映画ランキング - 全米映画
(2026/4/24~2026/4/26)
2026年4月27日
発表(毎週火曜更新)
2026年4月24日~2026年4月26日にアメリカで上映された映画の興行収入ランキングはこちら。『Michael/マイケル』『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』『プロジェクト・ヘイル・メアリー』などがランクイン!(Box Office Essentials調べ)
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NEW週末興収$97,000,000
累積興収$97,000,000
「イコライザー」シリーズのアントワーン・フークアが、“キング・オブ・ポップ”=マイケル・ジャクソンの栄光と悲劇を描いた伝記映画。野心家の父の下で兄弟グループ“ジャクソン5”としてデビュー後、名プロデュ···もっと見る
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1週末興収$21,200,000
累積興収$386,493,000
「スーパーマリオ」の世界観を基にしたアニメーション『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の続編
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2週末興収$13,208,000
累積興収$305,431,000
「オデッセイ」の原作者として知られるアンディ・ウィアーによる同名SF小説を、「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリング主演、「LEGO(R)ムービー」のフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督で映画化···もっと見る
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3週末興収$5,630,000
累積興収$23,452,000
エジプトの呪われた土地にまつわる秘密をめぐるミステリー・ホラー
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6週末興収$1,900,000
累積興収$164,156,679
「インサイド・ヘッド」のストーリーボードアーティスト、ダニエル・チョンが手掛けたアニメーション。動物が大好きな大学生メイベルは、最新技術で自分の意識をビーバー型のロボット動物に転送。動物たちの世界に飛···もっと見る
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NEW
You, Me & Tuscany
公開未定-0週末興収$1,500,000
累積興収$17,632,000
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NEW
Over Your Dead Body
公開未定-0週末興収$1,425,000
累積興収$1,425,000
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NEW
Mother Mary
公開未定-0週末興収$1,253,486
累積興収$1,486,034
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NEW
American Youngboy
公開未定-0週末興収$1,194,781
累積興収$1,843,538
先週末(4月24日から4月26日まで)の北米興収ランキングは、前週まで3週連続でトップを守り続けてきた『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』(日本公開中)が2位へと後退。代わって首位に立ったのは、“キング・オブ・ポップ”と称されるマイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael/マイケル』(6月12日日本公開)だ。
3955館で封切られ、初日から3日間の興収は9720万ドル。これは2026年公開作としては『マリオ』に次いで2番目に高いビッグオープニングであり、歴代のオープニング興収ランキングでも91位。伝記映画としては『オッペンハイマー』(23)の同8245万ドルを上回る過去最高の出足であり、音楽映画として捉えても『テイラー・スウィフト THE ERAS TOUR』(23)の同9233万ドルを超えて新記録を樹立。
当然のように週明け月曜日の時点であっさりと累計興収1億ドルの大台を突破しており、早々に2026年公開作の北米累計興収トップ5入り。さらに海外興収と合わせた全世界興収も3億ドル到達が目前に迫っている。もっとも、製作費は1億5500万ドル(あるいは2億ドルを超えるともいわれている)なので損益分岐点(一般的に製作費の3倍とされている)にはまだ遠いのだが、興行的に大きな盛り上がりを見せていることはいうまでもないだろう。
一方で話題を集めているのが、批評集積サイト「ロッテン・トマト」でみられる批評家からの好意的評価の割合と、観客からの好意的評価の割合の乖離だ。前者は37%と酷評が先行しているのに対し、後者は97%と絶賛一色。このような乖離がみられるのは決して珍しいことではないが、多くの場合はジャンル性の強い娯楽映画かプロパガンダ映画などで起こりうる現象だ。
本作の場合は、マイケルの生前にあった児童に対する性的虐待疑惑が描かれず、“聖人化”させていることへの批判が目立っている。とはいえその内情としては、告発者と交わされている契約上“描いてはいけない”からであり、現にその件に触れる場面が一度撮影されていたが削除を余儀なくされ、再撮影が行われている(製作費が高いのもこれが原因)。アントワン・フークア監督は当初、この疑惑を正面から描こうとしていたが、それが叶わなかったということである。
こうした背景を加味すれば、批評家と大多数の観客の評価が乖離する結果になるのも頷ける。ちなみに公開直前にライオンズゲートのアダム・フォゲルソンは「観客が続編を望んでいるのであれば、できるだけ早くお届けするつもり」と意欲をのぞかせている。もし続編でなんらかのかたちで疑惑の部分に踏み込むことができ、フークア監督の本来の意図が反映されるのであれば、そこで初めてマイケル・ジャクソンの真の伝記映画と呼べるものになるだろう。現時点の興行面の好調ぶりを見る限り、スタジオの出方に注目しておく必要がありそうだ。
文/久保田 和馬
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