『キングダム 魂の決戦』に笠井信輔アナも大興奮!「大将たちが、合従軍から、秦を守る…これは『七人の侍』だ!」

コラム

『キングダム 魂の決戦』に笠井信輔アナも大興奮!「大将たちが、合従軍から、秦を守る…これは『七人の侍』だ!」

今回は宮廷の“軍議”もおもしろい!

舞台は、秦を守る国境にある難攻不落の巨大要塞=函谷関(かんこくかん)。武将は7人vs7人だが、軍勢は「合従軍・50万」vs「秦軍・20万」というとてつもないスケールの大戦争。広大な戦場は、複雑な陣形となるが、どこで誰が闘っているかを、時間をかけてわかりやすくしているところも本作の醍醐味になっている。

さらにはスケール感が増した戦闘シーンは必見!
さらにはスケール感が増した戦闘シーンは必見![c]原泰久/集英社 [c]2026映画「キングダム」製作委員会

一度説明をしても、橋本環奈演じる軍師・河了貂(かりょうてん)が、地面に国の位置関係をあらためて書き示す。これは、まさに『七人の侍』の軍師・勘兵衛=志村喬だ。
さらに、人形とジオラマで説明を繰り返す丁寧さに膝を打った。アクション系洋画は、ほぼここを捨てている(笑)。

また、単純に敵・味方とステレオタイプに分けず、趙軍・万極(まんごく)役の山田裕貴の、趙の民衆の“積年の恨み”を描き、敵方も人間、同情の余地があるという「鬼滅の刃」の鬼との闘いと同じようなドラマツルギーを生み出している。いまの戦争の時代に、戦争は単にアクションを楽しむだけのものではないという一歩深いテーマを投げかけ、いままで見たこともない戦闘シーンが出現している点にも注目だ。

かつて祖国を秦に蹂躙された怨念を背負う趙の猛将、万極(まんごく/山田裕貴)
かつて祖国を秦に蹂躙された怨念を背負う趙の猛将、万極(まんごく/山田裕貴)[c]原泰久/集英社 [c]2026映画「キングダム」製作委員会

一方、本作の魅力は戦闘シーンだけではない。
「キングダム」シリーズは、どうしても戦闘アクションが柱であり、宮廷のシーンは、一時期のゴジラ映画のように、“ゴジラが出てこないシーン”のような部分もあった。
「早くゴジラを!」「早く信を!」といった観客の感情が生まれがちだった。
しかし、今回は宮廷の“軍議”がおもしろい!

吉沢亮演じる中華統一を目指す若き秦王、嬴政(えいせい)
吉沢亮演じる中華統一を目指す若き秦王、嬴政(えいせい)[c]原泰久/集英社 [c]2026映画「キングダム」製作委員会


50万の軍勢が攻めてくるかつてない危機。その緊張感を生み出しているのは、錚々たるキャストの重厚な演技と、なにより秦国の若き大王・嬴政(えいせい)を演じる吉沢亮その人である。
『国宝』級の俳優になったことで、存在感と風格が増し、これまで以上に求心力を持つ大王となったことも、軍議のシーンが魅力的になった要因の一つと思われる。
そんなふうに新たなフェーズに入った「キングダム」。
覚悟はしていたが、いや、そこで終わるか!(笑)
まさに『帝国の逆襲』だった。
今回、いつも以上に引っ張るので皆さんもご覚悟を!
この1本だけでも十分満足!なのだが…やはり早く、早く、続きをお願いしたい。

『キングダム 魂の決戦』は公開中!
『キングダム 魂の決戦』は公開中![c]原泰久/集英社 [c]2026映画「キングダム」製作委員会

文/笠井信輔(フリーアナウンサー)

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記

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