身長206cm、IQ145の殺人鬼…FBIの教材となった“女子大生キラー”で“親殺し”、エド・ケンパーの異様な人生

コラム

身長206cm、IQ145の殺人鬼…FBIの教材となった“女子大生キラー”で“親殺し”、エド・ケンパーの異様な人生

身長206cm、体重130kg超、IQ145――並外れた体格と知能を持ち、アメリカ犯罪史に名を刻むことになる猟奇的連続殺人鬼、エド・ケンパーをご存知だろうか?

【写真を見る】IQ145という明晰な頭脳を持つシリアルキラー、エド・ケンパーとは?
【写真を見る】IQ145という明晰な頭脳を持つシリアルキラー、エド・ケンパーとは?[c]2024 Crappy World Films, Inc.

女子大生を中心に10人を殺害し、1970年代にアメリカを震撼させると、のちにFBIによるシリアルキラーのプロファイリング研究にも協力した異色の犯罪者エド。この殺人鬼を題材とした『エド・ケンパー』が6月26日より公開中だ。あらためてその異様な人生を振り返っていきたい。

※本稿には映画『エド・ケンパー』の内容に関する記述が含まれます。

歪んだ少年時代に犯した祖父母殺し

1948年12月18日、カリフォルニア州バーバンクで産声を上げたエド。しかし、家庭では電気技師の父エドワード・ケンパー2世と情緒不安定な母クラーネルによる夫婦喧嘩が絶えず、音を上げた父は、エドが7歳の時に妻子を残して家を出ていってしまい、母の怒りの矛先はエドに向いていく。

目を背けたくなるような描写で、壮絶な彼の人生を描く『エド・ケンパー』
目を背けたくなるような描写で、壮絶な彼の人生を描く『エド・ケンパー』[c]2024 Crappy World Films, Inc.

椅子に座ったエドがガスや電気で悶え苦しみ生き絶えていく死刑囚を演じる「死刑執行ごっこ」に興じるなど、奇行が目立った“変わり者”の息子に対し、母はいつか姉妹に危害を加えるのではと疑心暗鬼に。そして地下室に閉じ込めそこで眠ることを強制すると、虐待によってエドの奇行はエスカレートし、10歳と13歳の頃には飼い猫を殺してしまう。

14〜15歳の頃には母親のもとを離れ、新たな家族と生活を送る父を訪ねるが歓迎されず、シエラネバダ山脈の麓に農場を持つ父方の祖父母のもとへと送られる。そこでも祖母から罵られる日々を過ごし、1964年8月27日、祖母を猟銃で撃ったうえ、繰り返しナイフを突き立て殺害。さらに帰宅した祖父も猟銃で撃ち殺すと、警察に電話をかけて自首し、犯罪者用の精神病院に送られることに。祖母殺害の理由は「どのような気持ちになるか試したかったから」だそうだ。


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