ピエール瀧演じる校長がリズムに乗せて「集団行動の幸せ」を説く!『NEW GROUP』狂気の本編映像をチラ見せ
<著名人コメント>
●綾辻行人(作家)
「大勢の生徒たちが組み体操をしながら襲ってくる!というホラー映画史上前代未聞の場面だけでも、一見の価値がある。クライヴ・バーカーの傑作小説『丘に、町が』をつい思い出しながら、『おおーっ』と声を上げてしまった。『みなに幸あれ』から注目している下津優太監督だが、やはり目が離せない」
●夜馬裕(怪談師/作家)
「校庭の中央に現れた、組体操で作られた人間ピラミッド。この不気味な出来事はさざ波のように広がり、学校を、街を、世界を静かに覆っていく――。集団の一員であることの安心と無機質さ。群れから外れた個人としての不安と自由。展開が予測できない奇抜で不気味な作品でありながら、そこあるのは紛れもない私たち自身の物語。観る者の心を揺さぶる、新たな社会派SFホラーの誕生に刮目せよ!」
●吉田光希(映画監督『廃用身』)
「違和感があまりに連続するので、『そこまでやりますか!?』と何度も吹きだしてしまいました。なにが起きているのかわからないのに、降りられない乗り物に乗せられている感覚。不条理を比喩に回収せず、すべてを現実として押し通してしまう。単なる『集団の怖さ』の映画ではない。いつの間にか集団に属する心地よさまで見えてくる。その危うさにゾッとしました。これ、IMAXで上映したらどうですか!?」
●宇野維正(映画ジャーナリスト)
「『NEW GROUP』を非現実的な作品だと思った人は幸せだ。自分にとって本作は、最初から最後までいまの日本の現実でしかなかった。『WEAPONS/ウェポンズ』や『プルリブス』との同時代性にも注目」
●野水伊織(映画感想屋声優)
「みんな同じでマジョリティ。同じじゃなければ敵、同じじゃなければ潰す(物理)。そうして思考を放棄させて"同じ"を強いてくる、これは同調圧力アポカリプスホラーと言えるだろう。人間ピラミッドが肥大していく様は滑稽だが恐ろしい。それはきっと、その背景に現代社会を感じるからだ。少数の孤独に耐えるよりも、個を殺して多数派に成る方が幸せなのか。きっとピラミッドは、私たちのすぐ後ろまで来ている」
●ISO(ライター)
「『前にならえ』こそ美徳。そんな軍隊式教育の残滓がいまだ息づく日本の教育、ひいては日本社会の気色悪さを穿つジャンルレスな一撃。ぶっ飛んでいるが、それと同時にこれほど切迫感を持った物語を"人間ピラミッド"なんて題材から紡ぐとは。笑いながら背筋が冷える。下津監督のイマジネーションは一体どうなってんだ!」
●SYO(物書き)
「組体操で同調圧力を描く発想とマジで映画化した実現力…これが作家性だ。そしてこれこそ真の社会風刺ホラーだ。観たかったの先を行く下津優太監督にまたも震わされた」
●末廣末蔵(ジャンル映画大好きツイッタラー)
「秩序としての集団、同調、いや諦念としての集団を憎みに憎んだ結果、その忌むべきものに『組体操』と言う狂った姿形を与えてしまった恐るべきビジョン。こんな映画、他に無いだろう。搾取構造のピラミッド社会、トゲトゲして角張った世の中に、あの山田杏奈が立ち向かう、僕らの丸い地球のために。こんな映画、思い付くわけがないだろう。不確実な時代の二極化社会に血の混じった唾を吐く、それでも『人間の絆』を信じたい魂魄の博愛ホラー映画が誕生してしまった」
文/鈴木レイヤ
