映画ランキング - 国内映画
(2025/4/11~2025/4/13)

2025年4月14日 発表(毎週火曜更新)
2025年4月11日~2025年4月13日に日本国内で上映された映画の観客動員数ランキングはこちら。『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』『アマチュア』『ウィキッド ふたりの魔女』などがランクイン!(興行通信社調べ)

  • No.1
    1 keep

    映画ドラえもん のび太の絵世界物語

    、105分、アニメ/ファンタジー/冒険・アドベンチャー/キッズ
    4.6
    5036

    「映画ドラえもん」シリーズ45周年記念となる、長編映画シリーズ第44作。絵の中に広がるアートリア公国を訪れたドラえもんたちが、幻の宝石をめぐって強大な敵に立ち向かう。監督は『映画ドラえもん のび太のひ···もっと見る

  • No.2
    NEW

    アマチュア

    、123分、アクション/サスペンス・ミステリー
    3.8
    2124

    “アマチュアスパイ”となったCIA分析官が繰り広げる復讐劇を描くサスペンスアクション。『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックが主演を務め、愛妻家で内気な性格のCIA分析官チャーリーを演じる。CIA···もっと見る

  • No.3
    2 down

    ウィキッド ふたりの魔女

    、161分、ミュージカル
    4.4
    10077

    小説「オズの魔法使い」に登場する正反対な2人の魔女の友情を描くミュージカル「ウィキッド」を映画化した2部作の前章。『クレイジー・リッチ!』のジョン・M・チュウがメガホンをとり、舞台「カラーパープル」の···もっと見る

  • No.4
    3 down

    片思い世界

    、126分、ヒューマンドラマ
    4.3
    3632

    『花束みたいな恋をした』の土井裕泰監督と脚本家の坂元裕二が再タッグを組んだヒューマンドラマ。古い一軒家で暮らす家族でも同級生でもない3人の、12年間誰にも言えなかった切実な片思いを描く。広瀬すず、杉咲···もっと見る

  • No.5
    6 up

    ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-

    、100分、アニメ/舞台・音楽
    4.8
    1855

    アニメや漫画、舞台など多ジャンル展開する音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』が初めてアニメ映画化。6チーム総勢18名による男の威信をかけた熱いラップバトル、第三回ディビジョン・ラ···もっと見る

  • No.6
    NEW

    アニメ『宇宙戦艦ヤマト』シリーズをリメイクする『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズのうち、1980年公開の劇場版第3作「ヤマトよ永遠に」に新解釈を加えて再構成した7部作(全26話)のうちの第3章。『戦国···もっと見る

  • No.7
    10 up

    教皇選挙

    、120分、サスペンス・ミステリー
    4.1
    3549

    新しいローマ教皇を選出するための教皇選挙“コンクラーベ”の内幕を描くミステリー。『西部戦線異状なし』のエドワード・ベルガーが監督を務め、「ハリー・ポッター」シリーズのレイフ・ファインズがコンクラーベを···もっと見る

  • No.8
    5 down

    白雪姫

    、109分、ファンタジー
    3.7
    3667

    ディズニー初の長編映画で世界初のカラー長編アニメーションである『白雪姫』を実写映画化。『ウエスト・サイド・ストーリー』のレイチェル・ゼグラーが白雪姫、「ワンダーウーマン」シリーズのガル・ガドットがヴィ···もっと見る

  • No.9
    9 keep

    ファーストキス 1ST KISS

    、124分、恋愛
    4.6
    7304

    『怪物』の脚本家である坂元裕二と、『ラストマイル』の塚原あゆ子監督が初タッグを組み、事故で夫を亡くした妻が、タイムトラベルで若い頃の夫と再会し、もう一度恋に落ちるラブストーリー。『ラストレター』の松た···もっと見る

  • No.10
    NEW

    ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今

    、125分、コメディ/恋愛/ヒューマンドラマ
    4.2
    1476

    30代女性の等身大の姿をコミカルかつロマンティックに描く「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズ第4弾。ブリジット役のレネー・ゼルウィガー、マーク役のコリン・ファース、ダニエル役のヒュー・グラントが続···もっと見る

『ボヘミアン・ラプソディ』以来のラミ・マレック主演作『アマチュア』が2位に初登場!オスカー俳優の集客力はいかに?
『ボヘミアン・ラプソディ』以来のラミ・マレック主演作『アマチュア』が2位に初登場!オスカー俳優の集客力はいかに?
『ボヘミアン・ラプソディ』以来のラミ・マレック主演作『アマチュア』が2位に初登場!オスカー俳優の集客力はいかに?

