池田エライザ&阿達慶&橋本愛の学生時代の写真に「かわいい」と大歓声!あのころに戻って“リライト”したいことを告白

池田エライザ&阿達慶&橋本愛の学生時代の写真に「かわいい」と大歓声!あのころに戻って“リライト”したいことを告白

数々の青春映画で若い世代から圧倒的支持を集める松居大悟監督と、“時間もの”で高い評価を獲得している脚本の上田誠が初タッグを組んだ映画『リライト』(6月13日公開)。本作の完成披露試写会が5月19日に有楽町朝日ホールで行われ、池田エライザ阿達慶橋本愛、松居大悟監督、脚本の上田誠が出席した。

『リライト』(6月13日公開)の完成披露試写会が行われた
『リライト』(6月13日公開)の完成披露試写会が行われた

法条遥の同名小説を映画化した本作。主人公の美雪(池田)は、高校時代に300年後からやってきた未来人の保彦(阿達)と出会い、恋に落ちる。彼と過ごしたひと夏の物語を小説にする約束をした美雪は10年後に小説家となり約束した物語を書き上げ、彼との出来事は“自分だけのもの”だったと信じるが、「保彦との特別な思い出があるのは1人だけじゃない」と同級生から衝撃の事実が明かされる。

池田エライザ、制服姿の高校生役にトライ
池田エライザ、制服姿の高校生役にトライ

“史上最悪のパラドックス”として話題となった原作の映画化となり、池田は「脚本をいただいた時から、みなさんの口コミや感想、考察がすごく気になるなと思って。皆さまがどういう感情になるのだろうかと、(反響を)心待ちにしています」とお披露目の日を迎えた心境を吐露。映画初出演を果たした阿達は「やっと観てもらえるという気持ちと、どう受け取ってもらえるんだろうというワクワクとか緊張など、いろいろな感情が巡り回っています!」と溌剌とした笑顔を見せていた。

【写真を見る】対象的なカラードレスで美の競演!池田エライザは白、橋本愛は黒のドレス姿で登場
【写真を見る】対象的なカラードレスで美の競演!池田エライザは白、橋本愛は黒のドレス姿で登場

美雪役の池田は、劇中で“現在”となる2019年と10年前の高校時代を演じ分けている。「いままで、あらゆる特殊な役をやってきました。足す作業だったところ、今回は高校生ということで、お化粧にしても、なにをするにしても足すことができない。とにかく引き算をした」と役作りでのこだわりを明かした池田は、「引き算をして、気づけば『これはすっぴんなのでは』という状態。事務所の人にも『いつから私はすっぴんで出ていいことになったんですか』って。『もういいんですね。行きますよ。出ちゃいますよ、これで』というくらい引いていった(笑)。もうこれ以上、引けるものはないという状態。あとは楽しく、高校生の時の全身がシャキシャキ動く感じを思い出しながら演じました」と声を弾ませた。

“史上最悪のパラドックス”をひも解くキーパーソンの友恵役を演じた橋本愛
“史上最悪のパラドックス”をひも解くキーパーソンの友恵役を演じた橋本愛

300年後からやってきた未来人を演じた阿達は、実力派の役者陣のなかで映画初挑戦をすること自体が、ある意味で異質な存在となるため、それを「未来人役としての武器にした」とニッコリ。「自然体でいることを意識していた」と話した。撮影時には世話焼きの酒井茂役を演じた倉悠貴が、「お兄ちゃんのようにお世話をしてくれた」とのこと。阿達は「尾道のホテルでは『シーンの練習をしよう』と広間で一緒に練習をしてくれた。倉くんにしか見せない保彦を出すことができた。温泉とかにも連れて行ってくれた」と感謝を伝えた。そして“史上最悪のパラドックス”をひも解くキーパーソンとなる友恵を演じた橋本は、阿達と同級生を演じるとあって「若さを盗みながら演じていた」と楽しそうに撮影を回顧していた。

池田エライザはギターが親友だった様子
池田エライザはギターが親友だった様子

またこの日は、学生時代の写真と合わせて絶対に“リライト”したいエピソードを披露する場面もあった。池田は「当時はカリスマJKみたいな感じで取り上げてもらうこともあったんですが、その実、土手でギターを弾くような少女でもあった。ずっとギターを背負って、高校時代を過ごしていた」とギターを手にした高校時代の写真を披露。「リライトするならば、喧嘩をするほど仲が良い親友との時間みたいなものを過ごしてみたかった。お仕事で会えない時もあるから、(友達と)あまり距離を詰める勇気がなかった。友達と喧嘩しちゃうくらい仲良くなって、遊んだりしてみたかった」と名残惜しそうに語っていた。

愛犬アロハとの写真をお披露目した阿達慶
愛犬アロハとの写真をお披露目した阿達慶

阿達は「(事務所に)入所する前の中学の写真」だと紹介しながら、愛犬と寝転んでいる写真を見せた。会場から「かわいい!」と歓声があがるなか、阿達は「思い返してみるとイベントにも参加できていなかったので、高校生のころの写真がなくて。高校時代に戻ったらもっと写真とか、お友達を作って、高校生っぽいことをしたい。青春を謳歌…できなさそうだけれど、もうちょっと頑張ってみたい」と笑顔。


橋本愛、「悔しい想いを晴らしたい」とリライト計画!
橋本愛、「悔しい想いを晴らしたい」とリライト計画!

橋本はロックなポーズを決めた中学時代の写真を掲げ、「いまだったら先生ともっとやりあえたなと思う。あのころは怒られても、返す言葉がなかった。グッと耐えていた。いまだったら論理立てて、理詰めで『こっちも正当な理由がある』と言いたい。悔しい想いを晴らしたいです」と想いをあふれさせ、会場を笑わせていた。

取材・文/成田おり枝

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