映画ランキング - 全米映画
(2025/5/23~2025/5/25)

2025年5月26日 発表(毎週火曜更新)
2025年5月23日~2025年5月25日にアメリカで上映された映画の興行収入ランキングはこちら。『リロ&スティッチ』『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』『Final Destination Bloodlines』などがランクイン!(Box Office Essentials調べ)

  • No.1
    NEW

    リロ&スティッチ

    、108分、SF/ファンタジー/ヒューマンドラマ/ファミリー
    4.3
    4917

    週末興収$183,000,000

    累積興収$183,000,000

    ディズニーの同名アニメーションを実写映画化。ハワイを舞台に、いつも一人ぼっちな少女が、暴れん坊のエイリアンと出会い、かけがえのない絆を築いていく。『マルセル 靴をはいた小さな貝』のディーン・フライシャ···もっと見る

  • No.2
    NEW

    週末興収$77,500,000

    累積興収$77,500,000

    スパイ組織IMFに所属するイーサン・ハントと彼が率いるチームの戦いを映す「ミッション・インポッシブル」シリーズ第8作。2部作として製作された前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART···もっと見る

  • No.3
    1 down
    Final Destination Bloodlines

    Final Destination Bloodlines

    公開未定
    -
    0

    週末興収$23,975,000

    累積興収$94,107,000

  • No.4
    2 down

    サンダーボルツ*

    、126分、アクション
    4.0
    2593

    週末興収$11,800,000

    累積興収$174,007,728

    “全員ワケあり”なならず者チーム「サンダーボルツ」の戦いを描くアクション。『ブラック・ウィドウ』のフローレンス・ピューがエレーナ、デヴィッド・ハーバーがレッド・ガーディアン/アレクセイ、『アベンジャー···もっと見る

  • No.5
    3 down

    罪人たち

    、137分、ホラー/アクション/バイオレンス
    PG12
    -
    515

    週末興収$11,015,000

    累積興収$258,816,000

    狂乱の宴から生き残ろうとする主人公たちの奮闘を描くノンストップ・サバイバルホラー。「ブラックパンサー」シリーズのライアン・クーグラーが監督、脚本、製作を務め、『クリード チャンプを継ぐ男』のマイケル・···もっと見る

  • No.6
    NEW
    The Last Rodeo

    The Last Rodeo

    公開未定
    -
    0

    週末興収$6,266,716

    累積興収$6,266,716

  • No.7
    7 keep
    Friendship

    Friendship

    公開未定
    -
    0

    週末興収$5,736,382

    累積興収$8,391,255

  • No.8
    4 down

    マインクラフト/ザ・ムービー

    、101分、冒険・アドベンチャー
    3.9
    4425

    週末興収$2,790,000

    累積興収$421,423,000

    世界で一番売れている同名ゲームを実写映画化。3Dブロックで構成されたバーチャル空間で、イメージしたものを自由に創りだせる不思議な世界を描く。『アクアマン』のジェイソン・モモア、『ジュマンジ』のジャック···もっと見る

  • No.9
    5 down
    The Accountant 2

    The Accountant 2

    公開未定
    -
    0

    週末興収$2,548,000

    累積興収$63,450,000

  • No.10
    6 down
    Hurry Up Tomorrow

    Hurry Up Tomorrow

    公開未定
    -
    0

    週末興収$860,000

    累積興収$4,934,000

北米で実写版『リロ&スティッチ』が特大ヒットスタート!『ミッション:インポッシブル』最新作を撃破し、サマーシーズンの主役候補に
北米で実写版『リロ&スティッチ』が特大ヒットスタート!『ミッション:インポッシブル』最新作を撃破し、サマーシーズンの主役候補に
北米で実写版『リロ&スティッチ』が特大ヒットスタート!『ミッション:インポッシブル』最新作を撃破し、サマーシーズンの主役候補に

先週末(5月23日から5月25日)の北米興収ランキングは、上半期最大の書き入れ時であるメモリアル・デイ(戦没将兵追悼記念日)の連休週末。祝日となった5月26日を含む4日間の全体の総興収はなんと3億3000万ドルを超え、過去最高だった2013年を上回るメモリアル・デイ週末の新記録を更新。その後押しとなったのが、ディズニーの実写版『リロ&スティッチ』(6月6日日本公開)と、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(日本公開中)の2本だ。
初登場でNo. 1に輝いたのは、『リロ&スティッチ』のほう。初日から3日間の興収は1億4601万ドルと、歴代35位のオープニング成績であり、ディズニーアニメの実写化作品としては『ライオン・キング』(19)と『美女と野獣』(17)に次ぐ第3位。祝日を含めた4日間の興収は1億8260万ドルにのぼり、従来のメモリアル・デイのオープニング興収No. 1だった『トップガン:マーヴェリック』(22)を2000万ドルほど上回ることに成功している。 いまから23年前に公開されたオリジナルの『リロ&スティッチ』(02)は、キャラクターとしての人気は獲得したものの興行的にはまずまずのものだった。その北米最終興収を、今回の実写版リメイクではたった3日間で上回ったことになる。そして公開6日目には累計興収2億ドルをサクッと突破。近年のファミリー向け作品の興行的持続力を加味すれば、さらに上を目指せるはず。『白雪姫』(24) で暗雲が立ち込めたディズニーの実写化の流れに、非常に明るい希望の光が射し込んだといえよう。 一方、『ファイナル・レコニング』のほうは初日から3日間で興収6403万ドル、祝日を含む4日間では興収7904万ドルと、『リロ&スティッチ』にダブルスコア以上の差をつけられての2位発進。それでもこのオープニング成績は、前々作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(18)を上回るシリーズベスト。トム・クルーズの主演作としても、『トップガン:マーヴェリック』と『宇宙戦争』(05)に次ぐ歴代3位の好成績だ。 日本では非常に安定した興収を保ち続けるハリウッド屈指の大ヒットシリーズとしてのイメージが強い「M:I」シリーズだが、北米では『フォールアウト』の興収2億2000万ドルが過去最高(充分高い興収ではあるのだが)。前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE』(24)は『フォールアウト』から制作費が1億ドル近く増額したものの、全世界興収は2億ドル以上も下落。今作はさらに1億ドル以上上乗せの4億ドルの制作費がかけられており、興行的には“これまで以上”の特大ヒットが要求されるが、その点ではかなり厳しい戦いになるかもしれない。 そんな両作の評価を、批評集積サイト「ロッテン・トマト」でチェックしてみよう。『リロ&スティッチ』は批評家からの好意的評価が69%とオリジナルを下回りつつも、興行成績に直結しやすい観客からの評価は93%とオリジナル以上。納得の数字だ。対して『ファイナル・レコニング』は批評家からが80%で観客からが89%。初期3作はともかくとして、4作目以降は常に批評家から90%超えの高評価を得ていたことを考えると、やや物足りなく見えるのが正直なところ。 いずれにしても、今後続々公開されるサマーシーズンのビッグタイトルと戦えるだけの機動力を備えた2作品。この勢いに乗って、今年の夏は久しぶりに北米の映画界に活況が戻ってきてくれると信じたい。 文/久保田 和馬


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