相関図でシーズン2配信前におさらい!「スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー」から『ローグ・ワン』に続く道のり

コラム

相関図でシーズン2配信前におさらい!「スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー」から『ローグ・ワン』に続く道のり

物語の舞台は再び、キャシアンの故郷フェリックスへ

第10話で脱獄に成功したキャシアンは、義母マーヴァが亡くなったことを知り、故郷フェリックスに戻ることを決意。最後に会った時、マーヴァは反乱軍による給与強奪事件に刺激を受け、帝国に対する反抗運動を試みようとしていた。それがキャシアンの仕業であると知ることもなく、だ。この事件に奮い立ったのは彼女だけではない。独裁を強める帝国に対して、銀河中の市井の人々が立ち上がろうとしていた。マーヴァの葬儀には多くの人が集まっていた。マーヴァの死を悼む、ブラッソ(ジョプリン・シブテン)らフェリックスの仲間たちだけではなく、キャシアンの逮捕に執念を燃やすデドラ、彼女に協力を申し出るカーン、キャシアンの暗殺を謀るヴェル、そしてルーセンまでも。

マーヴァの遺志が多くの人々の心を動かしていく…!(「キャシアン・アンドー」シーズン1)
マーヴァの遺志が多くの人々の心を動かしていく…!(「キャシアン・アンドー」シーズン1)[c]2022 Lucasfilm Ltd.

最終話では、マーヴァの反抗心が、そして、これまでに帝国に苦しめられて亡くなった人々の遺志がキャシアンの心にどんどん入り込んでくる。それによって、キャシアンはたしかに変化した。その“変化”はシーズン2で詳しく描かれることになるだろう。

『ローグ・ワン』に向かって、物語は大きく動きだす

シーズン2のストーリーの詳細はわからないが、『ローグ・ワン』に直結するとのことなので、どこかの段階でキャシアンは反乱軍に正式に加わるだろう。彼を“反乱”の世界に引き込んだルーセンや、彼の戦友であり『ローグ・ワン』でも圧倒的な存在を放ったソウ・ゲレラ(フォレスト・ウィテカー)、ヴェルら給与強奪作戦を成功させた戦友たち、そして政界で反乱軍に資金援助をしていた議員モン・モスマ(ジュネヴィーヴ・オーライリー)も再登場する。『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還(エピソード6)』(83)で初登場したモスマは、正史でも活躍を見せてきたのちの反乱軍リーダー。キャシアンらのように戦闘の最前線に立つわけではないが、政治という戦場で戦い続けてきた彼女が、今後いかにして反乱軍リーダーとしての立場を確立していくのかも、注目したいポイント。キャシアンを敵として見ているデドラやカーンもシーズン1に引き続き登場。出会った当初反発しあっていたが、互いに高い志を持って帝国に尽くす2人がドラマのなかでどう絡んでくるのか、大いに気になる。


帝国軍の高階級将校で、反乱軍の殲滅を目指すオーソン・クレニック(「スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー」シーズン2)
帝国軍の高階級将校で、反乱軍の殲滅を目指すオーソン・クレニック(「スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー」シーズン2)[c]2025 Lucasfilm Ltd.

また、反乱軍の前に立ちはだかる最大の脅威がオーソン・クレニック(ベン・メンデルソーン)。彼がシーズン2に登場することは、否応にも『ローグ・ワン』への繋がりを意識せざるを得ないだろう。

シーズン1の最後で不良くずれからやや前進し、反乱軍入りを自ら志願したキャシアンと、『ローグ・ワン』で反乱軍の将校となっていたキャシアンとの間には、まだギャップがある。それを埋めるのがシーズン2。はたしてキャシアンは、どんな成長曲線をたどるのか?とにもかくにも、注目したい。

反乱軍の勇敢な戦士の始まりを描く「スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー」(「スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー」シーズン2)
反乱軍の勇敢な戦士の始まりを描く「スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー」(「スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー」シーズン2)[c]2025 Lucasfilm Ltd.

文/有馬楽

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