近づくほどに、臆病になっていく2人の距離…脇役同士が紡ぐラブストーリー『モブ子の恋』最終予告
桜田ひよりと木戸大聖がダブル主演を務める『モブ子の恋』(6月5日公開)。本作の最終予告が到着した。
本作はWEB漫画サイト「ゼノン編集部」で連載中の田村茜による同名コミックを、ドラマ「silent」や「海のはじまり」を手掛けた風間太樹監督のもと映画化されたラブストーリー。人見知りで控えめな性格の女子大生“モブ子”こと田中信子(桜田)と彼女がアルバイト先で出会う大学生、入江博基(木戸)のせつない恋模様を描きだす。桜田と木戸のほか、早瀬憩、唐田えりか、草川拓弥、荒木飛羽、古舘寛治など若手からベテランまで個性豊かな俳優陣が名を連ねている。
常に周囲から一歩引いて生きてきた信子。彼女にとって世界は、自分以外の誰かが輝くための場所だった。そんな彼女の静かな毎日に、同じ場所で働く入江という小さな、けれど温かい光が差し込む。このたび解禁された最終予告では、劇的なドラマではなく、どこまでも些細で、だからこそ胸が締め付けられる恋の断片の数々が映しだされる。
揺れる電車のシートで、お互いを意識しながら緊張の面持ちで隣り合う時間。高く積まれた荷物に手を伸ばした瞬間に、偶然触れそうになる指先。夜のファミレスで正面から向き合い、あふれそうになる感情に思わず潤んでしまう瞳。濁りのない真っ直ぐな想いが交錯するその空気感は、まさに“最高純度のラブストーリー”そのものだ。そして、お祭りの提灯が優しく照らす夜道を、戸惑いや葛藤を抱えながらも相手の手を引いて走りだす瞬間。言葉を重ね、不器用な日常を積み重ねていくたびに、世界のすみっこにいたはずの2人の輪郭が、少しずつ鮮明になっていく。
しかし、恋はきらめきだけではない。相手を大切に想えば想うほど、自分自身の不器用さが浮き彫りになり、傷つくことや離れてしまうことが怖くなる。近づきたいのに一歩が踏みだせなくなるような、誰もが一度は経験したことのある“恋の痛み”が、にしなが書き下ろした主題歌「クローバー」の儚くも優しいメロディーに乗せて、叙情的に綴られる。
自分の人生を生きようとするヒロインの不器用な恋を、繊細な映像で活写する『モブ子の恋』。最終予告でその世界観に触れてみて。
文/サンクレイオ翼
