年代ごとにひも解く『トイ・ストーリー5』の“刺さるポイント”!シリーズ集大成の絆に「共感&泣きました…」
1995年に公開されて以来、30年経ったいまも世界的人気を誇る「トイ・ストーリー」シリーズ、その7年ぶりの新作となるアニメーション映画『トイ・ストーリー5』がいよいよ公開。想像力が豊かで内気なボニーの成長を見守ってきたカウガール人形のジェシー。ところが最先端タブレット、リリーパッドが家にやってきたのを機に、ボニーとおもちゃたちの関係が変わっていく。危機感を抱いたジェシーはウッディにSOSを出し、ウッディは再びボニーの部屋へ戻ってくる…。
すでにSNS上では、「ついにデジタルデバイスが登場するか…」「ウッディが戻ってくるのうれしい!」「映画館に行く前からエモくて泣きそう」といった好意的な反響が寄せられている本作を、ウッディ&バズと共に成長してきた20代から40代のMOVIE WALKER PRESS編集部員たちがひと足先に鑑賞。それぞれの時代ごとに描かれてきたシリーズの魅力を知るからこそ、最新作に込められたテーマやおもちゃたちの活躍に、「とにかく刺さる!」「笑って泣けて感動する」など、存分に堪能したようだ。そんな熱量たっぷりのコメントをピックアップしながら、『トイ・ストーリー5』の見どころを紹介していきたい。
愛され続けて30年以上!これまでの「トイ・ストーリー」シリーズを振り返ろう
まずは、シリーズを簡単におさらい。「トイ・ストーリー」は、人間が見てないところで繰り広げられるおもちゃたちの絆や友情を、冒険やユーモア、感動を交えて描く大ヒットシリーズ。第1作目『トイ・ストーリー』(95)はピクサー作品の記念すべき初長編であり、劇場用長編映画としては世界初のフルCGアニメーション作品。カウボーイ人形のウッディと、最新おもちゃバズ・ライトイヤーが、持ち主の少年・アンディの元に帰るため、反発しあいながらもピンチを切り抜ける冒険物語に、世界中が魅了された。
続く1999年に全米公開された『トイ・ストーリー2』では、最新作でも大活躍のカウガール人形・ジェシーが初登場。おもちゃコレクターに誘拐されてしまったウッディを救うべく、バズたちが奔走する物語が描かれた。本作の物語の鍵を握るジェシーの過去が描かれた重要作でもある。
『トイ・ストーリー3』(10)では、子どもから大人へと成長したアンディとの別れが描かれ、時の流れと共に変化する子どもとおもちゃの関係を見つめた感動作として、ファンの間で語り継がれている。
アンディから新たな持ち主・ボニーに受け継がれたおもちゃたちの大騒動を描いた『トイ・ストーリー4』(19)では、先割れスプーンで作ったおもちゃ“フォーキー”がキーパーソンに。ボニーの元から逃げ出した彼を探す途中、自由な生き方があると知ったウッディは、持ち主のない人生を選択する。役割を終えたおもちゃの自立を描いた区切りとなる物語となった。そして待望の最新作では、ウッディに代わって保安官となったジェシーが、ボニーのもとにやってきた最先端タブレット・リリーパッドと対峙することに!周囲の子どもに合わせタブレットに夢中になり、おもちゃ遊びのなかで輝いていた笑顔を見せなくなったボニー。彼女の笑顔を取り戻すため、バズはもちろんウッディも駆けつけ大奮闘する。果たして、おもちゃたちが子どもにできる本当の役割とは?
「いま作られることに意義のある作品」…「トイ・ストーリー」と共に育ってきた30代はどう観た?
第1作から今年で31年。30代は、「トイ・ストーリー」シリーズと同世代になると言えるだろう。「シリーズと共に成長してきました。小さいころは本当におもちゃが生きていると信じていて、引越しの時には切ない気持ちになりながら寄付に出したのを覚えています」というように、まさにアンディのような経験を積んできた編集部もいるようだ。
さらに、最新作におけるボニーと同じように「アナログなおもちゃにデジタル系が混ざり合っていく子ども時代を過ごしました」とのことで、デジタルによるおもちゃの変化を肌で感じてきた世代でもあるだろう。デジタルとアナログが対立する展開に「ユーモアや冒険ストーリーはそのまま、現代版にアップデートしていておもしろかった」「いま作られることにとても意義のある作品だと思いました」と時代性に合わせた進化を楽しんだようだ。
最も共感したキャラクターにボニーをあげた編集部からは、「幼少期に『みんなが持っているから、私もおもちゃが欲しい』と両親に訴えたのを思い出しました」。ほかにも「友達と自分が違うと感じた時の不安や疎外感が蘇ってつらくなった」と自身を重ねたコメントも。
そして、本作でウッディの後任を務めるジェシーは、友達の輪に入れないボニーのために立ち上がるが、「アンディ×ウッディの物語から、ボニー×ジェシーの物語への世代交代を感じました」というコメントの通り、ジェシーとボニーにフォーカスした本作。ところがボニー本人は、ある理由からおもちゃから距離を置こうとしてしまう。彼女の報われない姿には、「ジェシーが保安官としていままで以上に使命感を持って行動していることもあり、頑張りすぎる彼女を抱きしめてあげたくなる瞬間がたくさんありました」と、感情移入してしまうこと請け合いだ。
