ジャッキー・チェンは “体操のお兄さん”の原点!小林よしひさ、最新作『パンダプラン』は「子どもに大人気なパンダにジャッキーで、もう完璧」
近年は2年連続で来日し、神対応とも言えるサービスでファンを沸かしているアクションスター、ジャッキー・チェン。多くの慈善事業にも協力し、パンダの保護にも熱心な活動をするジャッキーの新作は、史上初の本人役での主演作となる『パンダプラン』(1月23日公開)だ。赤ちゃんパンダの里親になるために動物園に招かれたジャッキー。そのタイミングで、動物園に赤ちゃんパンダを狙う国際的な犯罪組織が潜入。ジャッキーは赤ちゃんパンダを守るため、飼育員たちと共に数々のトラブルに立ち向かう。
今作はハードな要素は控えめに、ジャッキー映画を初体験するであろう小さい子どもから、ファンの大人までしっかり楽しめる明るい作風となっているのが特徴となっている。そこでMOVIE WALKER PRESSでは、老若男女問わず親しまれている “体操のお兄さん”小林よしひさに、ひと足早く本作を鑑賞してもらいインタビューを敢行!家族で楽しめる『パンダプラン』の魅力やパンダに関する思い出、ジャッキーに憧れて体操をはじめたという“体操のお兄さん”の原点話など、ジャッキーへの溢れんばかりの愛をたっぷり語ってもらった。
「子どものころジャッキー映画を観て、身体を動かさずにはいられない衝動に駆られました」
小林よしひさは、NHKの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」に2005年から2019年まで14年間出演し、番組史上歴代最長の「体操のお兄さん」として活躍。現在に至るまで「よしお兄さん」の愛称で親しまれている。1981年生まれで、現在44歳の小林は、世間ではジャッキー・チェンが大人気を誇っていたころに幼少期を過ごした世代。そんな小林が初めてジャッキーの映画を観たのは、かなり小さいころで、勧めてきたのはご自身のお母さんだったという。
「ジャッキーとの最初の出会いは、母に勧められる形でしたね。外で遊び回って身体を動かすのが大好きな子どもだったというのもあって、母からもアクションとか好きだろうと思われていたみたいで。年齢的には6、7歳ぐらいだったと思います。まだ小さかったので、いつもだと夜の8~9時には寝ている生活だったんですが、その日は母が『よし、ちょっとこっちに来て、いまからやる映画を観なさい』と言ってきまして。その時の私は、『いつもなら寝る時間だけど、いいの?』という感じだったんですが、翌日はお休みだし母が強く勧めてきたというのもあって、そのままその映画を観たんです。それが、地上波の洋画劇場枠で放送された『スパルタンX』でした。当然ながら観たらものすごくおもしろくて、次の日から外に出てジャッキーごっこをするようになりましたね」。
『スパルタンX』は、ジャッキーが現代風アクションを定着させた時期の作品で、まさに人気が絶頂だった1984年公開の作品。盟友であるサモ・ハン・キンポーとユン・ピョウとの共演作であり、後半で繰り広げられる当時の米キックボクシング世界王者のベニー・ユキーデとの本格的な対決シーンは、ジャッキー映画でもトップに入るほどの人気を誇っている。そんな『スパルタンX』を観た幼少期の小林は、作品のどこに惹かれたのだろうか?
「物語の後半、ヒロインの女性が敵の組織に誘拐されてしまい、幽閉されている城にジャッキーたち潜入してが助けに行くという流れになるんですが、実はストーリーに関してはまだ幼かったのであまりよくわかっていなかったです(笑)。でも、子どもながら、登場人物のコミカルなやり取りや、ジャッキーたちのアクションがすごく印象に残りまして。特に、最後のベニー・ユキーデとの格闘シーンはものすごく鮮明に記憶に残りました。それを観てしまったら、もう無性に身体を動かさずにはいられないという衝動に駆られまして(笑)。次の日の朝に起きたらすぐ、家の前に芝生でジャッキーの真似をできないかとごっこ遊びをはじめました。そんなふうになにかに影響を受けて物事をはじめるというのは、その時が初めての経験でしたね。そうした経験も含めて、未だに自分にとっては『スパルタンX』はジャッキ−映画のなかで一番好きですし、いまでも大事な作品です」。
幼少期にジャッキーの魅力に一発でハマってしまったという小林。当時はビデオレンタル店が増えているタイミングであったため、そこからどんどんとジャッキー映画に手を出していったそうだ。
「レンタルビデオが流行していたので、ジャッキーのコーナーに置いてある作品を右から順番に観ていくというのをはじめましたね。それこそ、『ドランクモンキー 酔拳』とか『スネーキーモンキー 蛇拳』とか見るようになって、どんどん好きになっていきました。『ポリス・ストーリー』シリーズも好きですし、ハリウッドに進出してからの『レッド・ブロンクス』、自動車レースを絡めた『デッドヒート』なども大好きですね。ほとんどの作品を観た気になっていたんですが、先ほどジャッキー・チェンの主演作は100作以上もあると聞いて驚きました。まだまだ観ていない作品があるというのもすごいですよね」。
幼少期の小林を夢中にさせたジャッキー・チェン。彼のどのような部分に俳優としての魅力を感じているのだろうか?
「私自身、アクション映画全般が好きなんですが、アクションスターにはいろんなタイプの方々がいらっしゃいますよね。そのなかでもジャッキーは、なんとか危機を乗り越えて、ボロボロになりながら勝っていく姿を見せてくれるので、そこに一番の魅力を感じます。あとは場所や周囲にあるものを利用した、頭を使った戦い方も大好きです!加えて、ジャッキーだからこそのコミカルさも外せないですね。そうした要素が重なって、親しみやすさも含めた部分が最大の魅力なんだろうなと思っています。ブルース・リーには、偉大な存在で無敵な印象がありますが、ジャッキーは憧れというか、自分も頑張ればそこにいけそうな感じ、パルクール的に壁を越えていくような身近なアクションを『自分もやれそう、やってみたい』と思わせてくれる身近な魅力があるんですよね」。
