『オブセッション 災愛』で狂気的な恋愛感情を体現したキャスト2人が語る、撮影の裏側「私たちは兄妹のような関係。恋愛的な相性ではありません」
「カリーは頭のなかをしっかり形にすることに強い情熱を持っている」(ナヴァレッテ)
――カリー・バーカー監督とのお仕事について聞かせてください。彼にとって、劇場公開用の長編映画は今回が初めてです。しかも低予算で、撮影期間も20日程度だったそうですが、見事に成功させてみせました。
ナヴァレッテ「本当に素晴らしかったです。彼は自らがなにを求めているのかを完全に理解していました。この映画に、彼は多くの時間をかけてきたんです。脚本も自分で書き、どういう瞬間が必要なのかをずっと頭のなかで思い描いていて、それをしっかり形にすることに強い情熱を持っていました。さらに素晴らしかったのは、私たちが彼のビジョンをしっかり形にできた時、あるいは現場でなにか別のアイデアを出した時に――マイケル、なんて説明すればいいかな?」
ジョンストン「『それも試してみよう』と背中を押してくれる感じですね。彼はショットリストも作っていて、カメラアングルやキャラクター配置のイラストまで描いていました。それぞれのシーンがどう見えるか、自分でアートワークを作っていたのです。たしか彼と撮影監督は実際にロケ地に行って、簡易モデルみたいなものまで作って、カメラテストもしていたと思います。それだけ準備をしていたおかげで、撮影当日は自由に遊べる時間が増えました。すごく低予算の作品だっただけに、準備できていることが大きかったのだと思います。自分の求めるものを非常に具体的に知っているからこそ、逆にカリーは僕たちに自由もくれました」
「“究極の悪者”をやりたい。絶対楽しいと思う」(ジョンストン)
――『オブセッション 災愛』で大きな注目を集めるようになりましたが、将来的にやってみたい役柄や映画のジャンルはありますか?
ジョンストン「実はいま、すごくワクワクするようなお話が来ていて、監督たちとミーティングをさせていただいたりしています。間違いなく『オブセッション』のおかげです。この作品で評価していただけたからこそ訪れたチャンスです」
ナヴァレッテ「私も感激続きです!マイケルが言ったみたいに、おもしろいお話、それもいろんなジャンルのものをたくさんいただいています。正直、一生ホラーだけをやっていてもいいくらいなんですが、ホラーを続けつつ、ほかのジャンルにも挑戦したいと思っています」
ジョンストン「インディ、もしどんな役でも選べるなら、どんなキャラクターをやりたい?」
ナヴァレッテ「アクション映画に出たいかな。子どもがいる若いママで、めちゃくちゃ強くて敵をボコボコにするような、すごくかっこいい女性。アクションが本当に好きなので、ずっと前からそういう役をやりたいと思っています」
ジョンストン「僕は“究極の悪者”をやりたいです。最初はすごく優しそうに見えるのに、実はとんでもない悪役みたいなキャラクター。絶対楽しいと思います。ニッキーを心から楽しんで演じているインディを見て、『自分もあんなふうに激しく叫んでみたい』と羨ましかったので(笑)」
構成・文/平尾嘉浩

