『キングダム 魂の決戦』は騰の活躍に注目!要潤が体現してきた刀で語る寡黙な名将が実力を発揮
王騎の遺志を継いで将軍となった騰
第1作『キングダム』(19)からシリーズすべてに出演し、騰として王騎の傍らに立ってきた要。王騎にして「わたしに匹敵する才能の持ち主」と言わしめた騰は、前作『キングダム 大将軍の帰還』(24)において、必殺技“ファルファル(原作漫画における剣を振るう際の擬音が元になった通称)”で敵軍の大軍勢を蹴散らし、卓越した能力の片鱗をのぞかせた。一方、「王騎と騰の強い絆を感じさせるような仲のよさが伝わればいいなと思って演じていた」と要が語る通り、王騎との別れの際には固く握り締めた拳から血を滴らせ、深い悲しみを人知れずにじませる忠義の副官でもあった。
馬陽の戦いで王騎を失ってから3年。秦は趙の宰相である李牧(小栗旬)の策略により、20万の秦軍が50万の合従軍と対峙する絶望的な戦力差で決戦に挑むことになる。王騎の遺志を継いで将軍となった騰は、秦の最後にして最強の砦である函谷関で戦いの最前線に立つ。
威風堂々ながらどこか飄々とした佇まいも騰の魅力
もともと騰を“異国の匂いのする、謎めいた武将”として役作りしていたという要。秦国の名将たちと肩を並べる実力の持ち主である騰の風格を、要は目元涼やかなポーカーフェイスで表現。合従軍のなかでも特に強大な軍力を誇る楚軍との戦いにおいても冷静さを失わず、圧倒的な強さで敵を撃破する戦闘シーンは本作の見どころの一つといえるだろう。
威風堂々ながらどこか飄々としたその佇まいは、まさに原作ファンから愛される騰の姿そのもの。要は“刀で語る寡黙な名将”というミステリアスな騰の魅力を存分に引きだし、劣勢に立たされた秦国の希望の象徴として鮮やかにスクリーンに刻みつけている。
文/足立美由紀
※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記
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