映画ランキング - 国内映画
(2025/10/24~2025/10/26)

2025年10月27日 発表(毎週火曜更新)
2025年10月24日~2025年10月26日に日本国内で上映された映画の観客動員数ランキングはこちら。『チェンソーマン レゼ篇』『秒速5センチメートル』『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』などがランクイン!(興行通信社調べ)

  • No.1
    1 keep

    チェンソーマン レゼ篇

    、100分、アニメ
    PG12
    4.6
    11797

    悪魔の心臓を持つ“チェンソーマン”になった少年が、公安対魔特異4課に所属しデビルハンターとして活躍する姿を描く藤本タツキによる漫画「チェンソーマン」の劇場版。主人公デンジ役の戸谷菊之介、マキマ役の楠木···もっと見る

  • No.2
    2 keep

    秒速5センチメートル

    、121分、ヒューマンドラマ/青春
    4.4
    11062

    『君の名は。』の新海誠監督による同名劇場アニメーションを実写映画化。小学生の時に出会い、卒業と同時に離ればなれになった少年と少女の18年間にわたる人生を描く。『アット・ザ・ベンチ』の奥山由之が監督を務···もっと見る

  • No.3
    3 keep

    劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来

    、155分、アニメ/アクション/コメディ/ファンタジー
    PG12
    4.7
    30427

    鬼となった妹を人間に戻すため、鬼狩りの組織「鬼殺隊」に入隊した少年の戦いを描く「鬼滅の刃」の劇場版第2弾。3部作の第1章であり、テレビアニメシリーズ、劇場版第1弾に引き続き外崎春雄が監督を、ufota···もっと見る

  • No.4
    NEW

    もののけ姫

    、133分、アニメ/アクション/ファンタジー
    4.6
    4782

    森を侵す人間たちと荒ぶる神々との闘いを、日本アニメ史上空前の製作費による壮大なスケールで描いた長編アニメーション。監督・原作・脚本は「紅の豚」の宮崎駿。声の出演は「はるか、ノスタルジィ」の松田洋治、「···もっと見る

  • No.5
    NEW

    新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に

    、87分、アニメ/アクション/SF
    PG12
    4.3
    171

    97年に公開された「シト新生」の「REBIRTH」編の完全版となる「新世紀エヴァンゲリオン」の劇場完結編。同テレビシリーズでは、ラストの第弐拾五話・最終話が、ちりばめられた謎の解明や物語の結末を一切描···もっと見る

  • No.6
    NEW

    ONE IN A MILL10N

    、121分、ドキュメンタリー/舞台・音楽
    4.2
    700

    K-POPガールズグループ“TWICE"のデビュー10周年を記念したドキュメンタリー映画。2015年、「One in a million, TWICE!」という挨拶とともに、TWICEは韓国デビューを···もっと見る

  • No.7
    4 down

    国宝

    、175分、ヒューマンドラマ
    PG12
    4.6
    18426

    吉田修一の同名小説を、『悪人』の李相日監督が映画化した人間ドラマ。任侠の家に生まれながらも、歌舞伎の世界に飛び込んだ男が、芸の道に人生を捧げ歌舞伎役者になるまでを描く。『ぼくが生きてる、ふたつの世界』···もっと見る

  • No.8
    NEW

    ゾンビとして蘇らされた伝説の7人の少女たちが、佐賀のご当地アイドル“フランシュシュ”として奮闘する姿を描くオリジナルアニメ「ゾンビランドサガ」の劇場版。「らんま1/2」の宇田鋼之介が総監督を務め、源さ···もっと見る

  • No.9
    NEW

    おいしい給食 炎の修学旅行

    、114分、ヒューマンドラマ/青春
    4.4
    1361

    給食マニアの中学教師と、生徒のどちらが給食をおいしく食べられるかという対決を繰り広げる姿を描くドラマ「おいしい給食」の劇場版第4弾。主演の市原隼人をはじめ、田澤泰粋、栄信、六平直政、いとうまい子、高畑···もっと見る

  • No.10
    5 down

    ストロベリームーン 余命半年の恋

    、127分、恋愛/青春
    4.3
    2163

    芥川なおの同名純愛小説を『恋を知らない僕たちは』の酒井麻衣監督が実写映画化。『おいしくて泣くとき』の當真あみが余命宣告された病弱な少女、桜井萌を、『カラオケ行こ!』の齋藤潤が萌に突然告白される佐藤日向···もっと見る

『もののけ姫』4Kデジタルリマスター版が“3強”相手に大健闘!歴代興収ランキングで『ハリポタ』超えも?
『もののけ姫』4Kデジタルリマスター版が“3強”相手に大健闘!歴代興収ランキングで『ハリポタ』超えも?
『もののけ姫』4Kデジタルリマスター版が“3強”相手に大健闘!歴代興収ランキングで『ハリポタ』超えも?

