アギト、G3、ギルス、アンノウン、あかつき号事件…キーワードで振り返る「仮面ライダーアギト」の戦い

コラム

アギト、G3、ギルス、アンノウン、あかつき号事件…キーワードで振り返る「仮面ライダーアギト」の戦い

近年、SNSで人気のサスペンスドラマやミステリードラマの謎や展開の考察が多くされるようになった。実は平成&令和の仮面ライダーは考察するにふさわしいドラマだったりする。子ども向けの特撮と舐めてはいけない。謎と伏線が複雑に絡み合い、ファンでさえ「1週見逃すともうわからなくなる」と嘆いたほどだった。そんな平成仮面ライダーの第2作であり、最新作『アギト—超能力戦争—』が公開中の「仮面ライダーアギト」も物語の発端から考察しがいのあるドラマだった。

仮面ライダー生誕55周年記念として製作された「仮面ライダーアギト」の最新作『アギトー超能力戦争ー』
仮面ライダー生誕55周年記念として製作された「仮面ライダーアギト」の最新作『アギトー超能力戦争ー』[c]2026「劇場版アギト」製作委員会 [c]石森プロ・東映

3人のライダーが謎の怪人に立ち向かった「仮面ライダーアギト」

2001~02年にかけて全51話が放送された「仮面ライダーアギト」。正体不明の怪人「アンノウン」が暗躍し、木の中での圧死、水のない場所で溺死するなど、およそ人間業でない方法で人々が変死する事件「不可能犯罪」が発生。この事態に警視庁「未確認生命体対策班」に所属する氷川誠(要潤)が対峙し、パワードスーツ「G3」を装着して迎撃にあたるも、アンノウンの驚異的な力に圧倒されてしまう。そこに現れたのは、光り輝く金色の戦士「アギト」。瞬く間に怪人を倒してしまったその正体は、記憶喪失の青年、津上翔一(賀集利樹)だった。さらに、アギトをも凌ぐ力を秘めた「ギルス」に変身する葦原涼(友井雄亮)も加わり、人類を守るための壮絶な戦いが繰り広げられるなか、翔一に秘められた衝撃の過去も明かされていく。

様々なフォームを駆使して戦う仮面ライダーアギト

人類を進化させる種=アギト因子を持つ津上翔一が、変身ベルト「オルタリング」によって変身した姿。必殺技はエネルギーを足先に集約させて空中から急降下する飛び蹴り「ライダーキック」。基本形態の「グランドフォーム」のほか、スピードやジャンプ力に優れた「ストームフォーム」、腕力が強化された「フレイムフォーム」、溶岩のような赤い装甲に覆われた「バーニングフォーム」など様々なフォームを駆使して戦う。実は津上翔一という名は本名ではなく、海で遭難し、海岸に打ち上げられていた際に所持していた手紙に記されていた「津上翔一」を名乗っていた。

【写真を見る】津上翔一が変身する光り輝く金色の戦士、アギト(「仮面ライダーアギト」)
【写真を見る】津上翔一が変身する光り輝く金色の戦士、アギト(「仮面ライダーアギト」)[c]石森プロ・東映

科学の叡智が結集した仮面ライダーG3

頻発する不可能犯罪に対抗すべく、警視庁に設立された未確認生命体対策班ことSAUL。G3はSAUL内に編成された武装チーム「Gユニット」のリーダー、小沢澄子(藤田瞳子)が開発した特殊強化装甲服であり、チームの一員で香川県警から栄転してきた氷川誠が装着員を務めている。おもな装備に自動小銃「GM-01〈スコーピオン〉」や超高周波で震動するブレード「GS-03〈デストロイヤー〉」など。運用当初はアンノウン相手に苦戦する場面が目立ったが、改良型「G3-X」の投入により戦闘をより優位に進められるようになった。Gユニットの尾室隆弘(柴田明良)、氷川をライバル視するエリート刑事、北條透(山崎潤)が一時的にG3の装着員を務めたことも。

改良型G3-Xの投入により、アンノウンとの戦闘をより優位に進められるようになった(「仮面ライダーアギト」)
改良型G3-Xの投入により、アンノウンとの戦闘をより優位に進められるようになった(「仮面ライダーアギト」)[c]石森プロ・東映

アギト以上の身体能力を誇る仮面ライダーギルス

城北大学に在籍する有望な水泳選手だった葦原涼が、選手生命を絶つほどの交通事故の影響でアギトの力を覚醒させた姿。戦闘では両腕やかかとから鋭いかぎ爪を伸ばして敵を切り裂き、回し蹴りなど蹴り技も得意とする。アギト以上の身体能力を誇るギルスだが、その肉体は不完全なものであり、変身のたびに涼の体を蝕んでいく。この弱点は死からの生還によって克服され、のちに強化形態「エクシードギルス」への変身も可能になった。

葦原涼が変身するアギト以上の身体能力を誇るギルス(「仮面ライダーアギト」)
葦原涼が変身するアギト以上の身体能力を誇るギルス(「仮面ライダーアギト」)[c]石森プロ・東映


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