トム・ホランド、“ネタバレなし”で深部を語る!『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は「若い人たちの心に確実に響く」

イベント

トム・ホランド、“ネタバレなし”で深部を語る!『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は「若い人たちの心に確実に響く」

セイディー・シンク演じる“極秘”キャラの真相は?

ピーターとMJやネッドとの関係も見どころのひとつ
ピーターとMJやネッドとの関係も見どころのひとつ[c]2026 CPII. All Rights Reserved. [c]& TM 2026 MARVEL

周囲の人々からピーターの記憶が消えることで、本シリーズを彩ってきたピーターとMJ、ネッドの関係も大きく変わることになる。ネッド役のバタロンは「ピーターにとって不運なことに、ネッドとMJは本当に充実した人生を送っています」と茶目っ気たっぷりにコメントし、「でも同時に2人とも、“なにかが欠けている気がする”といううっすらとした感覚にとらわれています」と、“スパイディ・トラッカー”が彼らの失われた繋がりを見つける手がかりになることを告白。

またゼンデイヤも「これまでの作品でMJはいつも悲観的で、ピーターは楽観的。でも今回はその関係性が逆転している点がとても興味深いんです。ピーターは1人になったことでどんどんネガティブさを抱え込むようになり、MJはいつの間にかピーターの前向きさだけを受け継いでいる」と説明。そして「ピーターは誰もが愛してしまうキャラクターで、正しい選択をしてほしいと心から思わせる存在。前作で他のスパイダーマンが警告した現実に真正面からぶつかりますが、あまり雲行きは良くなさそうで…」と含みを持たせるように語った。

MCUのドラマシリーズからパニッシャーを演じてきたジョン・バーンサルは、トム・ホランドと旧知の仲!
MCUのドラマシリーズからパニッシャーを演じてきたジョン・バーンサルは、トム・ホランドと旧知の仲![c]2026 CPII. All Rights Reserved. [c]& TM 2026 MARVEL

ドラマシリーズ「デアデビル」「パニッシャー」に登場したフランク・キャッスル/パニッシャー役のジョン・バーンサルは、今回満を持してMCUの劇場公開作品に初参戦。ホランドとはかつて『レジェンダリー』(17)で共演するなど旧知の仲で、「トムは僕にとって最高の仲間。今回また同じセットに戻ってくることができました。アイルランドの小さな部屋で一緒にオーディションテープを必死に作っていたあのころが嘘のようです」としみじみ。

司会者から「“大人向け”のキャラクターであるパニッシャーが、どうやってこの世界に馴染むのか?」と質問されるとバーンサルは、「その疑問は僕自身にもありましたが、このチーム全員が見事にかたちにしました。僕たちが目指したのは、TV-MA(17歳未満の視聴には不適切)のドラマの世界からそのまま歩き出し、この作品の世界から戻っていける、そんな説得力を持たせること。その感覚を観客にもちゃんと届けられると思います」と宣言した。

躍動感あふれるアクションはもちろん、ピーター・パーカーの内面に迫るドラマも見逃せない
躍動感あふれるアクションはもちろん、ピーター・パーカーの内面に迫るドラマも見逃せない[c]2026 CPII. All Rights Reserved. [c]& TM 2026 MARVEL

さらに“役名不詳”で謎に包まれたキャラクターを演じるシンクは「脚本はもらっていなかったですが、デスティンと何度も話をしたので物語がどんな方向に進むのかは大体わかっていました。かなり大きな秘密を抱えなきゃいけなかったですが、私はスパイダーマンの大ファンで、この作品に参加できるだけで本当に夢見たいな気分でした」とだけ答え、役柄についての言及を避ける。

するとパスカルは「きっと驚くと思います。彼女のキャラクターについて言えることは、彼女やフランク、MJやネッドやブルース・バナーにいたるまで、全員に共通するテーマが与えられていることです」と説明。ファイギも「彼女自身は何も言えないので、言わせてください」と前置きをし、「新しい人を迎える時、どんなキャラクターでどんな目的があるかを議論し、誰がその役にふさわしいかを考えていきます。セイディーの演じたキャラクターがそのキャラクターになったのは、セイディーのおかげなんです」と明かした。

『シビル・ウォー』での初登場からちょうど10年。トム・ホランドも今年で30歳に
『シビル・ウォー』での初登場からちょうど10年。トム・ホランドも今年で30歳に[c]2026 CPII. All Rights Reserved. [c]& TM 2026 MARVEL

最後にホランドは、「僕がこの映画への情熱や愛情を抱く気持ちは、スーツを着る機会に恵まれるたびにどんどん大きくなっています」と、スパイダーマンとして歩んできた10年間を感慨深げに振り返る。「僕たち3人は、まだ若かったころ、同じ日に人生が一変し、その経験を一緒に乗り越えてきた仲間。そのことにこれ以上なく感謝していますし、こうして新しいキャストの皆さんと画面を共有できることも本当に幸運なことと思っています」。

そして「ファンの皆さんもこのプロセスの仲間です。僕たちはファンのために映画を作り、その声に耳を傾けています。世界中に若い映画ファンのすばらしいムーブメントがあり、彼らはすばらしいアイデアを持っていて情熱にあふれている。僕たちもその情熱を共有しています。だから、その情熱を代表してステージに立つ幸運な子どもでいられることは、僕にとって決して当たり前ではない、大切な贈り物なんです」とスパイダーマンへの熱い想いを語っていた。


取材/MOVIE WALKER PRESS編集部 文/久保田 和馬

関連作品