10月24日から10月26日までの全国映画動員ランキングが発表。公開週からトップの座を守り続けている『チェンソーマン レゼ篇』(公開中)と、公開3週目を迎えた『秒速5センチメートル』(公開中)、そして『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(公開中)。上位3強の牙城は今週も崩れることはなかったが、トップ10圏内にはバラエティに富んだ5本の初登場タイトルが現れた。
そのなかで最上位にランクインしたのは、宮崎駿監督の『もののけ姫』(97)の4Kデジタルリマスター版。IMAXでの期間限定上映ということもあり、全国の上映劇場は61館。上映回数も限られているなかで満席となる回が続出する盛況ぶりを見せ、先述の3強に続く4位にランクイン。あらためてその人気の高さを証明した。 1997年の夏休みに公開され、観客動員数は1420万人、興行収入は193億円(当時は配給収入で集計されており、その数字は117億6000万円)を記録した『もののけ姫』。同年の暮れに『タイタニック』(97)が公開されたことで早々に記録を抜き去られてしまったとはいえ、日本の歴代興収No.1に君臨したことのある正真正銘のレコードホルダーだ。 2020年のコロナ禍に行われた再上映によって興収8億8000万円を上乗せ。累計興収では『ハウルの動く城』(04)を抜いて、スタジオジブリ作品としては2本目、日本映画としては当時3本目の興収200億円超えを達成。今回の再上映の成績はまだ正式に発表されていないが、1億2000万円以上の興収を上乗せしているのは確実で、『ハリー・ポッターと賢者の石』(01)を抜いて日本歴代興収ランキングの8位に浮上していると思われる(あわよくば『ONE PIECE FILM RED』も超えて7位の可能性も)。 そんな言わずと知れた国民的アニメだが、ちょうど最近、SNS上では若年層の間で「ジブリ作品を観たことがない」人が増加しているという話題が。配信サービスの台頭によってレンタルビデオ市場が大幅に縮小し、DVDやBlu-rayなどのソフトを観る習慣も激減。そもそも日本国内でジブリ作品はほぼ配信されておらず、テレビで放送される機会(幸いにも多いほうではあるが)を除けば、以前よりもアクセスしづらくなっているのが現状だ。 そうしたタイミングで『もののけ姫』のスクリーン鑑賞、それも4KリマスターでIMAXでの鑑賞が叶うというのは、往年のファンにとって待望の機会であることはもちろん、新しい世代に届く重要な機会であることはいうまでもないだろう。それは本作に限らず、洋画や邦画、エンタメ系やアートハウス系を問わず近年増加傾向にあるほかの再上映作品にも同じことがいえる。ほとんどの場合、劇場鑑賞を前提に製作されている以上、スクリーンで観るに勝る体験はないのである。 とはいえ、今回の『もののけ姫』が47都道府県を完全にはカバーしきれていないように、再上映で大規模公開というのはなかなか難しく、どうしたって劇場で観られる地域は限られがち。また、配信という新たな選択肢によって、レンタルビデオやソフトといった従来の選択肢が失われてしまい、観られる作品は増えたが観られなくなった作品も増えていること。映画文化の存続のためには、これらについても一考する余地があるだろう。 ところで、『もののけ姫』に次ぐ5位にランクインしたのも、再上映作品の『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』(97)。この両作は1997年の初公開のタイミングが一週違いだったというのは興味深い偶然だ。こちらは89館で公開され3日間で動員7万9034人、興収1億2531万3500円を記録。毎月1本「エヴァンゲリオン」作品を上映するという企画の一環であり、来月からは「新劇場版」の再上映。大きな盛り上がりを見せることは確実だろう。 さて、この週末に北米上陸を果たし、北米週末興収ランキングでNo.1を飾った『チェンソーマン レゼ篇』は、日本では無双状態が続いている。この週末3日間で動員25万4000人、興収3億9900万円と、前週比68%の成績を保ち6週連続Vを達成。累計成績では動員469万人&興収71億円を突破しており、まだまだ視界は良好だ。 一方、3週連続で2位となった『秒速5センチメートル』は、週末3日間で動員15万8000人、興収2億2200万円と、前週比80%近い数字をキープ。累計成績では動員102万人&興収14億円を突破。そして公開15週目を迎えた『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、週末3日間で動員11万9700人、興収1億9600万円を記録し、累計成績では動員2554万人&興収371億円に到達。“3強”の勢いは衰え知らずのよう。 新作タイトルでは、今年韓国デビュー10周年を迎えた9人組ガールズグループTWICEのドキュメンタリー映画『ONE IN A MILL10N』(公開中)が6位に初登場。MAPPAが制作を務め、“ゾンビィ”となって復活した少女たちが佐賀のご当地アイドルとして奮闘する姿を描くテレビアニメの劇場版『ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス』(公開中)は8位にランクインしている。 9位に初登場を果たしたのは、市原隼人主演のテレビドラマの劇場版『おいしい給食 炎の修学旅行』(公開中)。“給食マニア”の教師と生徒のバトルを描いた学園コメディで、2019年にスタートしたテレビドラマ版はSeason3まで展開し、劇場版は2020年の第1作を皮切りに今回で4作目。じわじわと人気を獲得しつづけ、初めてトップテン入りを果たしたことになる。 公開21週目を迎えた『国宝』(公開中)は7位となり、公開以来初めてトップ5圏外に。週末3日間の成績は発表されていないが、累計興収で見ると先週末から2億1000万円ほど上乗せされて166億5000万円。再上映で先週から7000万円ほど加算した『THE FIRST SLAM DUNK』(22)との差は2000万円なので、次週にはそれを抜いて日本歴代興収ランキング13位に浮上することだろう。実写邦画歴代1位までは、あと7億円だ。 以下は、1~10位までのランキング(10月24日〜10月26日) 1位『チェンソーマン レゼ篇』 2位『秒速5センチメートル』 3位『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』 4位『もののけ姫 4Kデジタルリマスター』 5位『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』 6位『ONE IN A MILL10N』 7位『国宝』 8位『ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス』 9位『おいしい給食 炎の修学旅行』 10位『ストロベリームーン 余命半年の恋』 今週末は、「このミステリーがすごい!2023年版」に選ばれた同名小説を映画化した『爆弾』(10月31日公開)、吉永小百合の124本目の映画出演作となる『てっぺんの向こうにあなたがいる』(10月31日公開)、「2gether」の監督と森崎ウィン、Snow Manの向井康二がタッグを組んだ日タイ合作映画『(LOVE SONG)』(10月31日公開)、「すみっコぐらし」の映画シリーズ第4弾『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』(10月31日公開)などが控えている。 文/久保田 和馬


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