ありがとうワーナー!「WB」大好き映画ライターが、思い出の作品を語りまくる「“ここから始まった”みたいな映画ばかり」

ありがとうワーナー!「WB」大好き映画ライターが、思い出の作品を語りまくる「“ここから始まった”みたいな映画ばかり」

「ハリー・ポッター」シリーズがついにスタート!大ヒット作が続出した2000年代

——いま出てきた「ハリー・ポッター」で言うと、今回上映されます2001年公開の『ハリー・ポッターと賢者の石』は、日本の興行収入が203億円と日本で最もヒットしたワーナー映画でした。続くシリーズも軒並み大ヒットとなっています。

200億を超える大ヒットを記録した『ハリー・ポッターと賢者の石』
200億を超える大ヒットを記録した『ハリー・ポッターと賢者の石』HARRY POTTER characters, names and related indicia are trademarks of and [c] Warner Bros. Entertainment Inc. Harry Potter Publishing Rights [c] J. K. Rowling. [c] 2001 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

渡辺「クリス・コロンバスから始まって」

相馬「3作目からはアルフォンソ・キュアロン」

渡辺「そこがすごくセンスいい!」

——4作目はマイク・ニューウェル監督で、5作目以降はデヴィッド・イェーツ監督で固定になります。

渡辺「ワーナーがデヴィッド・イェーツを気に入っている感はすごくあるよね(笑)。私は3作目のキュアロンから監督の色が出てきて、シリーズがおもしろくなった気がします。なんだろう。ただ能天気な話ではなくて」

相馬「最終的にはダークな話になっていって」

渡辺「『ハリー・ポッター』って8作ぐらいつくられてるでしょ?大体シリーズって続くと、だんだんクオリティが下がってきたり、パワーが下がってきたりするけど、これは最後まで同じテンションで続いた。その勝因をプロデューサーのデヴィッド・ハイマンにインタビューしたら、『ワーナーさんのおかげです』って言ってて。でもそれ聞いた時、そうかもねって思った。これまでのワーナーの骨太な監督主義って、つまり作品主義というわけで。そのDNAが『ハリー・ポッター』にもちゃんとあるんですよ」

キャストの成長を見守ることも「ハリー・ポッター」シリーズの醍醐味
キャストの成長を見守ることも「ハリー・ポッター」シリーズの醍醐味HARRY POTTER characters, names and related indicia are trademarks of and [c] Warner Bros. Entertainment Inc. Harry Potter Publishing Rights [c] J. K. Rowling. [c] 2001 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

相馬「間違いないですね」

——2000年代の作品からは2008年公開の『ダークナイト』と2009年公開の『グラン・トリノ』も上映されます。

相馬「『ダークナイト』はシリーズ2作目だったけれど、突然変異のように評価が高くなって。確かに(クリストファー・)ノーランは『メメント』あたりからいい監督だと思っていたけれど、いきなり『ダークナイト』で巨匠になりましたよね」

渡辺「それでも私はティム・バートン版が大好き(笑)」

相馬「(笑)。でも『バットマン』としても『ダークナイト』のストーリーは結構硬派で」

ヒース・レジャーによるジョーカーの演技がが高く評価され、アカデミー賞助演男優賞も受賞
ヒース・レジャーによるジョーカーの演技がが高く評価され、アカデミー賞助演男優賞も受賞BATMAN and all related characters and elements are trademarks of and [c] DC Comics. [c] 2008 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

渡辺「実録映画みたいだったよね。ノーランといえば2000年代から2020年の『TENET テネット』までずっとワーナー。いまは『オッペンハイマー』とか『オデュッセイア』とかわかりやすい映画作っているけど、ワーナー時代はわけのわからない映画ばかり作っていて(笑)。『インターステラー』『インセプション』なんて、ワーナー以外の会社では企画が通らないような内容だなって思わずにはいられない」

相馬「確かに。『インセプション』で特に思ったのは、1回観ただけだと理解できないけれど、だからといってつまらないわけじゃないということ」

渡辺「彼の映画ってだいたいそうじゃない?」

相馬「だから、何度も観ちゃうんですよね。商売上手(笑)。そして『グラン・トリノ』、確かこのころのイーストウッドは、役者を引退して監督に専念するような話をしていましたね。近年のイーストウッドだったらもう間違いなく代表作です」

孤独な老人と少年の心の交流を描く『グラン・トリノ』
孤独な老人と少年の心の交流を描く『グラン・トリノ』[c] 2009 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

渡辺「ほかにも、愛が爆発してた『ルーニー・テューンズ バック・イン・アクション』に、ティムくんが久々にワーナー映画に帰ってきた『チャーリーとチョコレート工場』などなど…思い出深い作品が多いです。あと『300 スリーハンドレッド』も大好きでした」

相馬「『300 スリーハンドレッド』はめちゃくちゃ燃えましたね!」


邦画作品が数多く製作、記憶にも新しい2010年代のワーナー映画

——そして2010年代の上映作品は、お話にも出てきた2010年公開の『インセプション』、2015年公開の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と『マイ・インターン』、2017年公開の『IT/イット“それ”が見えたら終わり。』。邦画からは2012年の『るろうに剣心』と2017年の実写版『銀魂』も上映されます。

30年ぶりのシリーズ最新作となった『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
30年ぶりのシリーズ最新作となった『マッドマックス 怒りのデス・ロード』[c] 2015 Warner Bros. Feature Productions Pty Limited. All rights reserved.

