チ・チャンウク、ヒョンビン、イ・ドンウク、シン・ミナ…豪華スターが勢ぞろい!ディズニープラス新作韓国ドラマのショーケースをレポート

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チ・チャンウク、ヒョンビン、イ・ドンウク、シン・ミナ…豪華スターが勢ぞろい!ディズニープラス新作韓国ドラマのショーケースをレポート

パク・ボヨンが挑む新境地!人間の“欲望”をめぐる「ゴールドランド(原題)」

人里離れた町で暮らす少女ヒジュが、偶然密輸組織の金塊を手にしてしまったことから始まるスリリングなシリーズ「ゴールドランド(原題)」。ステージには、金塊を巡る逃走劇の中心となるヒロイン・ヒジュ役のパク・ボヨン、ヒジュを追う犯罪組織の一員で、かつて近所に住んでいたチャン・ウク(通称ウギ)役のキム・ソンチョル、そして出演のイ・ヒョヌク、本作を手掛けたキム・ソンフン監督が登場し、“欲望”をめぐる物語の核心に触れた。

和気あいあいの雰囲気で登場した「ゴールドランド(原題)」チーム
和気あいあいの雰囲気で登場した「ゴールドランド(原題)」チーム

まずキム・ソンフン監督は、「人間の欲望とはどれほど強く、どのように制御すべきなのか。本格的に掘り下げたくてこの物語を作りました」と制作背景を紹介。それを受け、3名の俳優陣も自身のキャラクターや作品テーマへの向き合い方をそれぞれ言葉にした。

パク・ボヨンは、「これまで演じた役柄と一線を画したキャラクターです。意図せず金塊を手にしたヒジュが、次第に欲望に心を揺さぶられ、ヒジュの変貌ぶりを表現できるんじゃないかなと思いました」と役へのアプローチを説明。キム・ソンチョルはウギについて「生き延びようと必死にもがく姿に魅力がある。金塊を守り抜こうとする欲は自分にも少しわかる気がしました」と述べ、イ・ヒョヌクも「私の役は金塊を前に“人間の根源的な欲望”があらわになる人物。自分に置き換えて観てもらえると思います」と作品への入り口を示した。

「これまで演じた役柄と一線を画したキャラクター」と、新たな挑戦に挑んだパク・ボヨン
「これまで演じた役柄と一線を画したキャラクター」と、新たな挑戦に挑んだパク・ボヨン

さらにパク・ボヨンは、ヒジュの心の動きについて「最初は“これは自分のものじゃない”と考えているのに、手元にある時間が長くなるほど、“悪いお金ならむしろ自分が持ってもいいのでは”と思ってしまう。善と悪を切り分けるというより、その間で揺れるジレンマに注目してほしい」と語り、キム・ソンフン監督も「誰か特定のヴィランの話ではなく、身近に転がっていそうな物語なんです」と作品の立ち位置を補足した。

本作の物語にちなんで、「もし金塊を手にしたら?」という質問には、パク・ボヨンが「宝くじに当たったと思って内緒にしつつ、少し余裕を持って仕事をしたい」と控えめに回答。キム・ソンチョルは「ただほど怖いものはないので、いいところに使うと思います」と真面目に語りつつ、「全額ですか?」とのツッコミに、「じゃあ10%だけいただきます」と笑わせた。イ・ヒョヌクは「目立たないよう、少しずつ使います」と慎重派の姿勢を見せ、キム・ソンフン監督が「キャストは役作りであまり食べられていないので、美味しいものをご馳走したい」と言うと、すかさずソンチョルが「今もご馳走できますよね?」と切り返すなど、終始温かい空気が流れた。

ヒジュを追う犯罪組織の一員、ウギ役のキム・ソンチョル
ヒジュを追う犯罪組織の一員、ウギ役のキム・ソンチョル

キャスト同士の“新たな発見”についての話題では、イ・ヒョヌクが「ラブリーでキュートな印象でしたが、とても落ち着いて真面目な方で驚きました」とパク・ボヨンのギャップに触れ、キム・ソンチョルも「私はウギという役柄からヒジュのパク・ボヨンさんを見ているので、台本で読んだ時のヒジュをそのまま、見えているような感じでした。共演をしながら現場でいろいろ話し合った時に、本当にもうヒジュそのものだと感じる時がありますね。私が本当に大好きなあの役者の皆様と共演できて、本当に現場を楽しんでいます」と語る。

お茶目な表情を見せるパク・ボヨン
お茶目な表情を見せるパク・ボヨン

パク・ボヨンも「私はこのお二方とは、このシリーズで初めて共演したんですが、会えば会うほど、キャラクターとシンクロ率がどんどん高くなっていく過程が、目に見えるほど感じるようになります。おかげさまで、私もお二方の魅力をより深く、倍ほど知ることができたと思いました」と振り返った。

