「ジョン・ウィック」過去シリーズ&最新作を相関図で総決算!『バレリーナ』を観る前にチェックしたい殺し屋の世界
復讐のため、伝説の殺し屋が最前線に復帰する『ジョン・ウィック』(14)
愛する妻ヘレンのために裏社会を去った殺し屋のジョン・ウィック。病でヘレンを亡くしたあとは、彼女が遺した子犬を心の支えに平穏な日々を送っていた。そんなある日、ジョンは愛車「1969 フォード マスタング マッハ1」を盗みにきた窃盗団に子犬を殺されてしまう。窃盗団のリーダーはジョンの元雇い主のロシアンマフィア、ヴィゴの息子だった。怒りに駆られたジョンは組織への復讐を宣言する。
●ウィンストン(イアン・マクシェーン)
40年にわたって主席連合に尽くしてきたニューヨーク・コンチネンタルの支配人。強い信念の持ち主で、主席たちにも意見を通す。ジョンとは長い付き合いで、時にメンターとして彼を導く一番の理解者。
●シャロン(ランス・レディック)
ニューヨーク・コンチネンタルのコンシェルジュ。ウィンストンの片腕というべき存在で、敬意と威厳を持って客に接するホテルマンの鑑。ルール厳守の姿勢を貫きながら、ジョンが仕事で長旅をする時は彼の愛犬を預かるなど柔軟性も持っている。
●ヴィゴ・タラソフ(ミカエル・ニクヴィスト)
ニューヨークで一大勢力を誇るロシアンマフィアのボス。組織拡大に貢献したジョンの引退を認めるなど良好な関係を築いていた。息子ヨセフがジョンを襲撃したと知り、すぐに和解を申し出たが聞き入れられず、苦渋の選択で戦いに打って出る。
●ヨセフ・タラソフ(アルフィー・アレン)
ヴィゴの息子で自動車窃盗団のリーダー。威勢はいいが中身が伴わない未熟さを持つ。ジョンの愛車を盗むため自宅に侵入し、ヘレンの忘れ形見である子犬を彼の目の前で殺害する。その後は多くのボディガードに守られながら隠れ家に潜伏するが…。
●ミズ・パーキンズ(エイドリアンヌ・パリッキ)
ヴィゴに雇われ、ジョンを襲う暗殺者。コンチネンタルホテル内で仕留めたら報酬が倍増すると知り、ルールを破る。タフなファイターで、関節を外して手錠から逃れるなど機転も利く。
●マーカス(ウィレム・デフォー)
ジョンの友人の暗殺者。ヴィゴからジョン殺しを依頼されやむなく請け負うが、どうしても引き金が引けず、密かにヴィゴの刺客からジョンを守るサポーターと化す。
誓印のルールがジョン・ウィックに立ちはだかる『ジョン・ウィック:チャプター2』(17)
愛車と愛犬の復讐を果たしたジョンの前に、イタリアンマフィアのサンティーノ・ダントニオが現れた。彼はかつてジョンと誓印を結び、引退を懸けた大仕事にひと役買った人物。一度は断ったジョンだが、報復として妻との思い出が詰まった自宅を破壊されてしまう。ウィンストンの助言もあり、ジョンは怒りを抑えて依頼を受けることにする。
●サンティーノ・ダントニオ(リッカルド・スカマルチョ)
イタリアンマフィア、カモッラを率いるダントニオファミリーの長男。ジョンが復帰したことを知り、父から主席の座を受け継いだ実の姉ジアナの暗殺を依頼。姉に成り代わり、主席の座についた野心家。任務を終えたジョンに対し、今度は姉殺しの犯人として懸賞金をかけるが、逃げ込んだニューヨーク・コンチネンタルで返り討ちに合う。
●ジアナ・ダントニオ(クラウディア・ジェリーニ)
サンティーノの姉で、父からダントニオファミリーを受け継いだボス。女性ながらやり手で勢力を伸ばしている。ジョンとは友人で、弟が自分の座をねらって彼を差し向けたことを聞かされると、銃で撃たれる前に自らの両手首にナイフを突き立てた。
●アレス(ルビー・ローズ)
サンティーノのボディガード。ローマでジアナ殺しを見届けたのち、ジョンに宣戦布告する自信にあふれた殺し屋。聾唖者で手話で会話する。
●カシアン(コモン)
ジアナが最も頼りにしているボディガード。主人の死に関与したジョンに怒りを覚えつつ、相手の置かれた立場を尊重するプロに徹した姿勢を持つ。ジョンとはほぼ互角の戦闘能力を有する。
●バワリー・キング(ローレンス・フィッシュバーン)
古びたビルや地下を拠点に、ニューヨークに独自のネットワークを築く犯罪王。自由を愛し、裏社会を牛耳る主席連合に対しても臆することなく自分流を貫き通す。