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最新映画ランキング - 国内映画

2025年12月1日 発表(毎週火曜更新)
2025年11月28日~2025年11月30日に日本国内で上映された映画の観客動員数ランキングはこちら。『MGA MAGICAL 10 YEARS DOCUMENTARY FILM ~THE ORIGIN~』『栄光のバックホーム』『MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~ ON SCREEN』などがランクイン!(興行通信社調べ)

Mrs. GREEN APPLEのドキュメンタリー映画&ライブフィルムが動員ランキングを席巻!日本人アーティストのドキュメンタリーでは今世紀初の快挙達成
Mrs. GREEN APPLEのドキュメンタリー映画&ライブフィルムが動員ランキングを席巻!日本人アーティストのドキュメンタリーでは今世紀初の快挙達成
Mrs. GREEN APPLEのドキュメンタリー映画&ライブフィルムが動員ランキングを席巻!日本人アーティストのドキュメンタリーでは今世紀初の快挙達成

11月28日から11月30日までの全国映画動員ランキングが発表。12月から本格化する年末年始興行を前に、注目の新作タイトルが続々公開されたこの週末。今年の3月以来、実に38週間ぶりに上位3本の顔ぶれが総入れ替えとなった。
そのなかでトップに輝いたのは、今年デビュー10周年を迎えたMrs. GREEN APPLE(以下、ミセス)の楽曲制作の過程に密着したドキュメンタリー映画『MGA MAGICAL 10 YEARS DOCUMENTARY FILM ~THE ORIGIN~』(公開中)。全国256館で公開され、観客動員16万2175人、興行収入2億5133万2250円を記録している。 劇映画ではない作品がNo.1に輝くのは、4年前のちょうど同じ時期に公開された嵐のライブフィルム『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』(21)以来。ライブフィルムではないドキュメンタリー映画としては『ライフ いのちをつなぐ物語』(11)以来であり、アーティストのドキュメンタリーに限れば『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』(09)以来。日本のアーティストのドキュメンタリーでは、少なくとも今世紀初のNo.1ということになる。 一方、同時公開となったライブフィルム『MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~ ON SCREEN』(公開中)も3位にランクイン。こちらは全国256館に加え、日本人アーティストのドキュメンタリー史上初めてIMAX60館でも公開され、初日から3日間で動員14万8525人、興収は(一般料金が3500円に設定していることもあり)4億9091万6710円を記録と、興収では1位と2位の作品を上回っている。 週末に公開劇場で実施された満足度アンケート調査では、ドキュメンタリーのほうは99%、ライブフィルムのほうは97.5%(いずれもTOHOシネマズ調べ)という数字をたたき出しており、リピーターや両作品をはしごする観客が続出。SNS上でもミセスのファン“JAM'S”を中心に絶賛の声が相次いでいるとのことで、飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進を続けるミセスが、音楽界につづいて映画界も席巻しようとしているようだ。 参考までに、昨年9月に公開されたODS作品『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge ㏌ CINEMA』(24)の成績を振り返ってみよう。こちらは初日から3日間で14万791人、祝日だった4日目を含めれば17万2193人を動員しており、最終的には動員53万人&興収19億円をそれぞれ突破(同作も特別料金が設定されていた)。今回のドキュメンタリー映画とライブフィルム、どちらもその記録を上回る可能性は非常に高いと見える。 ミセスのドキュメンタリー映画&ライブフィルム以外にも、2本の新作映画が公開され上位にランクインしている。2位に初登場を果たしたのは『20歳のソウル』(22)を手掛けた秋山純監督が、元阪神タイガースの横田慎太郎選手の軌跡を映画化した『栄光のバックホーム』(公開中)。 2013年に阪神タイガースにドラフト2位指名され、翌年プロ野球界入り。将来を嘱望されるも21歳で脳腫瘍を発症し、2019年に現役を引退。そして2023年7月18日に28歳の若さでこの世を去った横田選手。その野球人生と、病との闘いの日々が描かれていく。全国294館で公開され、初日から3日間で動員16万人、興収2億2600万円を記録。ここから口コミでさらに数字を伸ばしていきそうだ。 また、第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞に輝いた『ミッドナイトスワン』(20)の内田英治が原案・脚本・監督を務め、北川景子が主演を務めたサスペンス『ナイトフラワー』(公開中)は5位に初登場。 前週1位デビューを飾った、倍賞千恵子と木村拓哉共演の『TOKYOタクシー』(公開中)は、週末3日間で動員12万5100円、興収1億6800万円を記録し4位に。初週末対比58%とやや数字の落ち方は大きいが、平日も安定した動員を保っているようで、累計成績では動員58万人&興収7億円を突破している。 公開5週目を迎え、前週の2位から6位へダウンしている『爆弾』(公開中)は、11月27日の時点で動員143万人&興収20億円を突破。そして前週、実写日本映画の興収新記録を樹立した『国宝』(公開中)は、公開26週目もトップテン圏内をキープ。11月30日までの累計興収は175億6000万円となり、11月24日から6日間で2億円弱を上乗せしている。現時点では最終的に185億円前後に着地すると見込まれており、今後も引き続き注目する必要がありそうだ。 以下は、1~10位までのランキング(11月28日〜11月30日) 1位『MGA MAGICAL 10 YEARS DOCUMENTARY FILM ~THE ORIGIN~』 2位『栄光のバックホーム』 3位『MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~ ON SCREEN』 4位『TOKYOタクシー』 5位『ナイトフラワー』 6位『爆弾』 7位『劇場版 呪術廻戦 「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』 8位『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』 9位『国宝』 10位『チェンソーマン レゼ篇』 今週末は、興収76億3000万円を記録したディズニーアニメ『ズートピア』(16)の待望の最新作『ズートピア2』(12月5日公開)、水上恒司ら注目の若手キャストが集結し同名漫画を実写映画化した『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』(12月5日公開)、太平洋戦争末期のペリリュー島での戦いに身を投じた若者たちの姿を描いたアニメーション映画『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』(12月5日公開)などが控えている。 文/久保田 和馬


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