相馬「やっぱり近年の作品の上映が多いですね。このなかだとダントツで『怒りのデス・ロード』です。これはもう問答無用で映画館に行くべきです」

渡辺「じいちゃん(ジョージ・ミラー監督/公開当時70歳)の映画とは思えないくらいパワフルでしたよね」

相馬「最初に話したとおり、僕はもともと1作目に思い入れが強いので。シリーズ復活ってだけで、テンション上がりました」

渡辺「私がシリーズで一番好きなのは2作目。2作目は神話が生まれるような瞬間を見届けるような気持ちがあって。伝説のヒーロー誕生か…みたいな雰囲気がすごく好きで『かっけぇ!』って思ったかな。とにかくメルギブ(メル・ギブソン)がかっこいい!」

3作目まで主人公マックスを演じたメル・ギブソン
3作目まで主人公マックスを演じたメル・ギブソン写真は『マッドマックス2』(81)より[c]EVERETT/AFLO

相馬「やっぱり『マッドマックス』っていうくらいだから、シリーズでマックスはかなり思い切ったこともやるし、クレイジーなこともやるけれど、『怒りのデス・ロード』では一番まともに見えました。全員“マッド”ではあるけど」

渡辺「わかる!むしろマックスがフュリオサに負けてる感じ、しなかった?」

相馬「そうそう!負けてるんですよ。マックスだけ、なんでこんなに情けないんだろう…みたいなところがあるからこそおもしろいというのもあって」

渡辺「わかります!私が感心したのはA地点からB地点に行くだけの映画を作ってしまうこと。それだけで十分おもしろいのはすごいって思います」

相馬「『IT/イット“それ”が見えたら終わり。』はどうでしたか?やっぱりちゃんとスティーヴン・キングの原作を丁寧に撮れば、これだけおもしろい映画になるっていう」

スティーヴン・キングの同名小説を映画化した『IT/イット“それ”が見えたら終わり。』
スティーヴン・キングの同名小説を映画化した『IT/イット“それ”が見えたら終わり。』[c] 2017 Warner Bros. Entertainment Inc. and RatPac-Dune Entertainment LLC. All Rights Reserved.

渡辺「大好き。スティーヴン・キングはラストが弱いって言われていて。小説を読んでいると意外とラストはあんまり覚えていないんです。でも、映画ではラストがすごくすばらしくて」

相馬「原作と変えていますよね」

渡辺「あ、このラストは最高と思って。おそらくスティーヴン・キングも『なんで俺はこれを思いつかなかったんだろう』って思っているはず。本当にあのラストはすばらしい。確か、この年のベスト1に入れたはず」

相馬「『IT』がスティーヴン・キング的だなと思うのは、ジュブナイルに怖さが混ざっていているところですよね。最後の洋画配給作品になった『WEAPONS/ウェポンズ』にもそんなところを感じました」

ワーナー最後の洋画配給作品『WEAPONS/ウェポンズ』
ワーナー最後の洋画配給作品『WEAPONS/ウェポンズ』[c]2025 Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved
ワーナー・ブラザース映画ファンフェスティバル
●日程
2025年12月15日~12月23日(火)
●会場
東京・丸の内ピカデリー
大阪・なんばパークスシネマ
●料金
一般・シニア・大学生 1,500円/高校生以下・障害者手帳提示で 1,000円
※特別興行のためサービスデー、その他各種割引は適用外となります
※入場者特典として特製ポストカードを全員にプレゼント
●チケット発売
オンライン会員:上映3日前の17時00分~/非会員:上映3日前の21時00分~
劇場窓口:上映2日前の劇場オープン時~

●上映作品
<丸の内ピカデリー>
12月15日(月)『ダークナイト』(08)
12月16日(火)『マトリックス』(99)
12月17日(水)『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』(17)
12月18日(木)『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)※V8Jプロデュースによる応援上映
12月19日(金)『燃えよドラゴン 劇場公開版』(73)、『マイ・インターン』(15)
12月20日(土)『ハリー・ポッターと賢者の石(吹替版)』(01)、『インセプション』(10)
12月21日(日)『グラン・トリノ』(08)、『銀魂』(17)
12月22日(月)『ブレードランナー ファイナル・カット』(07)※上映前トークイベント予定
12月23日(火)『ボディガード』(92)※上映前トークイベント予定、『るろうに剣心』(12)

<なんばパークスシネマ>
12月15日(月)『ハリー・ポッターと賢者の石(吹替版)』(01)
12月16日(火)『マイ・インターン』(15)
12月17日(水)『ブレードランナー ファイナル・カット』(07)
12月18日(木)『ダークナイト』(08)
12月19日(金)『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)、『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』(17)
12月20日(土)『燃えよドラゴン 劇場公開版』(73)、『インセプション』(10)
12月21日(日)『銀魂』(17)
12月22日(月)『グラン・トリノ』(08)、『マトリックス』(99)
12月23日(火)『ボディガード』(92)、『るろうに剣心』(12)
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