映画ランキング - 全米映画
(2026/5/29~2026/5/31)
2026年6月1日
発表(毎週火曜更新)
2026年5月29日~2026年5月31日にアメリカで上映された映画の興行収入ランキングはこちら。『Backrooms』『オブセッション 災愛』『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』などがランクイン!(Box Office Essentials調べ)
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NEWBackrooms
公開未定-0週末興収$81,456,295
累積興収$81,456,295
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1週末興収$25,000,000
累積興収$137,368,604
ルーカスフィルムのチーフ・クリエイティブ・オフィサー、デイヴ・フィローニ製作総指揮の下、「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」後の世界を舞台に、賞金稼ぎ“マンダロリアン”と強大なフォースの力を秘めたグロ···もっと見る
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3週末興収$11,700,000
累積興収$339,903,000
「イコライザー」シリーズのアントワーン・フークアが、“キング・オブ・ポップ”=マイケル・ジャクソンの栄光と悲劇を描いた伝記映画。野心家の父の下で兄弟グループ“ジャクソン5”としてデビュー後、名プロデュ···もっと見る
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NEW
The Breadwinner
公開未定-0週末興収$7,500,000
累積興収$7,500,000
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NEW
Pressure
公開未定-0週末興収$5,750,000
累積興収$5,750,000
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NEW
Passenger
公開未定-0週末興収$2,600,000
累積興収$15,269,000
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7週末興収$2,000,000
累積興収$77,747,000
格闘ゲームを実写映画化した『モータルコンバット』の続編
先週末(5月29日から5月31日まで)の北米興収ランキングはホラー界に彗星のごとく現れた2人の新星が、それぞれ新たな記録を打ち立てることに。まずは初登場でNo. 1に輝いた、弱冠20歳の新鋭ケイン・パーソンズの初長編監督作『Backrooms』からチェックしていこう。
3442館で公開された『Backrooms』の初日から3日間の興収は8140万2424ドル。これはA24作品の従来のオープニング記録であった『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(24)の2553万7368ドルを3倍以上も上回る特大オープニング。しかも公開5日目の火曜日の時点で『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』(25)の北米累計興収9604万64ドルを抜き去り、A24作品史上最大のヒット作にのぼり詰めることに成功。翌水曜日にはあっさりと累計興収1億ドルを突破している。
このオープニング成績をA24作品以外と比較してみると、2026年公開作としては『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』(日本公開中)や『Michael/マイケル』(6月12日日本公開)、『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』(日本公開中)に次ぐ暫定4位。歴代のホラージャンルでみれば「IT/イット」シリーズと『死霊館 最後の儀式』(25)に次ぐ4位と、インディペンデント系スタジオ作品、しかも制作費わずか1000万ドルの作品としては異例のパフォーマンスだ。
批評集積サイト「ロッテン・トマト」によれば、批評家からの好意的評価の割合は88%で、観客からのそれは74%と、想像以上に批評家から受け入れられていることがよくわかる。ジャンル的にはアカデミー賞向きとは言い難いが、近年のジャンルを超越した賞レースの動きを踏まえれば、なにかおもしろいことが起きそうな予感はひしひしとただよっている。
そんな『Backrooms』を手掛けたパーソンズは、『クロニクル』(12)で当時27歳だったジョシュ・トランクが打ち立てた北米No. 1の最年少記録を大幅に更新。また、2位にランクインした『オブセッション 災愛』(7月19日日本公開)を手掛けたカリー・バーカーも現在26歳なので、前例にないほどフレッシュなワンツーが実現したようだ。
『オブセッション 災愛』は、3位だった初週末から右肩上がりの週末興収をあげつづけ、公開3週目の週末3日間興収は2739万5480ドル。特殊なクリスマス&年末年始シーズンや、限定公開から拡大公開へと踏み切ったような作品を除けば、このように初週末から2週目末、3週目末と興収を伸ばしつづけた作品というのは『E.T.』(82)以来44年ぶりなのだとか。
この2作の勢いに撃破された『マンダロリアン・アンド・グローグー』は、週末3日間で前週比29.9%という大幅な下落に見舞われ、よもやの3位へ転落。ちなみに『Backrooms』のパーソンズは『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(05)と同い年、『オブセッション 災愛』のバーカーは『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(99)と同い年。YouTube出身の若き才能たちが、映画界の勢力図を変えようとしている。
文/久保田 和馬
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