「まさか泣くとは思わなかった」「歌唱シーンすべてにひきこまれた」…『トリツカレ男』に“トリツカレ”た観客が続出!

「まさか泣くとは思わなかった」「歌唱シーンすべてにひきこまれた」…『トリツカレ男』に“トリツカレ”た観客が続出!

「勇気をもらえた」ジュゼッペのまっすぐな愛情や、シエロの友情に感動!

「全キャラクターが大好きになる、90分あっという間の物語でした!!」(30代・女性)という熱量たっぷりのコメントからもわかるように、本作の最大の魅力はやはりキャラクター。デザインの独特さは前段で取り上げた通りだが、ここからはその内面的な魅力にも迫っていこう。

ひとたび何かにハマったら、周りのことがまったく見えなくなってしまうジュゼッペ
ひとたび何かにハマったら、周りのことがまったく見えなくなってしまうジュゼッペ[c]2001 いしいしんじ/新潮社 [c]2025映画「トリツカレ男」製作委員会

「印象的だったキャラクターは?」という質問で、もっとも多く名前が挙がったのはもちろん主人公のジュゼッペ。ほんの些細なきっかけで、すぐになにかに夢中になれる好奇心旺盛な性格で、とにかくまっすぐ。でもトリツカレたもの以外見えなくなってしまうという部分もあり、そこが彼のにくめないところ。

「どんどん印象の変わっていくキャラクターで、心優しく健気な一貫したまっすぐな性格にとても勇気をもらった」(10代・女性)
「やることやることがとにかくまっすぐで大好きになりました」(20代・女性)
「自分本位かと思ったら、トリツカレた先に思い入れができるすてきな人」(20代・女性)
「物語が進むにつれて、ジュゼッペの奥深さ、愛情深さを感じ大好きになりました」(30代・女性)
「性格、行動、すべてが魅力的」(20代・男性)
「こんなキャラクターはほかのどの作品にもいないので、一気にはまりました」(20代・男性)

ジュゼッペの相棒であるハツカネズミのシエロの声は、柿澤勇人が担当
ジュゼッペの相棒であるハツカネズミのシエロの声は、柿澤勇人が担当[c]2001 いしいしんじ/新潮社 [c]2025映画「トリツカレ男」製作委員会

ジュゼッペに負けず劣らずの人気を集めたのは、ハツカネズミのシエロ(声:柿澤勇人)。歌うことにトリツカれたジュゼッペは、仕事の帰り道で出会った幼いハツカネズミを連れて帰り、シエロと名付けて愛情を持って育てていくうちにネズミ語が話せるようになる。そうしてジュゼッペとシエロは唯一無二の親友に。時にジュゼッペの背中を押してくれたり、ペチカとの仲を取り持とうと奔走したり、まさに相棒のような存在だ。

「人間味あふれるネズミにだんだんと愛着が沸きました」(10代・女性)
「いつでもジュゼッペの理解者のような役割で、見ていて応援したくなる」(10代・女性)
「すごくチャーミングでかわいらしく、愛おしく感じるキャラクター」(10代・女性)
「どこまでもまっすぐにジュゼッペに尽くしててすてきでした。シエロの気持ちに一番共感しました」(30代・女性)
「ジュゼッペに対するあつい気持ちにトリツカレてしまいました」(30代・女性)
「とてもやさしい、ジュゼッペのために全力でがんばる姿がけなげ…そしてかわいい!!」(30代・女性)

ネズミの言葉をマスターしたジュゼッペと、彼を支えるシエロの友情が感動を誘う
ネズミの言葉をマスターしたジュゼッペと、彼を支えるシエロの友情が感動を誘う[c]2001 いしいしんじ/新潮社 [c]2025映画「トリツカレ男」製作委員会

と、その愛らしい見た目と優しい性格で多くの女性たちを虜にしたシエロ。男性からも「シエロとジュゼッペのかけあいがすごく好き」(30代・男性)という声が寄せられており、2人の関係こそが本作のテーマのひとつである“友情”を体現していることがよくわかる。なかでも多くの観客の心を掴んでいたのは、映画の中盤、あることにトリツカレすぎて身も心もボロボロになっていくジュゼッペに対し、「なにかに本気でトリツカレることは、みんなが考えてるほど馬鹿げたことじゃない」「君が本気を続けるなら、いずれなにかちょっとしたことで報われることはある」とシエロが話すセリフだ。

「自分もマイナースポーツの日本代表を目指しており、周りから変な目で見られることが多いですが、勇気をもらえた」(30代・男性)
「大人になるとなにかに夢中になることも少なくなりますが、夢中になることもすごいことだと教えてくれた気がしました」(30代・女性)
「自分の好きを続けようと思えた。勇気をもらえました」(20代・女性)
「私の心にも深く残る言葉になりました」(20代・女性)
「私もいろんなことにトリツカレやすいのでシエロの言葉がうれしかったです」(30代・女性)


ピュアな恋模様を取り巻く、魅力的なキャラクターたち

上白石萌歌が声を担当した、ヒロインのペチカ。彼女が抱える悲しみとは…
上白石萌歌が声を担当した、ヒロインのペチカ。彼女が抱える悲しみとは…[c]2001 いしいしんじ/新潮社 [c]2025映画「トリツカレ男」製作委員会

ヒロインのペチカについても「ペチカが出てきてから作品の雰囲気が変わった」(30代・男性)や、 「少しずつ明るくなっていく声のトーンと透明感のある歌声がキャラクターに合っていて印象的」(30代・女性)という声が寄せられている。女優として目覚ましい活躍を続ける一方で、アーティスト“adieu”としても活動する上白石の豊かな表現力が、ペチカというキャラクターをより魅力的にしてくれたようだ。

また、意外にも人気だったのは、「陽気な悪党でロマンチック」(10代・男性)「なんだかんだいい奴」(40代・男性)など男性から圧倒的支持を集めたツイスト親分(声:山本高広)。街のギャングの親分であり、借金のかたとしてペチカから風船売りの場所代を取っているように、はじめは悪役的なポジションとして登場するのだが、ジュゼッペの人間的魅力にトリツカレ、協力してくれる頼もしい存在に。

ツイスト親分など、ジュゼッペとペチカを支えるキャラクターたちは良い人ばかり
ツイスト親分など、ジュゼッペとペチカを支えるキャラクターたちは良い人ばかり[c]2001 いしいしんじ/新潮社 [c]2025映画「トリツカレ男」製作委員会

そしてもう1人は、本作のキーパーソンといえる子どもたちにホッケーを教えている先生のタタン(声:森川智之)。「子どもたちやペチカやジュゼッペへの愛と優しさにあふれていて、最後は泣いてしまいました。このストーリーの裏の主人公なのではと思います」(30代・女性)というコメントに加え、「犠牲心に心打たれた」(50代・女性)「そんなよくできた人間いますか!?」(30代・女性)というコメントも。いったいタタンがどのような人物で、劇中で彼がどのような行動を見せるのか。それは映画本編で確かめてみてほしい。

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