」(30代・女性)
ここで「宇宙陰謀論を信じるか?」という項目に寄せられた回答も紹介したい。“信じていないけど本作を通して興味を持った人”、“信じている人”。様々な意見が見られることから、このコンテンツに対する関心の高さ、エンタテインメント性としてのおもしろさが伝わってくるはずだ。果たして本作を観終わったあと、あなたの考えはどうなっているだろうか?
●本作をきっかけに陰謀論に興味を持った
「信じてないが、興味を持った。陰謀論をエンタメ、コメディとして観ていたが、コメディに見えなくなったかもしれません」(30代・男性)
「信じてないが、本作で陰謀論を信じる人の気持ちが少しわかった」(20代・女性)
「絶対信じない派ですが、はじめてなにかそういう存在を信じたくなるようななんとも言えない感覚になりました」(30代・女性)
●陰謀論を信じている
「(宇宙人は)いると思う!でも深入りはキケン(笑)」(30代・男性)
「信じる。この広い宇宙、地球だけとは絶対にありえない」(30代・女性)
「陰謀ではなくています。というか日常的に接しています。日本人は特に宇宙人の割合が多いと聞いています」(50代・女性)
「時々UFOを見るので、宇宙人はいると思う」(30代・女性)
「ずっと笑って観ていたのに、これって笑えないのでは?とハッとさせられた」…ネタバレは絶対ダメ!この衝撃の結末はぜひ劇場で
さて、ここまで述べてきたように本作の物語は進めば進むほど先読みが困難となり、白熱していくミシェルとテディの攻防の果て、最後には衝撃の展開が待っている!当然、ネタバレ厳禁ということで、結末に理解が追いつかない観客のありのままの声をお届けしたい。
「陰謀論に環境問題を組み合わせ、ヨルゴス・ランティモス監督お得意の寓話的で皮肉たっぷりの結末でした」(20代・女性)
「妄想か現実か迷い込ませていく。妄想は現実になるし、バカげているものが現実を飲み込んでしまう」(30代・女性)
「先入観を持って観れば観るほど度肝を抜かれてしまう!」(30代・女性)
「ある意味でハッピーエンド」(30代・女性)
「ずっと笑って観ていたのに、突然、これって笑えないのでは?とハッとさせられた」(20代・女性)
「ヨルゴス・ランティモス自身、昨今の分断された社会は修復不可能だと思っているように感じた。対話さえも困難で世界にあらゆる“歪み”が存在している」(20代・男性)
「最後に大量の●●が映しだされていくシーンには芸術性すら感じた」(30代・男性)
ほかにも 「このキャストと製作陣という意味で本当に贅沢な悪ふざけ」(20代・男性)
、「ひと筋縄ではいかない奇妙な作品」(年齢記入なし・女性)や「超、笑えるよ!」(30代・女性)、 「とにかく最後まで観てほしい!」(30代・女性)などの感想が。
戸惑い困惑する人もいる一方、笑いが止まらない人や芸術性を指摘する人まで…その反応はあまりにも様々!十人十色の感じ方や解釈が溢れており、鑑賞後に議論を交わすのも楽しいはず。しかし、ミシェルとテディらの駆け引きから一瞬たりとも目が離せなかったのは共通している。果たして、この誘拐劇はどこへ向かうのか?いまだかつてないエンタテインメント作品『ブゴニア』は没入感ある劇場で!
構成・文/平尾嘉浩

