小野賢章&上田麗奈、最速上映から反響をチェック!映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』舞台挨拶で諏訪部順一、斉藤壮馬と解釈合戦を展開!

小野賢章&上田麗奈、最速上映から反響をチェック!映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』舞台挨拶で諏訪部順一、斉藤壮馬と解釈合戦を展開!

映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』(公開中)の公開記念舞台挨拶が1月31日、グランドシネマサンシャイン 池袋にて開催され、ハサウェイ・ノア役の小野賢章、ギギ・アンダルシア役の上田麗奈、ケネス・スレッグ役の諏訪部順一、レーン・エイム役の斉藤壮馬らキャスト陣と、村瀬修功監督、笠井圭介プロデューサーが登壇。公開を迎えての心境や周囲の反響、制作秘話などを語った。

【写真を見る】映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』の公開記念舞台挨拶で反響をリサーチ中と語った小野賢章と上田麗奈。
【写真を見る】映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』の公開記念舞台挨拶で反響をリサーチ中と語った小野賢章と上田麗奈。

2021年6月公開の映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』第1章から約5年を経ての第2章の公開。村瀬監督が「2か月前だとこの場で土下座かなという状況に追い込まれていたのですが、なんとかこの舞台に立たせてもらっています。完成してよかったなというひと言です」と安堵していると、会場から割れんばかりの拍手が湧き起こる。前日の公開から早くもSNSには感想の書き込みが多く見られるが、反響については「わりと家にこもっていたので、よくわからないです(笑)」と語った村瀬監督だったが、この日、新宿、池袋と舞台挨拶を行い、実際に作品を観た観客を前にして、「温かく迎えてくれていたので、よかったと思います」とうれしそうに微笑んだ。

ハサウェイ・ノア役の小野賢章は最速上映前からソワソワしていたと明かした
ハサウェイ・ノア役の小野賢章は最速上映前からソワソワしていたと明かした

最速上映が始まる時間からソワソワしていたという小野は「最速上映が終わってから、”#閃光のハサウェイ”をひたすら見ていました」とニッコリ。反応に関しての感想を訊かれると、「『ハサウェイは病院に行ったほうがいい』というのがいっぱいあって…。そのとおりだなと思いつつも、ネタバレもなく書いてくれてホッとしています」と反響を受け入れ笑顔を見せていた。「ハサウェイに対しての気持ちを書いている人が多かったです」と上田もネット上の声をチェックしていたようで、「ギギに関して言うと、今作で好きになったという方と、すごく嫌いになったと言う方と、両極はっきり分かれているイメージがあって。コメントのなかに、ギギという女の子の魅力が詰まっていると思いました」と感想から受けた印象を語った。

ケネス・スレッグ役の諏訪部順一はいろいろな現場で「楽しみにしています!」と声をかけられたそう
ケネス・スレッグ役の諏訪部順一はいろいろな現場で「楽しみにしています!」と声をかけられたそう

「無事にお届けすることができてよかったと思っています」とホッとした表情を見せた諏訪部は、「第1章の時は40代でしたが、(第2章のアフレコは)50代になりました」と明かす。続けて諏訪部はこのペースで行くと「第3作は60代になるかもしれませんが…」と笑わせつつ、「クオリティをキープしておくので安心してください!」とケネスとしての責任をまっとうすることを宣言し、観客からの期待のこもった大きな拍手を浴びていた。諏訪部はほかの現場で期待の声をもらっていたそうで「ミキサーさんから、『楽しみにしています!ムビチケ買ったんで観に行きます!』と言われました」と笑顔を見せ、公開が近づくにつれ、そういった声はどんどん増えていったとうれしそうに明かしていた。さらに諏訪部は「大学時代の友達からもLINEが来て。周りの人に認識してもらっている。この仕事をしていることをより広く知っていただけた感じもありますし、自信を持ってお届けできる作品になりました」と胸を張る。するとここで小野が「僕も歯医者さんで言われました。『作品、本当に楽しみです!』って」と、治療中の様子も含めて歯医者さんとのやりとりを再現し、笑わせる場面も。小野も反響の大きさ、伝わっている範囲の広さを実感していると力を込めていた。

レーン・エイム役の斉藤壮馬は劇中のセリフを楽しみにしていると具体的に言われていたと話した
レーン・エイム役の斉藤壮馬は劇中のセリフを楽しみにしていると具体的に言われていたと話した

