「YouTubeは強力なツール」フィリッポウ兄弟から『Backrooms』の新鋭まで、“YouTuber監督”たちがホラー映画界を席巻!
双子YouTuberが長編第2作で描くのは、“儀式体験”ホラー
そんな“YouTuber監督”たちの先駆者ともいえるのが、“フィリッポウ兄弟”ことダニー&マイケル・フィリッポウ監督だ。オーストラリア出身の彼らは、登録者数690万人&総再生数15億回を超えるYouTubeチャンネル「RackaRacka」で世界的人気を獲得。呪物を使用した憑依チャレンジにのめり込んでいく女子高校生を主人公にした『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』で映画界に進出するや、全世界興収9220万ドルを超える大ヒットを記録した。
「YouTubeは、公開するとすぐに“なにが成功して、なにがダメだったのか”という視聴者の反応を得られます。それで鍛えられる部分もあるので、本当に強力なツールだと思っています」と、映画作品のみならず、映像制作を行ううえでYouTubeがいかに有用なものかを語るフィリッポウ兄弟。
「ゲートキーパーが門を開けてくれるのを待つのではなく、スマホさえあればすぐにでも挑戦できる。だから、このYouTuber出身の監督がヒット作を生み出している流れがこれからもどんどん続いていけばいいなと思っていますし、とてもワクワクしています」と、自分たちを含めた“YouTuber監督”たちの躍進ぶりに声を弾ませた。
彼らの待望の長編第2作となる『ブリング・ハー・バック』では、父親を失った兄妹の物語が展開する。兄のアンディ(ビリー・バラット)と目の不自由な妹パイパー(ソラ・ウォン)は、親切な里親ローラ(サリー・ホーキンス)のもとで暮らしはじめる。どこか不気味な雰囲気をまとった家で兄妹は、次々と不穏な出来事を体験し、やがて恐るべき儀式に巻き込まれていくことになる。
はたしてフィリッポウ兄弟は、本作でどんな恐怖を生み出しているのか。その衝撃的な全貌を、是非とも劇場のスクリーンで目撃してほしい。
文/久保田 和馬
