映画ランキング - 国内映画
(2025/10/10~2025/10/12)

2025年10月13日 発表(毎週火曜更新)
2025年10月10日~2025年10月12日に日本国内で上映された映画の観客動員数ランキングはこちら。『チェンソーマン レゼ篇』『秒速5センチメートル』『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』などがランクイン!(興行通信社調べ)

  • No.1
    1 keep

    チェンソーマン レゼ篇

    、100分、アニメ
    PG12
    4.6
    11371

    悪魔の心臓を持つ“チェンソーマン”になった少年が、公安対魔特異4課に所属しデビルハンターとして活躍する姿を描く藤本タツキによる漫画「チェンソーマン」の劇場版。主人公デンジ役の戸谷菊之介、マキマ役の楠木···もっと見る

  • No.2
    NEW

    秒速5センチメートル

    、121分、ヒューマンドラマ/青春
    4.4
    10678

    『君の名は。』の新海誠監督による同名劇場アニメーションを実写映画化。小学生の時に出会い、卒業と同時に離ればなれになった少年と少女の18年間にわたる人生を描く。『アット・ザ・ベンチ』の奥山由之が監督を務···もっと見る

  • No.3
    2 down

    劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来

    、155分、アニメ/アクション/コメディ/ファンタジー
    PG12
    4.7
    30213

    鬼となった妹を人間に戻すため、鬼狩りの組織「鬼殺隊」に入隊した少年の戦いを描く「鬼滅の刃」の劇場版第2弾。3部作の第1章であり、テレビアニメシリーズ、劇場版第1弾に引き続き外崎春雄が監督を、ufota···もっと見る

  • No.4
    3 down

    国宝

    、175分、ヒューマンドラマ
    PG12
    4.6
    18124

    吉田修一の同名小説を、『悪人』の李相日監督が映画化した人間ドラマ。任侠の家に生まれながらも、歌舞伎の世界に飛び込んだ男が、芸の道に人生を捧げ歌舞伎役者になるまでを描く。『ぼくが生きてる、ふたつの世界』···もっと見る

  • No.5
    NEW

    トロン:アレス

    、119分、アクション/SF
    3.6
    2693

    長編映画として世界で初めてCGを本格的に導入したことで知られる、SF映画「トロン」シリーズの第3作。AIプログラムの実体化によって開発された人型AIのアレスを『スーサイド・スクワッド』のジャレッド・レ···もっと見る

  • No.6
    NEW

    アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-

    、アニメ/ファンタジー/キッズ
    4.9
    1445

    トップアイドルを目指し活動に励む少女たちを描く「アイカツ!」と、誰でもアイドルになれる夢のアイドルパークでアイドルを楽しむ女の子たちを描く「プリパラ」という2つのアニメがコラボレーションした劇場アニメ···もっと見る

  • No.7
    5 down

    8番出口

    、95分、ホラー/サスペンス・ミステリー
    3.8
    13993

    2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATEが個人で制作したウォーキングシミュレーターゲームを、二宮和也主演で実写映画化。無限にループする地下通路に閉じ込められたプレイヤーが、···もっと見る

  • No.8
    4 down

    沈黙の艦隊 北極海大海戦

    、132分、アクション/戦争
    4.2
    4072

    かわぐちかいじ原作の実写映画『沈黙の艦隊』に続くシリーズ第二章で、北極海を舞台にした激しい魚雷戦と、地上で行われる衆議院解散総選挙の政治戦を描く。監督を引き続き吉野耕平が務める。『キングダム』の大沢た···もっと見る

  • No.9
    NEW

    劇場先行版 アニメ『ゴールデンカムイ』札幌ビール工場編【前編】

    、66分、アニメ/コメディ/冒険・アドベンチャー
    4.4
    2948

    野田サトルによる大ヒット漫画『ゴールデンカムイ』を原作とするTVアニメシリーズの劇場版。2026年1月より始まる最終章から『札幌ビール工場編』を、放送に先駆け前後編二部作で公開。樺太から帰還した杉元と···もっと見る

  • No.10
    7 down

    ブラック・ショーマン

    、127分、サスペンス・ミステリー
    4.0
    10209

    東野圭吾のミステリー小説「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を福山雅治主演で映画化。実の父が何者かに殺されたことをきっかけに、その娘と叔父の元マジシャンがバディを組み、謎に挑む姿を描く。『ちひろ···もっと見る

“新海ワールド”を実写で再現した『秒速5センチメートル』、初動4日間で興収5億円突破の2位スタート!オリジナルアニメ実写化のモデルケースとなるか?
“新海ワールド”を実写で再現した『秒速5センチメートル』、初動4日間で興収5億円突破の2位スタート!オリジナルアニメ実写化のモデルケースとなるか?
“新海ワールド”を実写で再現した『秒速5センチメートル』、初動4日間で興収5億円突破の2位スタート!オリジナルアニメ実写化のモデルケースとなるか?