斉藤は「『ガンダムもどきめ!』と上から言うのを楽しみにしているよ!」との声があったとし、具体的なセリフを挙げてのコメントに「ものすごく楽しみにしていることを実感したし、我々もアフレコを待ち望んでいました」と、周囲だけではなく出演者も楽しみで仕方なかったと語る。斉藤は別の現場で小野と顔を合わせた際のやりとりに触れ、「会うたびに『そろそろ(アフレコ)ありそうですかね』という話をするくらい(笑)」と振り返り、すばらしい作品が完成し、観客に届けることができてうれしいとも話していた。
笠井プロデューサーは「長い制作期間でしたので、こうやってみなさんにお届けできるのをうれしく思っています」と深々とお辞儀。続けて「明言するのもあれですが…」と控えめな前置きをし「第3部に向けて仕込んでいいるネタがあるので、1度と言わず、2度、3度と楽しんでいただきたいです」と呼びかける。「5年経っても待っていてくれていることに感謝です」と改めてよろこびを噛み締めた笠井プロデューサーが「(長く待たせしたことを)反省して、もうちょっと早く出せるように…」と早くも次回作への意気込みを見せると、会場は温かい拍手に包まれた。

「温かく受け止めていただいている」と安堵した村瀬修功監督
「温かく受け止めていただいている」と安堵した村瀬修功監督

村瀬監督は本作でのこだわりについて「あまり被写体に寄りすぎない。ワイドな画を作ったほうが効果があるのかなと思いました」と劇場版ならではの演出に触れ、「1章よりも引いている画が多いんじゃないかなと思います」と説明。笠井プロデューサーはIMAXで鑑賞後の観客に向け「戦闘シーンで酔ってしまった人がいないといいのですが…」と気遣いつつ、「それくらいカメラワークにこだわりがあります。(こだわりすぎて)その分、大変だったけれど、ダイナミックなフィルムになった気がします」と本作ならではの映像表現だと自信をのぞかせていた。
Dolby Atmosで試写を観たという諏訪部が、音の臨場感に触れ「作品世界に没入する感じで、楽しむことができました」と感想を伝えると、村瀬監督は「効果音もDolby Atmos環境でベストになるようにというセッティングに。だいぶ時間をかけてやっていただきました。画を作っている人間からすると、1本目もそうでしたが、2本目はより音に助けられています」と本作で、音が重要な役割を果たしていると解説していた。

「お待たせしてしまいました」と語った、笠井圭介プロデューサー
「お待たせしてしまいました」と語った、笠井圭介プロデューサー

小野はレーンとの戦い中にハサウェイが交わすアムロ・レイとの会話が印象的だったとし、「完成したものを観て息が止まりました。アムロの声を聴きながらニュアンスを重ねていく作業であったのですが…、すごくホラーに近い。ハサウェイがどんなことにどれだけトラウマがあるのかということを感じて鳥肌が立ちました。それを無線で聞かされているレーンの気持ちになると…」とレーンの気持ちが気になっていたと話すも「観てほしかったシーンです!」と力を込める。これに対し斉藤は「(レーンからすれば)どうなってるんだ!って感じ」と苦笑い。会話の内容については「シャアもアムロもディスる(笑)」との諏訪部のツッコミに登壇者も観客も大笑い。このシーンについて上田は「全部がハサウェイの独り言に聞こえてくる流れがすごく怖くて…」とコメントしていた。
続けてギギの印象的なシーンは会話の温度感だったとし、「誰と話しているかで、温度が違う。演じている私も話している相手によって心模様が変わっていく。みんな温度感が違う」と語る。さらに「あれだけケネスと話していたのに、ハサウェイとひと言、1ラリーの会話を交わしただけでなんだかグーッと…」とハサウェイに心惹かれていく様子を身振り手振りで上田が説明すると、小野が「なんだかケネスが公開で振られたような…」などとみんなでワチャワチャ。諏訪部は「今日はいい酒が飲めないかも」としょんぼりすると、斉藤が「強い酒を飲みましょう!」と提案。諏訪部は「ウォッカのような強い酒をロックで行きます!」と、今夜は傷心を癒すと宣言し、笑いを誘う場面もあった。

ギギの話し方の”温度”に触れた上田
ギギの話し方の”温度”に触れた上田

上映後のためネタバレOKということで、キャスト陣はシーンの詳細に触れながら、自身の見解やアフレコ裏話などオープンに語っていく。斉藤は個人の解釈と前置きし、「第1章でハサウェイと戦ったことで、敵であり、対立する立場だけど『マフティーが観光地にいるわけないだろ!』と(レーンが)言うのは無意識にわかっているという表れだと思っています」と説明。ギギとレーンは絡みはないが、上田の芝居の細かいところに触れながらギギというキャラクター、そして上田の芝居を大絶賛し続けた斉藤。途中、諏訪部から「それ、家でやってくれないかな」とコメントを遮られるも斉藤は「僕は上田麗奈の大ファンなので!」と愛を爆発させる。すると会場からの大きな拍手が沸き起こり、「語り切った!」といった様子の斉藤は大満足の表情を浮かべていた。登壇者のトークはノンストップで展開。終盤になっても止まらぬトークで、語りたくなる作品であることを体現する大盛り上がりのイベントとなっていた。


取材・文/タナカシノブ

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