撮影現場はまるで女子校!?『ファーストボイス』綾瀬はるか×ファーストサマーウイカ×松本穂香が語り合う現場の思い出
「他人事が自分事になる、自分の問題が世の中の全体の問題になる。それを大切にできたらなと思いながら演じました」(ウイカ)
——それぞれの役を演じるうえで、大切にしていたことを教えてください。
綾瀬「女性はお茶汲みとか腰掛けとか、すぐ結婚しちゃうみたいに見られる世の中で、朝日先生は弁護士事務所を立ち上げて自分の道を歩きながら、子育ても同時にしている。自分がしたいと思ったことはすべてやる、手にいれるって、ほわっとした人に見えて、芯の強さはすごい。働くことと家事の両立を大変なのに、どうしていたんだろうって思いました。朝日先生の旦那さんも最初は非協力的な感じだったし、どういう時間の使い方をしていたんだろうってすごく思いました。でも弁護士事務所にベビーベッドが置いてあるのを見たりすると、自分の事務所だから許されるところもあったりしたのかなって思って、先駆者、時代の先を行ってる人だと感じました」
ウイカ「仕事を奪われて悔しい、悲しい、これはおかしいんじゃないか自分のために立ち上がる恵ですが、弁護士の先生、支援団体の方が集まってきて、仲間が増えるのに反してどんどん孤独を感じていきます。被害者は自分なのに、私のためではなく、世間や大義のために闘っているんじゃないの?と疑心暗鬼になる気持ちも理解できました。でも、この闘いに勝つことは、自分を救うことだけではないんだ、いろんな人のための道しるべになることなんだと気づけたのは恵の変化です。他人事が自分事になる、自分の問題が世の中の全体の問題になる。それを大切にできたらなと思いながら演じていました」
松本「栞は最初周りを遮断しているというか。私は私、先生は先生、みたいな感じで、特に物語の序盤はキリキリしていたので、そこはすごく意識して演じました。次第に周りからの影響を受け入れられるようになって変わっていくところや、周囲を遮断していた人がちゃんと周りを見て、いろいろなものを受け取りながら成長していくところは自然と意識していた気がします」
——映画では女性たちが手を取ってチームになっていく物語が描かれます。撮影現場のチームワークについてお聞かせください。どんな雰囲気の現場でしたか?
綾瀬「待ち時間が多くて、大体ずっとおしゃべりをしていました」
ウイカ「あと、綾瀬さんが空き時間にずっと絵を描いているのが印象的でした」
松本「監督とかをね」
ウイカ「視線を感じるなと思ったら、似顔絵を描いてくださっていて」
松本「上手なんです」
ウイカ「私たち3人のシーンでは待ち時間に絵しりとりを始めて。あんまり喋ってると監督に怒られるからって、こっそり描いてシュッと見せてきたり…。でも呼ばれたら綾瀬さんはパッとセットに行って、パッとセリフを言って、また帰ってきて絵を描くという…。授業中にあてられた生徒みたいな感じでした」
綾瀬「それのプロバーション(笑)」
ウイカ「そんなことをやっていてもセリフはひとつも間違えないっていう…」
松本「楽しかったですね」
——オンオフのスイッチの切り替えは得意なのですか?
綾瀬「たしかによく言われることが多くて。自分では普段あまり意識したことはないのですが、結構切り替えは早いと言われます。オンとオフがすごくはっきりしているかもしれないです。カット!ってかかったら、すぐに自分に戻るというか」
ウイカ「さっきまで法廷のシーンだったのに、カットってかかった瞬間に『ゴハンまだかな』とか言ってるし(笑)」
綾瀬「ガッと集中するから休ませないと疲れちゃうのかもしれないです。だから逆にカット!ってなると『はぁ』って気が抜けちゃうみたいな(笑)」
Plan C(プラン シー)、IHNN(イン)、KAJA BIJOUX(カジャビジュー)、MARIA BLACK(マリア ブラック)、TOTEME(トーテム)以上、綾瀬はるか
プリントワンピース ¥53,900(税込)/TAAKK/JOYEUX(問い合わせ JOYEUX 03-4361-4464)以上、ファーストサマーウイカ
