トマト、ソファ、ジーンズ、組体操の驚きの共通点…まさかのモノが襲って来る珍品ホラーの世界

トマト、ソファ、ジーンズ、組体操の驚きの共通点…まさかのモノが襲って来る珍品ホラーの世界

今年は(も)早くから暑くなり、いよいよホラー映画の季節となってきた。ホラーとは安全な状況で恐怖を楽しむという一風変わった娯楽である。実際にホラー映画を観ると体温が下がるそうで(残念ながら持続性はないらしいが)、実にSDGsな涼む方法だ。

なかには怪作も?予想外なモノが人々を襲う珍品ホラーをご紹介

人の恨みが悪霊や怨霊化するのは当たり前として、ホラー映画では昔から様々なモノが恐怖の対象として登場してきた。死刑囚の魂がかわいい人形に取り憑いた『チャイルド・プレイ』(88)に、真っ赤なプリムス・フューリー(1958年型ヴィンテージカー)が邪悪な意思を持って持ち主に敵対する人々を殺害していく『クリスティーン』(83)、近所の優しい犬が狂犬病となり母子を襲う『クジョー』(83)といった正統派(?)もあれば、トンデモないモノが襲ってくる珍品ホラーもある。

悪魔が取り憑いたプレス機が殺人を繰り返す『スティーブン・キング/マングラー』
悪魔が取り憑いたプレス機が殺人を繰り返す『スティーブン・キング/マングラー』[c]Everett Collection/AFLO

先に挙げた『クリスティーン』と『クジョー』はホラー小説の帝王スティーヴン・キングの原作だが、そんなキングにもトンデモないモノが襲ってくる短編があり、しっかり映画化されている。洗濯工場の悪魔が取り憑き封印されていた洗濯用プレス機(なんぢゃあ、そりゃ!)に処女の生き血がかかったことで悪魔が復活し、恐ろしい殺戮が始まってしまう『スティーブン・キング/マングラー』(95/原作は「人間圧搾機」で、洗濯用プレス機をマングルというらしい)。そして、太鼓を叩くサルのおもちゃを動かした人たちがありえない方法で怪死を遂げていく『THE MONKEY/ザ・モンキー』(25)がある。

【写真を見る】珍品ホラーといえばこれ?巨大殺人トマトの恐怖を描く『アタック・オブ・ザ・キラートマト』
【写真を見る】珍品ホラーといえばこれ?巨大殺人トマトの恐怖を描く『アタック・オブ・ザ・キラートマト』[c]Everett Collection/AFLO

珍品ホラーといえば、まずはこれ。野菜のトマトが人々を襲いまくり、人類が絶滅寸前になるおバカホラー『アタック・オブ・ザ・キラートマト』(78)。凄惨な殺人事件を起こしまくるトマトと、それに対抗する人類…というハチャメチャなストーリー展開により、本国では公開当時は“Z級”と揶揄された。実はこの『~キラートマト』、劇中で唐突に起きるヘリコプターの墜落シーンは実際に撮影中に起きた事故の映像をそのまま使用している。幸いなことに死者は出なかったのだが、映画だけでなくスタッフまでトンデモない。ティム・バートンの『マーズ・アタック!』(96)など多くの映画のパロディや元ネタになったりしている怪作中の怪作だ。

トマトによって人類は追い詰められていく…(『アタック・オブ・ザ・キラートマト』)
トマトによって人類は追い詰められていく…(『アタック・オブ・ザ・キラートマト』)[c]Everett Collection/AFLO


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