10月10日から10月12日までの全国映画動員ランキングが発表。公開から絶好調が続いている『チェンソーマン レゼ篇』(公開中)が、この週末も快走を見せて4週連続No.1を達成。その成績の詳細は後述するとして、まずは惜しくも2位スタートとなった松村北斗(SixTONES)主演の『秒速5センチメートル」(公開中)にフォーカスすることにしよう。
『君の名は。』(16)などで知られる新海誠監督が2007年に発表した同名の中編アニメーション映画を、長編実写作品として再映画化した『秒速5センチメートル』。初日から3日間の観客動員は27万8000人、興行収入は4億200万円を記録。「スポーツの日」の祝日となった10月13日を含めた公開4日間の累計成績では動員38万人&興収5億円を突破している。 すでに俳優としてめざましい活躍を見せている松村は、意外にも今回が初めての映画単独主演(『ライアー×ライアー』では森七菜と、『夜明けのすべて』は上白石萌音とダブル主演となっていた)。公開規模も作品によってかなりばらつきがあるためそれぞれとの比較は難しいが、今年2月に公開された『ファーストキス 1ST KISS』(25)と動員を比較してみると、およそ160%。これは上々なスタートと考えて問題ないだろう。 アニメ化された漫画や小説を実写化するパターンは数えきれないほどあるが、本作のようにオリジナルのアニメ映画を実写リメイクする例はまだ少なく、すぐに思い浮かぶところでは2015年にアニメ映画、2017年に実写映画が公開された『心が叫びたがってるんだ。』ぐらいであろう。もっとも、オリジナルアニメ映画は新海監督や細田守監督の成功で注目度を増した時期もあったが、コロナ禍以降はたとえ良作であっても興行的な苦戦傾向が続いているのだが。 人気を集めたアニメ作品を実写化したら、というある意味で“ifの世界”の発想を具現化するのは決して容易なことではないが、少なくとも今回の『秒速』においてはあらゆる面でハマった企画といえるだろう。CMやMVなどで写真家として培ってきたセンスを映像に落とし込んできた奥山由之監督のスタイルは、いわゆる“新海ワールド”の再現にはもってこいの人選であったし、すでに新海アニメで声優経験のある松村も主人公として的確。 そもそも新海作品は、たとえファンタジー性の強い作品でも“アニメにしかできない”ことをやるのではなく、アニメという表現方法のメリットを最大限に活かしてとことん美麗化した世界観が強みだ。本作が成功を収めてオリジナルアニメの実写化のモデルケースとなれば、優れたオリジナルアニメ映画の選択肢も広がり、アニメ文化はもちろん、実写の界隈もさらに発展していくことだろう。 さて、公開4週目を迎えた『チェンソーマン レゼ篇』は週末3日間で動員40万6000人、興収6億4300万円と、どちらも前週比70%前後の成績をキープ。10月13日までの公開25日間の累計成績は、動員374万人&興収57億円に達しており、まだまだ数字を伸ばしていく可能性は充分だ。 公開13週目を迎えた『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(公開中)は、この週末3日間で動員18万8000人、興収3億600万円を記録。こちらも前週比70%ほどの成績を保っており、累計成績は動員2511万人&興収364億1000万円を突破。ちなみに前作『劇場版「鬼滅の刃」無限列車篇』(20)は公開13週目までの時点で累計動員2621万人&興収357億9000万円だったので、『無限城編』は動員数では下回っているが、興収ではまだリードしている。 前週トップ3に返り咲きを果たした『国宝』(公開中)は4位にランクイン。公開19週目を迎え、週末3日間で動員11万2000人、興収1億6800万円と前週比87%の成績をキープ。累計成績では動員1150万人&興収162億3000万円となり、日本歴代興収ランキングではまたひとつ順位を上げて14位へ。現在13位の『THE FIRST SLAM DUNK』(22)まであと2億5000万円ほど、実写邦画の興収新記録達成までは、あと11億2000万円に迫っている。 新作タイトルは先述の『秒速5センチメートル』のほか、3本がランクイン。5位に初登場を果たしたのは、1982年と2010年にそれぞれ当時最先端の映画技術を存分に見せつけたSFシリーズ「トロン」の15年ぶりの最新作『トロン:アレス』(公開中)。具体的な成績は発表されていないものの、IMAXや4DXなどの特殊フォーマットでの上映が好評とのこと。 6位には2012年にスタートした「アイカツ!」と2014年にスタートした「プリパラ」、共にアイドルを題材にした人気アニメ作品がコラボレーションを果たした『アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-』(公開中)が初登場。 そして、2026年1月に放送されるテレビアニメ「ゴールデンカムイ」の最終章に繋がるエピソードを劇場版2部作として公開する『劇場先行版 アニメ「ゴールデンカムイ」札幌ビール工場編【前編】』(公開中)は9位に初登場を果たしている。 以下は、1~10位までのランキング(10月10日〜10月12日) 1位『チェンソーマン レゼ篇』 2位『秒速5センチメートル』 3位『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』 4位『国宝』 5位『トロン:アレス』 6位『アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-』 7位『8番出口』 8位『沈黙の艦隊 北極海大海戦』 9位「劇場先行版 アニメ『ゴールデンカムイ』札幌ビール工場編【前編】」 10位『ブラック・ショーマン』 今週末は、世界中で大ヒットを記録してきたホラーシリーズの最終章となる『死霊館 最後の儀式』(10月17日公開)、長澤まさみが主演を務める時代劇『おーい、応為』(10月17日公開)、ティーンのあいだで話題を集めた純愛ベストセラー小説を映画化した『ストロベリームーン 余命半年の恋』(10月17日公開)などが控えている。 文/久保田 和馬


このランキングのニュースを読む