最後に韓国コンテンツの強みについて問われると、キム・ソンフン監督は「先輩から若い世代まで積み重ねてきた努力が、世界で愛される理由だと思います。その魅力を今後もっと長く、もっと大きく育てていけるように、我々も現場で頑張らなければならないと考えています」と締めくくり、本作への確かな自信をうかがわせた。

大ヒットウェブトゥーン「再婚承認を要求します」の実写化でシン・ミナ&チュ・ジフンの共演が実現

世界で愛されるウェブトゥーン、ウェブ小説を実写化するロマンスファンタジー「再婚承認を要求します」。ステージには、皇后ナビエ役のシン・ミナ、皇帝ソビエシュ役のチュ・ジフン、そして皇帝の側室ラスタを演じるイ・セヨンが登壇し、待望の映像化作品への思いを語った。

大ヒットウェブ小説・ウェブトゥーンシリーズを実写化した「再婚承認を要求します」
大ヒットウェブ小説・ウェブトゥーンシリーズを実写化した「再婚承認を要求します」

まず、出演のきっかけについて、シン・ミナは「本作の原作が非常に愛されていることは知っていました。私もその原作がどのようにドラマ化されるのか、すごく気になって参加したかったんですね」とコメントし、原作への関心が強かったことを明かした。

聡明で勇気があり、国民に深く献身する完璧な皇后ナビエを演じるシン・ミナ
聡明で勇気があり、国民に深く献身する完璧な皇后ナビエを演じるシン・ミナ

続いてチュ・ジフンも、「世界中から愛されたウェブトゥーン、そしてウェブ小説がどのように映像化されるのか気になりました。東西問わず、このファンタジーの世界がどう広がるのか興味がありました」と述べ、作品への期待を口にした。イ・セヨンは、ラスタについて、「逃亡奴隷で、皇帝の側室になったキャラクターです。最初は純粋だったんですが、一度も経験していない環境に置かれて、どんどん欲が出てしまう人物です」と役柄を説明し、その魅力に触れた。

キャラクターとの共通点について聞かれると、イ・セヨンは「ラスタは非常にピュアで無邪気な顔で、どうしてあんな行動ができるんだろうと思うシーンが多かったんですね。その無邪気な部分は私と少し近いんじゃないかなと思いました。ラスタはちょっと憎めないキャラクターで、欲張っているけれど、本当になにもわかっていないからああいう行動に走ってしまう“純粋悪”のような存在。私にもたまにそういう面があるんじゃないかなと思いました」と率直に語った。

ラスタとの共通点を明かすイ・セヨン
ラスタとの共通点を明かすイ・セヨン

シン・ミナも、「ナビエも数年間、皇后の座を守るために常に緊張感を持ち、学び、努力を続けてきました。私も皆さんの視線のなかで仕事をしていますので、気を配ったり、考えたり、なにかを学んだりしています。そういった意味ではナビエと少し近い部分があるのではないかと思います」と自身との共通点を挙げた。

一方でチュ・ジフンは、「私は自分が演じたので、フィジカル、つまり身体条件が一緒ですね。違いは…残念ながら、それだけの権力と財力には恵まれていないんです」と会場を和ませた。

東帝国の皇帝・ソビエシュを演じるのはチュ・ジフン
東帝国の皇帝・ソビエシュを演じるのはチュ・ジフン

初共演のケミストリーについて、チュ・ジフンは、「コミュニケーションもよく取れていましたし、セヨンさんは最年少ですがかなりベテランで、とてもよかったです」と現場を振り返り、イ・セヨンも、「私が一番年下なので、最も素直な答えを出せると思うんですけれども、僭越ながら申し上げますと、ほかのお三方はキャラクターが全然違うので、その部分もすごくおもしろかったです」と語る。さらにシン・ミナへの信頼を示し、「ミナさんは本当にナビエ皇后のように威厳があって、穏やかで笑顔も多い方です。私が少しふざけても、いつも温かく受け入れてくださいました。なので、作品のラスタとは違って、現実では私のことを大変好きでいらっしゃいました。違いますか?」と問いかけると、シン・ミナも「そうです」と笑顔で返し、会場が和んだ。

宮殿ものへの挑戦について、シン・ミナは「現代劇が多かったので心配も緊張もありましたが、今回の作品はロマンスファンタジーで、西洋と東洋の間の境界線にあるような作品だと思います。ドレスは重いものの、姿勢や佇まいに気をつけていると気分も引き締まりました。いつか本格的な時代劇にも挑戦してみたいです」と新鮮な体験を語った。

チュ・ジフンは本作の見どころとして、「美しさが対立を紡ぎ出すような関係性も見どころです」と説明。イ・セヨンは、「図々しいと思われるほどの演技に初めて挑戦したので、とても楽しめました。高い身分、刀、馬、美しい宮殿での撮影…ラスタのように“いろいろ欲しくなる”気持ちがわかりました。衣装やドレスは現実にはないものなので、視聴者の皆様も楽しめると思います」と撮影を楽しんだ様子を明かした。


取材・文/編集部


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