「ジョン・ウィック」過去シリーズ&最新作を相関図で総決算!『バレリーナ』を観る前にチェックしたい殺し屋の世界

「ジョン・ウィック」過去シリーズ&最新作を相関図で総決算!『バレリーナ』を観る前にチェックしたい殺し屋の世界

キアヌ・リーブスが伝説の暗殺者ジョン・ウィックを熱演する大ヒットシリーズの最新作『バレリーナ:The World of John Wick』(8月22日公開)。シリーズを通してガンアクションとカンフーを組み合わせた“ガンフー”など、ダイナミックなアクションで世界を熱狂させてきた。今回は『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(21)などに出演してきたアナ・デ・アルマス演じる新たな暗殺者イヴが、父を殺した謎の教団に復讐を果たす物語が描かれる。劇中にはジョンをはじめ、ニューヨーク・コンチネンタルの支配人ウィンストン(イアン・マクシェーン)、コンシェルジュのシャロン(ランス・レディック)らおなじみのメンバーも登場。改めて“ジョン・ウィック・ワールド”の物語やジョンを中心としたキャラクターたちを相関図と共に振り返りながら、最新作『バレリーナ』の見どころに迫ってみたい。

※本記事は、「ジョン・ウィック」過去シリーズのネタバレ(ストーリーの核心に触れる記述)に該当する要素を含みます。未見の方はご注意ください

【写真を見る】「ジョン・ウィック」全シリーズから『バレリーナ:The World of John Wick』まで網羅した相関図
【写真を見る】「ジョン・ウィック」全シリーズから『バレリーナ:The World of John Wick』まで網羅した相関図[c]Everett Collection/AFLO [R], TM & [c] 2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

伝説の暗殺者ジョン・ウィックと決して破ってはいけない裏社会のルール

“ブギーマン”や“ババヤガ”の異名を持つ伝説の殺し屋ジョン・ウィック。受けた仕事は必ずやり遂げる不死身の暗殺者だったが、結婚を機に裏社会から引退。最愛の妻ヘレン(ブリジット・モイナハン)が病に倒れたのち、唯一の家族だった愛犬を殺したロシアンマフィアに復讐するため裏社会に舞い戻る。

愛妻が遺した子犬と穏やかな日々を過ごしていた(『ジョン・ウィック』)
愛妻が遺した子犬と穏やかな日々を過ごしていた(『ジョン・ウィック』)[c]Everett Collection/AFLO

シリーズ最大の特徴で魅力でもあるのが、多彩な殺し屋たちがひしめく裏社会の設定だ。この世界を支配するのが主席連合と呼ばれる組織。イタリア系やロシア系、中国系など世界の主要犯罪組織から選ばれた12人の主席によって運営され、彼らのもと厳格なルールが敷かれている。裏社会といえばルール無用の無法地帯と思われがちだが、ルールに従うことで各組織はパワーバランスを保ち、殺し屋たちも不要なトラブルから守られている。また、裏社会では独特の金貨も流通。ホテルや店の支払いのほか、サービスへの対価、名刺代わりにも使用することができる。


ウィンストンから暗殺教団の存在を聞かされる(『バレリーナ:The World of John Wick』)
ウィンストンから暗殺教団の存在を聞かされる(『バレリーナ:The World of John Wick』)[R], TM & [c] 2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

主席連合が定めたルールのなかで絶対的なものが2つある。1つは「コンチネンタルホテル内での“仕事”は禁止」。コンチネンタルホテルは世界各地に設けられた連合管理下の施設。暗殺者たちが休息や情報収集をするための中立地帯であり、ホテル内での殺しはいっさい禁じられている。もう1つは「誓印を守る」こと。誓印は互いの血判で交わす契約で、交わした相手の依頼は必ず遂行しなければならない。ルールを破った者には追放や処刑など過酷な運命が待っている。

愛車を奪われ、子犬を殺されたことで裏社会に舞い戻る!(『ジョン・ウィック』)
愛車を奪われ、子犬を殺されたことで裏社会に舞い戻る!(『ジョン・ウィック』)[c]Everett Collection/AFLO
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