渡辺翔太が主演作『事故物件ゾク 恐い間取り』について加藤諒&松原タニシと語り合う!怖がりでもホラー作品に挑戦した理由とは
「いろいろなジャンルの怖さを味わえるのが、本シリーズのおもしろさ」(加藤)
――渡辺さんから「撮影中になにかあったとしても、『なんでもお化けのせいにするな』というセリフを思い出すようにしていた」というお話がありましたが、ホラー作品の撮影では実際に怖い出来事が起きると言われることもあります。今回の撮影ではいかがでしたでしょうか。
加藤「怖いことあったよね…。シェアハウスで降霊術をするシーンがあって、住んでいる3人で10円玉に指を乗せて、それが霊に導かれて動いていくという場面があるんです。撮影が始まると、スーッと10円玉が動いていったので、『誰かが誘導して動かしてくれているから、僕はそれに乗っかっていればいいや』と思っていたんです。そこから、10円玉の動きが速くなっていくという流れを撮る時に、『さすがにここからは先導するリーダーを決めたほうがいいよね。誰にする?いままでは誰が動かしていた?』と話していたら、3人とも『え…自分は乗っかっていただけで動かしていないよ』と言い始めて…。ずっと、スーって動いていたんですよ。一体、誰が動かしていたの!?やめて!ガチですか!って思いました」
渡辺「確かにあれは怖かった!タニシさんが現場に来ていた日でした」
松原「お化けって仲間に加わろうとするんですよね」
加藤「お化け的にも映画に出たいですもんね!チャンスですもん」
――怖くもあり、にぎやかな撮影現場だったことが伝わります。渡辺さんと加藤さんは、映画『おそ松さん』以来の共演となりましたね。
渡辺「そうなんです。やっぱり諒くんがいると、ホラーの現場でも明るくなるんですよね」
加藤「よくないじゃん!」
渡辺「いやいや!和やかになって、すごくよかったです!」
松原「中田監督の現場って、明るいんですよね。前作でもそう思いました」
渡辺「内容とは真逆の空気感かもしれないですよね。監督とはたくさんディスカッションもしましたし、いろいろな演出をいただきました。編集の際には効果音などを乗せたり、音の面でも派手なものになるので、普段の映像のお芝居よりも声量をあげてほしいというお話もあって。どちらかというと舞台に近いくらいの声色を試してみたりと、これまでの映像のお芝居とはまた違ったチャレンジができました」
――加藤さんは前作にも出演されています。ホラー映画が大好きだという加藤さんですが、本シリーズならではのおもしろさについてどのように感じていますか。
加藤「そうなんです!僕、ホラー映画が大好きなんです。ホラー映画って、1つの要素について描いていく作品もありますが、『事故物件』シリーズはオムニバスのように楽しめるところもあって。事故物件ごとに、毎回起きる出来事が違ったり、いろいろなジャンルの怖さを味わえる。1作で、様々なホラー映画を観ている感覚になれるのが特徴かなと思っています」
松原「いいこと言いますね。真理をついている!」