4月11日から4月13日までの全国映画動員ランキングが発表。公開6週目を迎えた『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』(公開中)は、春休みが終わっても衰え知らず。週末3日間で観客動員14万2000人、興行収入1億8100万円を記録し、シリーズ6年ぶりとなる6週連続No.1を達成。これで累計成績では動員340万人&興収40億円突破。平日や次週末以降の成績次第では、『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』(23)を抜いてコロナ禍以降最大のヒット作となる可能性も充分だ。
さて、今週大きく取り上げたいのは、2位に初登場を果たした『アマチュア』(公開中)。『ボヘミアン・ラプソディ』(18)で第91回アカデミー賞主演男優賞に輝いたラミ・マレックが、最愛の妻の命を奪った国際テロ組織にたった1人で挑むCIA分析官を演じた同作は、初日から3日間で動員11万892人、興収1億6387万1700円を記録。春休みシーズンを『映画ドラえもん』と共に牽引した『ウィキッド ふたりの魔女』(公開中)の“6週連続2位”を阻止することに成功した。 このオープニング成績を『ボヘミアン・ラプソディ』と比較すると、わずか3分の1程度。とはいえ同作は日本歴代興収ランキングで第23位にランクインするほどのメガヒット作なので、参考にするのは少々酷かもしれない。そもそも日本は世界のなかでも特筆して“クイーン人気”が凄まじいことで知られており、『ボヘミアン〜』は「ラミ・マレックだから」ではなく「クイーンだから」大ヒットしたことはいうまでもない。 そもそもマレック自身、海外ドラマ「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」などで一部には知られていたとはいえ、『ボヘミアン〜』以前の知名度はかなり低いものであった。それがフレディ・マーキュリー役として世界中に認知され、オスカーを受賞し、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(21)で悪役を演じたり、クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』(23)にも出演するなど、一躍スター俳優の仲間入りを果たしたのである。 ところが、よくよく考えてみれば『ボヘミアン〜』以降に主演を務めた作品は(主要アンサンブルに含まれる作品は『リトル・シングス』や『パピヨン』などがあるが)今回が初めて。アカデミー賞主演男優賞の受賞者で、受賞作から次の主演作まで6年以上もあいた俳優は過去40年近くのあいだで1人もいないはずだ(ざっと調べたところ『アマデウス』のF・マーリー・エイブラハム以降、ダニエル・デイ=ルイスの5年が最長であった)。 すなわち今回の『アマチュア』は、スパイ映画という人気ジャンルではあるが、ようやくマレックのスターとしての力量を純然と測ることができる作品の到来ということになる。数字のうえでは決して爆発的ではないものの、ローレンス・フィッシュバーンらベテランとの演技合戦は概ね好評であり、興行的にもラージフォーマット上映が高稼働とのこと。堅実に「ラミ・マレックだから」で観客を呼べる俳優になりつつあることが窺えるスタートと捉えてもいいのではないだろうか。 先述の通り“6週連続2位”を逃した『ウィキッド ふたりの魔女』だが、それでも週末3日間で動員9万2000人、興収1億5700万円と、前週比80%近い成績をキープし3位にランクイン。累計成績では動員182万人&興収28億円を突破。それぞれ200万人&30億円という大台突破も迫ってきている。 初登場タイトルはほかに2作品。6位にランクインしたのは、1980年に公開されたヒット作『ヤマトよ永遠に』に新解釈を加えて再構築した全26話を7章に分けて上映する『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章 群青のアステロイド』(公開中)。昨年7月公開の第一章は8位スタート、昨年11月公開の第二章は10位スタートだったので、現時点でシリーズ最高位のオープニングに。次の『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第四章 水色の乙女(サーシャ)』は10月10日(金)に公開。 また10位には、世界的ベストセラー小説をレネー・ゼルウィガー主演で映画化した人気シリーズ9年ぶりの第4作となる『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』(公開中)がランクイン。夫を失いシングルマザーとして子育てと仕事に追われるブリジットが、29歳の年下男性や、子どもが通う学校の理科教師と距離を縮めていく姿が描かれる。ブリジットの元恋人のダニエル役を演じるヒュー・グラントが、21年ぶりにシリーズ復帰を果たしたことも大きな話題に。 前週6位に急上昇した『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』(公開中)は、さらに順位を一つ上げ、公開8週目にして初のトップ5入り。累計成績では動員51万人&興収12億円を超えた。そして作品の完成度の高さが口コミで広がりつづけている『教皇選挙』(公開中)は、この週末から上映館を拡大。前週の10位からいっきに7位まで順位を上げている。 以下は、1~10位までのランキング(4月11日〜4月13日) 1位『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』 2位『アマチュア』 3位『ウィキッド ふたりの魔女』 4位『片思い世界』 5位『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』 6位『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章 群青のアステロイド』 7位『教皇選挙』 8位『白雪姫』 9位『ファーストキス 1ST KISS』 10位『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』 今週末は、いよいよ劇場版「名探偵コナン」シリーズの最新作『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』(4月18日公開)がスタート。日本歴代2位のオープニング成績を記録した『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(24)から1年。シリーズ最多の522館(IMAX55館、MX4D12館、4DX62館、DolbyCinema9館含む)で上映される今年は、どんな記録を打ち立てるのか、大いに注目したい。 文/久保田 和馬


このランキングのニュースを読む