「YouTubeは強力なツール」フィリッポウ兄弟から『Backrooms』の新鋭まで、“YouTuber監督”たちがホラー映画界を席巻!

「YouTubeは強力なツール」フィリッポウ兄弟から『Backrooms』の新鋭まで、“YouTuber監督”たちがホラー映画界を席巻!

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』(22)で長編映画監督デビューを飾った双子YouTuberのダニー&マイケル・フィリッポウ監督が、ふたたびA24とタッグを組んだ『ブリング・ハー・バック』が7月10日(金)より公開を迎える。それに向け、いま世界のホラーシーンを席巻している“YouTuber監督”たちの活躍ぶりを紹介していこう。

北米で大ヒットを連発!2026年は“YouTuber監督”の躍進が止まらない

【写真を見る】16歳でYouTubeに動画を投稿し、20歳で最年少北米No. 1監督に!?『Backrooms』を手掛けた天才も“YouTuber監督”のひとり
【写真を見る】16歳でYouTubeに動画を投稿し、20歳で最年少北米No. 1監督に!?『Backrooms』を手掛けた天才も“YouTuber監督”のひとり[c]2026 Backrooms Rights LLC, PC Films, LLC. All Rights Reserved.

始まったばかりの今年の北米のサマーシーズンは、2本のホラー映画の話題で持ちきりとなっている。A24製作の『Backrooms』(公開日未定)と、ブラムハウス・プロダクションズ製作の『オブセッション 災愛』(7月17日公開)。どちらも現在20代の“YouTuber監督”の劇場用長編監督デビュー作という共通点がある。

ネットミームから生まれた“リミナルスペース”を題材に、はてしなく続く無人の空間に迷い込む恐怖を描いた『Backrooms』を手掛けたのは、現在20歳の天才クリエイター、ケイン・パーソンズ監督。16歳の頃から手掛け、世界中で一大ブームを巻き起こした動画シリーズを自らの手で長編映画化。

公開初週末から劇場には若い世代の観客が殺到し、オープニング興収はA24作品史上最高の8140万ドルを記録。史上最年少での北米No. 1獲得、A24作品初の北米興収1億ドル突破&全世界興収2億ドル突破などさまざまな記録を打ち立て、現在進行形で社会現象を巻き起こしている。

制作費75万ドルながら全世界興収2億ドルを突破した『オブセッション 災愛』
制作費75万ドルながら全世界興収2億ドルを突破した『オブセッション 災愛』[c]2026 Focus Features LLC.

一方の『オブセッション 災愛』は、どんな願い事も叶えるという呪術に手を出した青年が味わう恐怖体験を描いた物語。メガホンをとったのは、スケッチコメディを中心にしたYouTubeチャンネル「that's a bad idea」で注目を集め、YouTube公開で200万回を超える再生数を記録した長編ファウンド・フッテージ・ホラー『Milk & Serial』でホラー界からも熱視線を浴びた現在26歳の新鋭カリー・バーカー監督だ。

批評集積サイト「ロッテン・トマト」で、批評家からの好意的評価94%という2026年公開作全体で見てもトップクラスの高評価を獲得している同作。口コミの拡大もあって公開2週目、3週目と右肩上がりの興収を記録。わずか75万ドルの制作費ながら、すでに北米興収は1億6000万ドルを突破、全世界興収も2億3000万ドルを超える異例のヒットを飛ばしている。


伝説的YouTuberが制作から配給まで1人でこなした『Iron Lung』
伝説的YouTuberが制作から配給まで1人でこなした『Iron Lung』[c]Everett Collection/AFLO

北米では今年1月にも、登録者数3870万人を超える伝説的YouTuberのマークプライヤーが手掛けたSFホラー映画『Iron Lung』もスマッシュヒットを記録。人気インディーズゲームを原作にした同作では、マークプライヤーが自ら監督・主演を務めるだけでなく、前代未聞の自主配給・自主宣伝を行ったことが大きな話題に。あらゆる面で既存のルールにとらわれない“YouTuber監督”たちが、いままさに映画界全体に革命を起こそうとしているようだ。

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