豆原一成&八木莉可子が等身大で語る!『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』から学んだ“夢”や“好き”への向き合い方

豆原一成&八木莉可子が等身大で語る!『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』から学んだ“夢”や“好き”への向き合い方

豆原一成(JO1)と、市毛良枝がW主演を務める映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』(10月24日公開)。本作は、“夢に迷う孫”と“夢を見つけた祖母”が紡ぐ、温かな家族の物語を描いている。監督は『大河への道』(22)などの中西健二、脚本を『サイレントラブ』(24)のまなべゆきこが務める。

主人公は、夫を亡くした祖母・文子と、文子と同居を始めた進路に迷う大学生の孫・拓磨。若いころに“学び”の機会を得られなかった文子は、亡き夫からのサプライズで拓磨と同じ大学へ通うことになる。拓磨は、祖父を亡くした祖母を気遣って同居を始めたものの、同じ学び舎で日々をともに過ごすうちに、学びの日々を謳歌する祖母から逆に元気をもらっていく。“夢”や“学び”をテーマに描く本作で、心優しい大学生の拓磨を演じた豆原と、拓磨を優しく見守る恋人・大石紗季を演じた八木莉可子にインタビュー。大先輩俳優の市毛との共演を通して“学び”になったことや、撮影時のおもしろかったエピソードを教えてもらった。

「僕自身も夢を追っていた時期に壁にぶつかった経験があるので、思い出しながら演じました」(豆原)

まるで両家顔合わせだった!?豆原一成(JO1)&八木莉可子が、撮影時の「お茶会」エピソードを明かす
まるで両家顔合わせだった!?豆原一成(JO1)&八木莉可子が、撮影時の「お茶会」エピソードを明かす撮影/Jumpei Yamada(ブライトイデア) ヘアメイク/西尾さゆり スタイリング/齋藤良介(以上、豆原一成) ヘア/EMORI MIHO(ende) メイク/NAO YOSHIDA スタイリング/Shohei Kashima(以上、八木莉可子)

――拓磨、紗季を演じるにあたり意識したポイントを教えてください。

豆原「拓磨は自分にあまり自信がないキャラクターです。とても人間味にあふれているところが素敵だと思ったので、そこをうまく表現できたらと考えていました。僕自身も夢を追っていた時期に壁にぶつかった経験があるので、思い出しながら演じてみたりもしました」

八木「紗季は勝気なように見えますが、割と拓磨を頼っていて、心の拠り所にしているようなキャラクターに感じました。コーヒーが好きで、その好きなことに強いこだわりを持っている拓磨にどこか憧れのような、尊敬のような気持ちを持っている気がします。お互いがお互いを補い合うような、支え合っているような恋人に見えたらいいなと思いながら演じました」


豆原が演じる拓磨は、コーヒーにこだわりがある、ちょっと頼りなくて優しい大学生
豆原が演じる拓磨は、コーヒーにこだわりがある、ちょっと頼りなくて優しい大学生[c]2025「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」

――中西監督からキャラクター作りについてのリクエストはありましたか?現場でのやりとりについて教えてください。

豆原「作品に入る前に、本読みや少し動きながら芝居をする時間がありました。そこで監督とたくさんお話をして役の調整をしたので、現場に入ってからは、僕に委ねてくださった感じがありました。調整が必要だったのは、僕のちょっとオーバーな芝居。一つ前の作品でヤンキーの役を演じていたこともあり、それが少し残っていたようです。撮影前に監督から『自然であることを大事にしてほしい』というリクエストがあったので、自然さを常に心掛けていました」

八木「確かに『自然にしてほしい』が現場で一番聞いた言葉かもしれません。監督は具体的な指示を出すというよりも、私たちの芝居をよく観察している印象がありました。自分でもちょっと感情が動ききれてないなと感じていると、すかさず監督から『もっと感情が見えるように』と指示がありました。ナチュラルに見えることを大事にしながら、ひとつひとつの動きを丁寧に作っていった記憶があります」

■衣装協力
ニット ¥27,500(LITTLEBIG)、ネックレス ¥74,800(LION HEART/Sian PR)、リング ¥4,950(LHME/Sian PR)、その他/スタイリスト私物(以上、豆原一成) Patchwork embroidered dress ¥143,000(MURRAL)(以上、八木莉可子)

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